多重構造世界　～ＴＣＧ～

※はじめに
この記事では、モンコレスキットの内容について突っ込んだり、意見を出したりしますが、
スキットはもともと初心者を対象に書かれたものであり、内容が悪い等の非難ではありません
そこから一歩踏み込んだプレイを行ってみようという参考になります
尚、多分に私の好みの運用論が入りますので絶対にこうした方が良いというわけでもありません
あらやだ、じゃぁ、役にたちませんね
　
　
　
TEA：「そいでは本日はToCaGeで絶賛公開中のモンコレスキットについて色々語ってみたいと思います」　
ネカマのTEA（以下、ネカマ：「絶賛とかどこから解るのよ」
　
TEA：「例え閑古鳥が鳴いていても絶賛公開中とか好評とか言うものなんです」
　
ネカマ：「ああ…映画とかね」
　
TEA：「まぁ、しいていうなら私には絶賛されてます」
　
ネカマ：「…実際内容は良いと思うけどね」
　
　
　

　

『１８００円』

ネカマ：「ぼったくられてるわね」
　
TEA：「ぼったくられてますね」
　
ネカマ：「定価の場合、ポイントとか特典とか付くのが普通よね！」
　
　

『マリガン』

TEA：「初手にユニットがいなかった場合、１度だけデックをシャッフルし直すことができます」
　
ネカマ：「ここで相手を待たせているからと慌てて混ぜるとまたいませんでしたってことになっちゃう」
　
TEA：「さらにもう一度のマリガンは出来ませんので気をつけましょう。あと焦るとシャッフルミスってカードばらまいたりします」
　
ネカマ：「それをよくやるのは君だけかなぁ」
　
　

『ドラゴンのような雄叫びをあげる』

ネカマ：「ほんとは『運命（ダイス）の女神にラブスターを生け贄に捧げる』が正しいわ。大会が終わるころには周囲が血みどろになるのが問題ね。モンコレが１度衰退したのはそこらへんがネックだったからだし」
　
TEA：「こらこらこら」
　
　

『いでよ！新！大！陸！』

ネカマ：「これは良くない手ね」
　
TEA：「通常だと後攻側は２ターン目に地形配置するのは割とメジャーな手ではあるんですけどね。今回は良くないですね…といいつつそれもまた一概には決められないんですが」
　
ネカマ：「注意点は相手の召喚したユニットの移動能力」
　
※『長距離飛行』『特殊移動』に注意
『長距離飛行』
：次のスキットで紹介されてますが、ユニットの移動タイプのひとつです。１マスずつしか移動できないユニットが多い中、長距離飛行の移動タイプのユニットは直線上ならば、２マス移動出来ます
『特殊移動』
：主に『○地中移動』『○深海移動』などの名称で表記されるユニット固有の移動能力です。条件を満たした地形に上記の移動タイプに関わらず移動することが出来ます
　
TEA：「生徒会長の召喚したユニットの中に『長距離飛行』で移動できる『クラウド・ペガサス』がいるので、「誰も（ユニットの）いない」地形を置いちゃうとただで相手に地形を取られちゃいます」
　
ネカマ：「モンコレの勝利条件は「相手本陣を落とす」事。出来る限り相手のユニットを本陣には近付けないプレーが重要になってくるわ。そのために、常に相手の移動能力は把握しておくことが重要、というか必須事項ね。SLGで相手ユニットの移動力を確認するのと同じ事よ」
　
TEA：「で、さんざ言っておいてなんですが、「一概に」の部分をちょっと説明しておきます。『クラウド・ペガサス』が次ターンに自軍地形を支配しても次ターンに取り返す「自信」があれば、逆に今回の地形配置は誘い水となります。特にきめるくんが召喚するユニット達は『豪天城の戦鬼』の中でもベストPTといっても過言ではありませんから攻め込んできたユニットを蹴散らす事が出来ればやっかいな『長距離飛行』ユニットを早めに片付けることが出来るのです。「自信」、勝てるかどうかの裏付けとしては、『クラウド・ユニコーン』が２レベルであり…ちょっと長くなりますので箇条書きにしてまとめさせてもらいましょう」
　
・『クラウド・ユニコーン』は２レベル
・会長の召喚したユニット達をみると偶数で構成されている。ていうか『蒼天界の神馬』に偶数ユニットしかいないので即時召喚出来るユニットが限られている
・現環境として即時できる偶数ユニットは３レベルユニットに比べると、一段落ちる性能である
・よっぽどの事がなければ勝てんじゃね？
・相手に即時がなければ来ないかもしれないし。来ないなら相手の手札の有効札の有無のひとつの確認になるし
　
TEA：「とまぁ、そんな風に考えれば、罠として地形を配置するのはそれほど分の悪い賭でもないですが」
　
ネカマ：「それでも賭になることは確かなので、リスクリターンを天秤に掛けてしっかり考えましょね。正直あんまりリターンはないかも」
　
TEA：「なんかこうして文章にすると２ターン目にして、考えること多すぎな気がします」
　
ネカマ：「改めて書き出すとね～。実際はほとんど条件反射的に選択しちゃう程度のことけど。まぁ、慣れよね」
　

