あいとゆうきのむだばなし

帰宅したので、ブシ発表会の内容を聞いて思った事をちゃんと書いていきます。
無駄に長いです。経営とかに興味無い人は、スルー推奨。


○ＶＳの参戦タイトルについて。

ＶＳに「まぶらほ」参戦は驚きました。
カードゲームに自分の知っている作品が参戦するのは、シスプリに続いて２回目。
本気でやってるChaosは参戦作品を一つも知らないのに、
ＶＳはどんどん自分好みの作品が参戦していく…。

まぁ作品がどうとかでカードゲームやってないので特に何も問題無いですけどね～。
僕にとってはシステムが全てです。

とりあえず、「神代 凛」は俺の嫁。無限回収よろしく！


○東方混沌符について。

「東方厨」って、東方が好きな人って意味じゃなくて、
東方好きのマナーが悪い人って意味じゃないのかな？

まぁそんな事はどうでもいいんです。こっからがこの記事の本題。


僕が気になっているのは、またしても「ルール流用」なのかという事。
ここ最近、「ルールが一緒で参戦作品が違う」みたいなカードゲームって増えてますよね。

例えば…
・「CLAMP in CARDLAND」と、「ロザリオとヴァンパイアＴＣＧ」と、
「ああっ女神さまwith逮捕しちゃうぞＴＣＧ」はルールが一緒のカードゲーム。

・「バトルスピリッツ」と、「ミラクルバトルカードダス」は、
ルールがほぼ一緒だけどもルール用語の名称が違ったりするカードゲーム。

・クルセイドシリーズ

・サンマガとＶＳ

・Ｃｈａｏｓと東方混沌符

ちなみに、混ぜて遊べるゲームは僕の批評対象とは多少ズレます。
サンマガとＶＳの関係は良い試みだと思っていますし。
サンマガとＶＳが混ぜて遊べなかったら、怒ってました。


新しいルールを採用せず、既存のルールを流用する意味は何なのか。
メーカー側にもユーザー側にもメリットがあるのは理解出来ます。
しかし、その裏には業界が崩壊する危機が見え隠れするように感じます。

何が言いたいかと言うと、新しいルール作れよ、という事。
このままだと、“新しい試み＝参戦作品の奇抜さ”としてしか考えられなくなります。
色んなルールがあってこそのカードゲームなのに、
ユーザーの選択基準は“どの作品が参戦しているか”になり始めている。
これではブシロードが一人勝ちして、他のメーカーはどんどん潰れていくのでは。

メーカー側のメリットとしては、こんな感じでしょうか。
・新しいルールを作らなくていいのでコストがかからない。
・サポート対応などが、効率よく行える。
・開発会社も変わらないから、取引も楽。
・ルール流用元のカードゲームをやっていた人が、新しい方も買ってくれる。
・上とは逆に、新しい方を買った人が、流用元も買ってくれる。
・いわゆる売り逃げも楽。

でも、デメリットだって絶対あるはず。
・流用元のルールに人気が無いと、新しい方も成功しない。
・ルール重視でゲームを選ぶ人は、新鮮味がないから興味がわかない。
・参戦作品の善し悪しが評価され、ルールは評価されなくなる。
・良いルールを持っているメーカーが一人勝ちして、他のメーカーは太刀打ちできない。
・ルールを作らなくていいわけだから、開発会社の仕事が減る。
・老舗の開発会社のみが仕事を与えられ、新参会社が成長しない。


確かに、一度成功したルールを使うのはメーカーとしては安定な選択だろう。
しかし、そのルールは果たして本当に“いいもの”なのか？
個人的な意見だが、バトスピのルールには問題があったように思えるのだが。
強くてカッコいいカードのコストが重すぎて実戦でほとんど使えないとは、コレいかに。
ワンピースとドラゴンボールという作品を利用するのは非常に興味があったのに、
バトスピとルールが同じじゃあ先が思いやられると感じてしまった。
「売れればいい」という考えがどこかにあるんじゃないだろうか。


新しいものではなく、安定を目指し始めている。
メーカーも、ユーザーも。
これじゃあ業界はいつか滅ぶよ。


…と、考える人間がマイノリティなら、たぶん大丈夫だけどね。
メーカーの戦略とユーザーのニーズが一致するなら中身なんて売上に関係しないから。

でも、その両者の考えに差が生じる時が来る気がしてる。
まず問題は、もうどこもブシロードに勝てなそうな事。
日本のカードゲームが全部“萌え”を目指して、それでいいのかい！？
（別にこれが問題なのではありませんよ。）

人気作品を使用したりしない自由なカードゲームって、
もう作れないんじゃないだろうかとさえ思ってしまいます。


ぜひ頑張って欲しいな。業界の方々には。



…って、思いましたｗ長文サーセンｗｗ

ではでは～。