コーツさんのブログ

実は仕事柄長いことカード出来てないコーツです。
マドマギの新弾を買えてない悲しい男です。

さて、私がかつて全国優勝を考えた結果、KOFの勝ち筋はどういうものかを結論したかの話をしたいと思います。

結論として、圧縮耐久を諦めて速攻をかける。です。

まず、KOF の問題として、パワーが低い、回復能力の薄弱、詰め能力の欠如。圧縮の難儀というものがあります。
一方、長所はアッシュの存在、疑似リフレッシュと集中の存在、各種回収能力の高さ。強力なバウンスと定義しました。

当初は三つのパターンを作り、一つはバウンス主体の庵ルガール。
一つはクーラ・ダイアモンドとレオナ・ハイデルンを主体にするアンコールビートに詰めの猛き炎の伝承者 京を合わせた形。
一つはアッシュと草薙 京を用いたグッドスタッフでした。
あと、一応、かつてはKOF内で最強だったネスツデックです。

まず、KOF内で最も安定した高パワーラインを形成するネスツデックが現環境でのパワーラインの低さを露呈し、高パワーでの勝負を諦める形となりました。
この時、パワーラインの重要性を知ります。

そのあとは三つのデックをグルグル使い回し、庵ルガールがコストの関係で落ちました。

アンコールビートは意外にも強かったです。というのも、猛き炎の伝承者 京のためにストックを八枚近く貯める関係上、圧縮に成功したのです。お陰でキャンセル率が高くなり意外にも強かったのです。
しかし、イベントとアンコール用のキャラを手札にガメると手札事故が多くなり、３パンできない事態から脱落。
しかしながら、ストックを貯める手段と圧縮の有用性というものを激しく実感し、後の構築に大きく影響を与えることになります。

三つ目のアッシュと京はよくネットでも見る形ですね。なぜか皆、似たような構築になるのは収斂進化に違いない。
草薙 京が唯一現環境のパワーを越えられる可能性があり、また、強力な効果にクライマックスシナジーはカムバックと優秀。
レベル2をリョウで誤魔化し、回復メタに引っ掛からないうえに現環境のパワーラインに付いていけるアッシュ。と、ヴァイスの基本戦略に忠実なデック構築になっているので、ヴァイスの基本戦略を知っていると必然的にこの形になるのでしょう。
当時はこの形を雛形に色々付け加えていきました。
アンコールビートデックと合わせもしましたが、レベル1帯の二色、片方はクライマックスシナジーでは非常に事故が起こったりしたうえ、レオナがアッシュと競合して場が壊滅したりしてボツになります。
二点回復のイベントを組み合わせますが、使用条件のカードと合わせて非常に高コスト。

最終的にこのアッシュと京もボツになりました。

何がダメなのか？
考えました。
そこでまず結論が、こちらが圧縮する速度以上に相手の圧縮する速度が高いという結論につきます。
相手を倒せないと相手はまずコストを使いません。一方、こちらは集中のコストをほぼ毎ターン使うので大きな差分が生まれます。
結果的にリフレッシュ後のキャンセル率に差が出来て、二点ダメージですらも通りづらくなってしまうのです。

この事から、圧縮しないで速攻をかける事で相手にも圧縮を許さない結論に至ります。

最初はレオナ・ハイデルンに目をつけましたが・・・。もしもレオナ・ハイデルンがアッシュと競合しなければ、レベル1でソウル2のアンコール持ちが出せたのに・・・まあ、そんな感じで泣く泣く見送り。
次に目をつけたのが、レベル1を素通りさせたい事とリフレッシュ前のキャンセル率の関係から、レベル1でソウル＋2のクライマックスとシナジーしてバウンスできる庵です。
しかし、庵の能力でストックが辛い。そこでコスト1でアンコールできてソウルパンプできるテコンドー界の至宝 キムに目を着けたところ、こいつがまあ強い。
リョウで相手の後列を呼び出し、疑似リフレッシュしてキムで戦い、最後はソウル＋2とカウンター封じのアッシュで畳み掛けるという構築になりました。

まあ、この構築にも色々な問題（圧縮出来てないから早い段階で相手に畳み掛けかけられると、素通りして負けることが多い）がある、安定性より博打型の構築なので来年どうなっているのかは分かりませんが、今はこの形が一番強いと思います。

まあ、課題として、如何に安定して高打点のダメージを相手に与えるか？　でしょうか？
庵のダメージが通らなかった時のリカバリー手段がテコンドー界の至宝 キム位しかないので、レベル1からソウル2を出せる方法を考えたいですね。

レベル0から連続チェンジで出せるレオナは活用出来れば絶対に安定して強いと思うので、運用できる方法を見つけられたら、一気に勝ち筋が増ると思うんですがねぇ・・・。