カードゲームについての四方山話

妙に早く起きたので、暇つぶしに更新します。

最近私の近くで、他のTCGからZ/Xに来る人が増えているようで、この間大会後に新顔さんとフリープレイしていた時に聞かれたのが、

「Z/Xって先攻と後攻どっちが有利なんですか？先攻っていう人多いですけど、やっぱそうなんですか？」

というものでした。

Z/Xは、無作為に先攻と後攻を選ぶので、ジャンケンで勝ったからといって、「じゃあ俺後攻ね。」みたいなことにはならず、勝ったら先攻、負けたら後攻、という感じになるので、積極的に取りたい方を取る。

ということはし難いですが、先攻、後攻の利点を大体でも知っていると、ジャンケンした後に、マリガンになるので、自分の手札は先攻向きなのか、後攻向きなのかの、マリガンするかどうかの判断材料位にはできます。

とまぁ今回はそういう話になります。


さて、本題に入りますが、Z/Xは先攻有利という人が多いみたいですが、実際の所はどうなのでしょうか？

間違いじゃ無いと思いますし、一応正しい答えでもあると思うのですが、私自身の考えでは、この先攻有利には但し書きが入ります。

正確には、「手札に相手のスタートカードを倒せる今すぐ出せる3コストが居て、次の自分のターンに相手が返しのターンに出してきたぜクスを倒せるぜクスを引いてくるか、手札に持っているなら、先攻有利」だと思っています。

最初のターン相手のスタートゼクスを倒せないと、先攻有利のかなりの部分が消えますし、返しの自分のターンで相手が出すであろう3コストゼクスを倒せないと、これまた先攻有利の旨みがかなり抜け落ちます。

要するに、Z/Xにおける先攻有利は、一度先に攻撃の態勢に入ってしまえば、相手がゼクスを出した返しのターンに相手ゼクスを始末していくだけで、一方的にこっちだけが攻撃する展開にもっていけることが最大の強みになります。

それを崩すためにIGなどがあるのですが、そもそも発動回数が同じと仮定すると、結局先攻側が有利なままとなるのが先攻の強い所ですね。

さて、ここまで先攻の強い所を話してきましたが、相手や自分の手札次第で、勿論後攻の方が強い場合も多々存在します。

Z/Xは、手札4枚スタートのゲームですが、先攻にはドローがありません。

よって、先攻プレイヤーは、4枚の初期手札で、こちらのスタートゼクスを潰せなければ、その時点で、先攻の旨みは、かなり消えてしまいます。（返しのターンで相手の出してきたぜクスを処理出来ない場合も同様になります。）

後攻のプレイヤーには2枚ドローが初ターンから付いてくるので、実質手札6枚スタートになり、先攻に比べて、事故率が非常に低いです。

それに加えて、先攻プレイヤーにとっては、リソースに1枚置いて、場に1置くというのを、4枚の初期手札で行う関係上、手札に高コストがあれば有るほどキツクなり、中盤に絶対要るんだけど泣く泣くリソース行きなどの場面も増えてきますが、
後攻だと、2枚位高コストが入っていても、まぁ温存していくか。といった先を見たプレイを先攻よりし易くなります。

つまり結論としては、手札が結構良く、引きもいいなら先攻のがいいけど、手札がちょい微妙だったり、白などを混ぜて防御札を握っているなら、後攻のほうがいい場合もかなり多いという感じだと思われます。

最初頭の中で、考えてやってるうちは、両方引きが同じ位良くて、IGが決まる回数が同じなら先攻有利じゃねーか。と思っていたのですが、

実際に数やってみると、先攻を活かせる手札や、相手の引きの条件がそこそこキツク、「よしよし、後攻ならいけるな。」と思う事も多く、英雄達の戦記でも、ジャンケン全敗にも関わらず13戦9勝4敗と一応勝ち越せる程度には勝率も保てる感じだったので、

個人的には、コレまでやったTCGの中では、今の所、トップクラスに先攻、後攻の差がほとんど無い良いバランスだと思います。