カニ。

《爆裂魔法》を唱える上で重要になるルールの話
めぐみんに絡む「ゆんゆん」とめぐみんに付き合う「カズマ」の能力が《爆裂魔法》を唱える際にどう作用するか、そしてどう処理するかのお話
　
まずは関連カードのテキスト、あと総合ルール
これ書いてる時点でのルールはver.2.52 (最終更新日：2016年5月17日)
　

爆裂魔法
【使用】〔自分の手札１枚を控え室に置き、自分のパートナーの「めぐみん」を【表】【スタンド】から【裏】【リバース】にする〕
【Main】以下の２つから１つを選び、このカードを手札に戻す。その後、バトルフェイズ終了時まで、自分は「めぐみん」をアタックキャラに選ぶことができず、《爆裂魔法》を使用することができない。
・目標の相手キャラ１体に10ダメージを与える。
・相手の前列か後列のフレンドすべてを【裏】にする。この効果で【裏】にしたキャラは、バトルフェイズ終了時まで【表】にすることができない。

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めぐみんに付き合う｢カズマ｣
【登場】〔自分のキャラ１体を【表】【スタンド】から【裏】【リバース】にする〕
【乱入】〔自分の【表】のフレンド１体を控え室に置き、自分の「めぐみん」を【裏】から【表】にする〕
[自動]自分のパートナーが「めぐみん」で相手のキャラが自分のカードの効果で【表】から【裏】になった場合、ターン終了時まで、このキャラは攻撃力と耐久力が２上昇する。その後、相手の【裏】のキャラが３体以上登場している場合、追加でこのキャラは『貫通』を得る。
[自動]【ターン１】自分のターンに自分のパートナーが《爆裂魔法》のコストで【表】から【裏】になった場合、相手の控え室のカード２枚をバックヤードに置いてもよい。そうした場合、そのキャラを【表】【スタンド】にする。

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めぐみんに絡む「ゆんゆん」
【登場】〔自分の【同OS】のキャラ１体を【裏】から【表】にする〕
[永続]自分の「めぐみん」がバトルに参加している場合、バトル相手のスキルすべてを無効にする。
[自動]【ターン１】自分のパートナーの「めぐみん」が【表】で、自分がイベントカードを使用した場合、ターン終了時まで、目標の自分のキャラ１体は攻撃力と耐久力が２上昇する。その後、自分の手札１枚をバックヤードに置いてもよい。そうした場合、自分の控え室の【同OS】のイベントカード１枚を手札に加える。

　
長いので不要そうな部分は割愛する。しかし割愛しても長い

9. カードや能力のプレイと解決

9.3. 能力と効果の有効と無効
9.3.1. なんらかの効果により、特定の能力が有効であったり無効であったりすることがあります。この場合、以下に従った処理を行います。
9.3.1.3. 無効になっている起動能力や自動能力はプレイできません（9.5）。また、無効になっている自動能力は待機状態（9.6.2）になりません。
9.3.1.3.1. 待機状態になっている自動能力が実際にプレイしようとする段階で無効になっている場合、それはプレイできず、待機状態が1回取り消されます。

9.4. チェックタイミング/プレイタイミングと能力や効果
9.4.1. チェックタイミングが発生した場合、ゲームは以下の手順で進行します。
9.4.1.1. 現在処理を行うべきルール処理すべてを同時に実行します。その結果新たに行うべきルール処理が発生している場合、この手順を行うべきルール処理が残っている間繰り返します。
9.4.1.2. メインプレイヤーがマスターであるいずれかの自動能力が待機状態になっている場合、メインプレイヤーはそのうち1つを選び、プレイと解決を行います。
9.4.1.3. 現在処理を行うべきルール処理すべてを同時に実行します。その結果新たに行うべきルール処理が発生している場合、この手順を行うべきルール処理が残っている間繰り返します。
9.4.1.4. サブプレイヤーがマスターであるいずれかの自動能力が待機状態になっている場合、サブプレイヤーはそのうち1つを選び、プレイと解決を行います。
9.4.1.5. この時点で、行うべきルール処理が残っているか、待機状態の自動能力が残っている場合、9.4.1.1に戻ります。そうでない場合、チェックタイミングを終了します。

9.5. カードや能力のプレイと解決
9.5.1. キャラカードやセットカードをアリーナに出す、カードの能力を使用することなど、プレイヤーがカードテキストやルール上の手順を行うことを‘プレイ’と呼びます。
9.5.2. 起動能力や自動能力や手札のカードは、プレイすることによって解決され、効果を発生します。永続能力はプレイされることはなく、常に効果を発生し続けています。

