~第1話 終わりのはじまり 後半~
「スタンドアップ ヴァンガード」
始めたばかりとはいえ何度か大会に出て対戦を重ねていけば言い慣れて来た言葉。
慣れて来たとはいえ初めて大会に出るお店なので緊張をしてないのは嘘になる。
一先ず勝ち負けを気にせずに楽しくファイトをと心構えしてる時。
「こちらの席でピーターさんとマセキさんで。」
店員の方から呼び出しされ足早に呼ばれた席に。
「よろしくお願いいたします。」
見た目自分と同じ位の年の男性の方が1戦目の相手。
「最近始めたばかりで間違える事があるかもしれませんがお願いいたします。」
決まってこの一言から自分は挨拶をすると対戦の準備を始めた。
どうやらこのお店は珍しくダブエミ方式をとらずスイスドローをとっていてファイト練習をしたい自分にとっては素晴らしい環境だった。
「対戦お願いします。」
「スタンドアップヴァンガード」
ファーストヴァンガードをオープンすると相手の方は神鷹 一拍子だった。
「オラクルですか?」
その頃の環境の1つであったツクヨミ軸オラクルは知ってはいたが実際に対戦するのは初めてでつい聞いてしまった。
「そうですよ。最近始めたばかり何ですが案外使いやすくて。しかし珍しいファースト使ってますね?」
自分も環境の1つだった騎士王軸ロイパラを使っていたのだが。
ファーストヴァンガードがぶろうがるというカードを使っていた。
「ええ。色々理由がありまして。」
その後お互いに順調にグレード3まで乗り満月ツクヨミと騎士王が対面するまでファイトは進んだ。
「ではターンもらいます。」
自分はこのターンで決めるつもりで勝負を挑んだ。
「では騎士王の効果を使います。CB3払ってデッキから獣騎士ガルモールを出します。そしてガルモールの効果で手札を1枚切ってすのうがるを更に出します。」
場面としてはフル展開の状態の騎士王とガルモールとすのうがるのライン、ギャラティンとすのうがるのライン。
「じゃあヴァンガード20,000でアタックします。」
「完全ガードを使います。」
そう。場面は最高だったのだが相手が悪かった。
ツクヨミ連繋が成功していて相手の手札が多かったのである。
「ターンエンドです。」
自分に返しなんてものはなく次のターンで負け。
「ありがとうございました。」
やはりファイトは楽しいものだなと思いながら相手に一礼をすると。
「おもしろいデッキですね。マセキさんって言うんですね覚えておきますよ。」
「ピーターさんもまた対戦するときお願いいたします。」
「ええ。」
その後自分は1勝3敗と良い結果ではなかった。
その大会終了後。
「マセキさん。」
お店から出ようとした所呼び止められ振り返ると初戦の相手のピーターさんともう1人連れの方が並んで呼んでいた。
「こちらまーしー。一応今日の大会で決勝であたって俺の連れ。」
「マセキと言います。よろしくです」
「まーしーです。よろしく。」
これが自分とリーダー、まーしーとの出会い。
そしてチーム多治見結成の第一歩となるとはこの時の自分は全く知らずに居た。
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テーマ:日記(その他) | 投稿日時:2014/10/15 22:24 | |
TCGカテゴリ: カードファイト!! ヴァンガード | ||
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