もう昨年の話になってしまったが、ブロック5構築ハーピィの可能性としてパーティのレベル構成を3・3・4にしてはどうかというのがあった。以前に僕が無視すると言った話なんだけど掘り下げて書いておく
前提として、本陣以外の地形もリミット10で戦うことを想定しているので普通のデックよりも地形が多めに採用されると考えていい。
獅子心騎士エヴァ(5A-002T)
種族はバステト/ビースト。英雄点2だけのことはあり基礎値に比して多めの常備能力を持つが、火聖*枠はともかく後攻時にしか意味のないディフェンダーはハーピィにあまり役立たない。また、宣言型特殊能力のコストにビースト(バステト)を要求するのでハーピィを多用するのも好ましくない
もともとバステトの種族デックで使うためのカードなのでハーピィに合わなくて当然ではある
ジャイアント・アルマジロ(5A-007T)
即時召喚可能な防御6で先攻を取れれば6/6だが、それ以外で戦闘の役に立つ要素がほとんどない。イニシアチブ修正も対抗枠も残りの6レベル分で用意しなければならなくなるのでハーピィ向きのユニットとは言えない
リオネットの盾髪騎士(5A-010T)
種族はバステト/ビースト。汎用性の高い聖*枠に加えてレベル分の攻撃力と防御力を備えた即時召喚可能なユニットでとても使いやすいが、ハーピィにとっては足が速くない点で低評価。取り立てて欠点も無く単体で見れば非常に優秀なユニットではある
レオーネの黄金騎士(5A-011T)
種族はバステト/ビースト。同名で別能力のカードがRRというだけあってスペックだけ見ればとんでもなく優秀なのだが、ハーピィデックに放り込むと考えると能力が死ぬ(ブロック5構築で使える3レベルのビーストはブラッディ・バットしかいない)ので残念な気持ちになる
レオーネの神言騎士(5A-012T)
種族はバステト/ビースト。チャージと*枠で攻撃しててもそれなりに対抗できるが真価は行動完了能力に追加コストでビースト(バステト)投げると確実に相手を行動完了にできる点。コロナの日輪隊がかわいそうになる性能
アビス・ガルム(5B-008T)
即時召喚可能でイニシアチブ修正が+2もあり、火と魔のスペルで対抗枠も備えている上に枚数制限解除。おそらくブロック5のカードプールではもっともハーピィに親和性のある4レベル
シーサー(5C-005R)
種族はビースト単一種だが、能力のコストに(ビーストでは代用できない)バステトを要求する。単純に基礎スペックだけ見ればレオーネの黄金騎士とまったく同じ、つまり非英雄の中では群を抜いて優秀だと言える。さらに言えば手札コストのバステト1枚で得られる効果は加速減速を選んでのイニシアチブ修正値とそれに合わせた攻防いずれかの上昇、小さな鉄巨兵ハデスである
アビス・フォックス(5C-054U)
種族は妖狐/ビースト。狐と奈落の橋渡し役なので一見して何でも出来そうに見えるが、いずれの要素も薄いとシナジー効果の恩恵を得られず逆に何も持ってない方が足を引っ張らなくて済む
可能性の獣だが本当に可能性しか持っていない。ハーピィに加えて奈落要素と妖狐要素を積んだ後でさらにここまで積むのか? という話である
ベルヴィオンの炎騎士(5C-056U)
種族はアンデッド/ビースト。どちらかというと魔剣デックに採用されるユニットだが、アイテム枠はあるしアンデッドの要る地形なら即時召喚できるので、オルクス軍に徴兵されることもあるかもしれない。どちらにせよアイテムを使わないハーピィにとっては他の候補を検討した方が有益
リオネットの紅騎士(5D-052C)
盾髪騎士の聖*枠が火*枠になった以外は種族も含めて全く同じ
アビス・オルトロス(5D-057U)
種族はディアブロ/ビースト。イニシが速くて固定値4点の火が吹ける、仕事はライカに似てるが奈落シナジーがないとダメージ増えないので威圧感はそれほどない
ワルキュリア黒槍騎兵隊(6C-029C)
種族はワルキュリア/ビースト。過不足なくレベルに等しい攻防、進軍に有利な飛行、手札を選ばないアイテム枠と*枠で何でもできる! ただ何でもできすぎるのでハーピィに要らないアイテム枠が無駄になる。同族(ワルキュリア)がいれば即時召喚もできるようになるので黒槍20枚くらいでデック組むといろいろ遊べて楽しい
ワルキュリア天鏡隊(6C-030R)
種族はワルキュリア/ビースト。どちらかというと防御寄りの基礎値にアイテム枠、除外シナジーがないと低火力な普通タイミングの能力とハーピィデックで採用するには不向きな点が多すぎる
ワルキュリア魔神討伐隊(6C-031U)
種族はワルキュリア/ビースト。昔の進軍能力を備えていれば採用される目もあったかもしれないが、ワルキュリアデックの除外シナジー強化ユニットなのでハーピィデックにお呼びではない
ケルブ(6D-051R)
種族はエンジェル/ビースト。ワルキュリア専用のサポートユニット。ハーピィにとって役に立ちそうな要素が飛行と即時召喚可能であることと*枠くらいしかない。まだブロック4のフォーステイルがマシなくらいである
ワルキュリア聖斧隊(6D-053R)
種族はワルキュリア/ビースト。対抗でパーティ全体に2ダメージをばら撒き、アイテム枠を持っていればダメージ追加で牛や錬金生物まで倒せたりする。そのため下手にアイテム枠を持っていない方が安全だったりもするが、ハーピィは素の2点でも致死ダメージ
まぁ女性は斧を振り回せば魅力が2割増しくらいになるので優遇されるのも仕方ない(個人の見解です)
と、ここまで評価すればハーピィにとって有益かどうか以前に、ブロック5構築のビーストがいかに排他的かわかってもらえると思う。より正確に言うなら、ブロック5構築の4レベル帯は同族シナジーを形成してデックを組む種族が大多数を占めていて、その一部がメイン種族のついでにサブ種族としてビーストでもあるというカードプール
ちなみにブロック5構築で採用できるリミット10の地形は鳥人聖域(バードマンとのシナジー)、海魔の岩礁(アクアリウム/スキュラとのシナジー)、世界蛇のうねり(世界蛇とのシナジー)、暴風雨(枚数制限解除)なのでリミット以外にうまみがあるわけでもない。オープン構築と違って時空門などが採用できるわけでもないので必要最低限の枚数でやりくりすることになると思われる
結論として、僕は3・3・4構築のハーピィデックは推奨できないが、もし組めと言うのであればアビス・ガルム(火魔)を6~8枚くらい積んでライカ(火風)を中心にした先攻型のデックか、後攻を取ることを前提にシーサーや黄金騎士にコロナを加えた重スペルになるんじゃないかと思う
カードプールをオープンまで広げたらマナティやウィンリィがレイカ族と合うかもしれない
登録タグ: モンスターコレクションTCG
テーマ:日記 | 投稿日時:2017/01/05 22:23 | |
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