9.5.3. カードや能力をプレイする場合は、以下の手順に従います。
9.5.3.1. プレイする能力や手札のカードを指定します。
9.5.3.1.1. 能力やカードにプレイのための条件が指定されている場合、その条件を満たしていることを確認します。
9.5.3.1.2. プレイするのがカードである場合、そのカードを解決領域に移動します。
9.5.3.1.3. カードや能力のプレイまたは‘使用’を誘発条件とする自動能力は、この時点で待機状態（9.6.2）になります。

9.5.3.3. カードや起動能力をプレイするための代償を決定し、そのすべての代償を実行します。その代償のうち一部、または全部を実行することが不可能である場合、このプレイのための代償はまったく実行されず、カードや能力のプレイは取り消されます。
9.5.3.3.1. プレイされるカードや起動能力に、そのプレイに対応する【】〔〕で示される代償が存在する場合、それはこの時点で実行されます。
9.5.3.3.3. 代償は表記された順番に従って実行されます。

9.5.3.4. カードや能力の解決を行います。カードの種類や能力によって以下の処理を行い、その後に解決を終了します。
9.5.3.4.3. プレイしたのがイベントカードである場合、そのイベントカードの効果を実行し、その後にそのカードをオーナーの控え室に置きます。
9.5.3.4.4. プレイしたのが起動能力や自動能力である場合、その能力に示された効果を実行します。

9.6. 自動能力の処理
9.6.1. 自動能力とは、特定の誘発条件が発生したときに、その後に発生したチェックタイミングでプレイされる能力を指します。
9.6.2. なんらかの自動能力の誘発条件が満たされた場合、その自動能力は待機状態になります。
9.6.2.1. 自動能力の誘発条件が複数回満たされた場合、その自動能力はその回数分待機状態になります。

9.6.3. チェックタイミングが発生している段階で、自動能力のプレイを求められているプレイヤーは、自分がマスターである自動能力のうち待機状態のものを1つ選び、それをプレイします。プレイされた能力の解決後、その自動能力の待機状態が1回取り消されます。
9.6.3.1. 待機状態の自動能力のプレイは強制で、プレイしないことを選択することはできません。ただし、自分がマスターである自動能力が複数待機している場合、そのうちのどれを先にプレイするかを選ぶことは可能です。

9.6.3.3. 自動能力のプレイを求められているプレイヤーがマスターである待機状態の自動能力が複数ある場合、そのプレイヤーはそのうちの任意の1つの自動能力をプレイします。どの自動能力が先に待機状態になっていたかは問いません。

　
ではカズマとゆんゆんが揃った状態での《爆裂魔法》を具体例にします
　
対戦相手に「《爆裂魔法》を使います」と伝えます　(9.5.3.1)
《爆裂魔法》を読み上げ、手札に１枚以上のカードが残っていることと、アリーナに表スタンドの「めぐみん」がいることを確認します(9.5.3.1.1)
手札にあった《爆裂魔法》を互いに見える位置(便宜上の解決領域)に置きます (9.5.3.1.2)
ゆんゆんの、イベントを使用した際の回収能力が誘発状態になります。この時点で「めぐみん」の状態は表です　(9.5.3.1.3)
《爆裂魔法》の代償を実行します。手札１枚を控え室に置き、「めぐみん」を裏リバース状態にします　(9.5.3.3.1)
「めぐみん」が裏リバース状態になったのでカズマの自動能力が誘発します
イベントカード《爆裂魔法》の効果を実行し、大原則によりカード表記を優先して《爆裂魔法》を手札に戻します　(9.5.3.4.3)
《爆裂魔法》がプレイされた直後のチェックタイミングに移ります
　
このチェックタイミングに待機状態になっている能力はゆんゆんとカズマの二つ、カズマを選択　(9.6.3)
カズマの自動能力で「めぐみん」を表スタンドにし、ルール処理やサブプレイヤーの待機中の能力を解決させます　(9.4.1.3 ～ 9.4.1.5)
待機状態になっていたゆんゆんの能力が残っているため、再び(9.4.1.1)まで戻り、その能力を選んで実行します　(9.4.1.1 ～ 9.4.1.2)
実行時には「めぐみん」の状態が表になっているため、無効な能力ではありません。イベントカードが回収できます　(9.3.1.3.1)
　
　
さらに要約すると
　A.イベントカードを使用する　＞　能力誘発
　B.コストの支払いで、自動能力の条件が一部無効な状態
　C.誘発した自動能力を解決する前に不適切な状態を適切な状態へ調整
　D.条件が満たされている状態にしてから待機状態の能力を実行
ということですね

上記のAとBに時間差があり、ゆんゆんより先にカズマを選べばCが可能
これで心おきなく爆裂できますね