　

『いきなり英雄・・・しかもなんだあのシャチってユニット・・・書いてあることおかしくないか・・・』『オーガの力にひれ伏すがいい！！』

TEA：「『シャチ』『ＫＯＤ』のセットとか」
　
ネカマ：「なんというビギナーズ・ラック。これ、ことによったらこのまま電車道出来る手札周りよね」
※「電車道」：相手本陣までただまっすぐユニット進めて速攻圧勝してしまう状況のモンコレ用語。たんに余分な地形を配置しない勝負のことを言うこともある
　
　

『メインフェイズに地形カード"雲ひとつない空"を本陣左に配置。さらに地形カード"朧月夜"を本陣前に配置』

ネカマ：「これはデックの持ち味を殺しちゃってるかしら」
　
TEA：「『飛行』のユニットが多くいることで、戦場に広く展開できるのが強みですから、進軍を遅らせてしまう地形配置はあんまり好ましくないでしょう。この場合は、２枚目の地形は「本陣の左右斜め前のどちらか」に配置してなるべく相手本陣へ近づくようにした方がいいですね。まぁ、ここで飛行の説明を入れたくなかったんでしょ。尺的に」
　
ネカマ：「第２回で飛行の説明してるしね。君ならどう置いてる？」
　
TEA：「本陣の左右どちらかに、『朧月夜』を。その『朧月夜』の前に『雲ひとつない空』配置。で空の方に全軍移動させてますね」
　
ネカマ：「何その後ろ向きな布陣…。シャチにびびりまくってるじゃないのさ。それじゃ有効札ないのもバレバレだし。だいたい『長距離飛行』を活かして空の地形支配じゃないわけ？」
　
TEA：「だってシャチに勝てる自信も朧月夜守れる自信もないもの！」
　
ネカマ：「情けないわねー」
　
TEA：「ネカマさんならどうすると」
　
ネカマ：「『雲ひとつない空』を本陣前に、その左右どちらかに『朧月夜』を配置。空に全軍前進。…ていうか、自軍本陣前以外に『雲ひとつない空』配置とか意味わかんないし」
　
TEA：「（テキストを読む）…あ、これ支配ユニット１体だけだ！」
※支配ユニットという対象制限を見逃していたらしい　

ネカマ：「理解してなかったのか」
　
TEA：「う、でもでもネカマさんだって敵本陣前に進軍してないじゃないですか」
　
ネカマ：「勝てない勝負挑むよりも、本陣にリーチかけてプレッシャーかける方が有効ッしょ。もしかしたら本陣からシャチ出てこないかもしれないし」
　
TEA：「うう…て、てなわけで地形の配置は先のこともよーく考えて行おうねってお話でした！」
　
ネカマ：「ごまかしたー」