以前、某社長と話していて、その方がとあるTCGで「シニア・アドバイザー」という肩書きを持っているという話をしていたときに、こう言ったことがある。
「シニアは“年上”で、アドバイザーが“助言者”ってことは、『シニア・アドバイザー』って『説教親父』ですよね」
自分的に誰うまかと思う。
で、そんな前振りを伏線にしつつシャッフルの話。長文注意。
ってな感じで色々書きためていたんだが、かなりの部分を弟子のMiyuにすでに書かれてしまった。http://tocage.jp/blog/1186/1321197304.html をまずはご覧じあれ。
ToCaGe内含む色んなとこで「差し込みは止めさせるべき」だの「8切りは禁止にすべき」だの言う台詞が聞こえてくるが、はっきり言って笑止千万。こういう文句を言っている人は、そもそも『シャッフルとは何ぞや?』がわかっていない。わかっていないのに文句を言う。この時点でお話にならない。
各種フロアルール的に言えば、シャッフルとは「十分な無作為化」である。何をもって十分な無作為化であるかと言うならば、「山札内のすべてのカードにおいて、絶対的・相対的に位置が判別できない」である。なので、差し込みをしようが8切りをしようが、その後に「十分な無作為化」ができてれば何の問題も無いし、逆に何らかの理由で「十分な無作為化」ができていないと信じるのであれば、それは積み込みなり「不十分な無作為化」に関するペナルティで罰すればいいだけ。なのに、「十分な無作為化」処理を行う前の手順に文句をつけることの意味は全く無いし、そこに文句をつけることは「自分は十分な無作為化に関する理解をしていません」と白状するも同等だ。
「ディールシャッフルはシャッフルでは無い」とは、承前リンク先の動画の言うとおりなんだが、シャッフルの補助にはいいと思う。ただし、やり過ぎることに意味は無いし、イカサマの温床なんで、適度に。ちなみに、試しに何かのカード(トランプとか)を40枚集めてきちんと何らかの順番で並べて、8切りの後で5切りして、結果を見てみるといい。この段落で何が言いたかったかがわかるから。
{マッシュ(ファローって言う人もいるけど自分はマッシュって言い方が好き)数回→ヒンズー数回}ってやり方を数回繰り返せば、基本的には十分な無作為化に足りるだけのシャッフルをしていると見て問題ないかと。マッシュを前述動画の「逆ずらし」(上半分の上8割ぐらいと、下半分の下8割ぐらいをかみ合わせる)でやればほぼ完璧。さらにこれを、手元を見ずにやれればパーフェクト。事前に差し込みをしようが8切りしようが、控え室の順番を変えようが何しようが、これをやって文句を言うジャッジはいないよ。
物事を非難する場合は、まずその物事を理解すること。「何となく気持ちが悪い」だけでは誰も納得させられないし、そんな理屈には誰も耳を貸さないから。
登録タグ: シャッフル
テーマ:日記 | 投稿日時:2011/11/23 04:12 | |
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