久しぶりに納得ができるデッキが組めたので、別に実績のクソもないけど書いてみる。
Z/Xもこれから7年目に突入していきますが、そのうち5年もの間、時たま変なデッキで活躍するも、基本的にはどうしようもなかったクレプスさん。かわいそう。かわいい。やったー。
しかし、ここ1~2年でものすごい勢いで強化されまくり、グッズも出まくり、隠れクレプス勢だったフキョーも露骨クレプス勢になるのでした。
画像:クレプス勢に唐突に課せられた試練の一例
なにはともあれ、ビギナーズパック、そして24弾でデッキとして回るようになってきたので、書くことにしました。
が。
動きがコンボデッキに近いので、ガチャガチャした動きが苦手な人は見ない方がいいと思います。
逆に、そういうのが好きな人はどうぞ下へ。
ひとまずはレシピから
ST1焦がれの追憶メモリア
VB4骨海豚ボーンドルフィン
LR4虚偽の魔人フェルシターレ
IG4剣謀術枢の指揮者クレプス
IG4敵意の魔人ホシティリ
IG4叱咤のスマイルイラ
4目覚めの魔王子アルレイア
3海の家の覇者グラ
3不思議の国のグラ(孤影の幽囚ソリトゥス)
4銀の靴の魔女ドロシー
4崩界の王サタン
4堕界の背信者クレプス
3宵の魔人クレプス(潮騒の舞姫レイバック)
4一途のアピールクレプス
1冥土三姫火刑人形スティカ
1打ち据える『鋼槌』シュルシャガナ
1蔓延する『悪疾』アッハーズ
4奢れる『傲岸』スペルビア
2冥魔神生クレプス
1エレシュキガルならなんでも
IGOBは使いません。理由については最後に書きます。
また、()に入れたパーツは、このレシピが難しく感じた時に入れ替えてもらえればデッキの難度が下がります。
個別の採用理由
全部要るから。以上。
冗談はともかく、動きを見れば、必要だから入っているだと分かると思います。
ただし、ホシティリについてはメインの動きに関係ないので、説明しておきます。
3/黒/ディアボロス/4500
[Lv]ディンギルLv2
"[自]【有効】スクエア【誘発】このカードが手札以外から登場する。【効果】あなたのチャージにあるカードを1枚選び、トラッシュに置いてよい。置いたならば、このカードがあるスクエアの隣のノーマルスクエアにあるすべてのゼクスを破壊する。"
よく読んでください。
カードがあるスクエアの隣のノーマルスクエアにあるすべてのゼクスを破壊する
なんかメチャクチャなことが書いてあります。
ライフから出ると、チャージ1枚で隣接してるゼクス全て割ります。IGOBだろうと割ります。
つまり、IGOBに甘えたプレイをしてきた相手を咎めます。
このデッキは面が必要なので、最大3面割れるカードはものすごく強いのですが、IGでめくるとか、ライフから出すとか、トラッシュから呼び出すとかいう工夫がいるので、よくわからんという場合はシジールマとかバニラクレプスとか入れてください。
大勢に影響はありません。
リソース置きの理想
黒単なので、色については気にしません。重要なのはリソースの種族です。
まずイラの条件「ディボロス3枚」は、初期リソースに、ボーンドルフィンがいないことを祈るしかないので、ぶっちゃけどうしようもないです。
ポイントはフェルシターテの条件、「ディアボロス5枚」です。
これを6リソース時に達成したい。
なので、ディアボロス6枚、もしくはディアボロス5枚+ボーンドルフィン1枚になるようにします。
アレルイアの条件「7リソース時ディアボロス5枚」は、フェルシターテを達成すれば勝手に達成します。
ポイント:6リソースでディアボロス5枚以上!
レベル上げ
最終目標はエレシュキガルLv1、ディアボロスLv3になります。
順番はエレシュキガル、スペルビア、スペルビア、スペルビアと捲りたいです。
4ターン目にスペルビア降臨させたいので、実際にはドロシー、背信者で3回捲りたいですね。
ちなみに、()内の簡易レシピは、エレシュキガルLv1、ディンギルLv3なので、
エレシュキガル、スペルビア、スペルビアだけで済みます。そのあたりが簡易。
ポイント:エレシュキガルLv1、ディアボロスLv3!
理想の動き・概要
1:出さない、もしくは叱咤イラ
2:ドロシーでエレシュキガルをめくり、エレシュキガルLv1(ディンギルLv1)に
3:背信者クレプスでスペルビアをめくり、ディアボロスLv1(ディンギルLv2)に
4:メモリアを残してめくり、フェルシターテ、指揮者クレプスとプレイしてチャージを増やす
指揮者クレプスで背信者クレプスを呼び(ディアボロスLv2、ディンギルレベルLv3)
出たIGorフェルシターテと指揮者クレプスを使ってスペルビア降臨
ターンの返しにスペルビアが死んでディアボロスLv3に
5:勝ちます
御覧の通り、黒単クレプスは5ターン目、7リソース時に勝てるデッキとなっており、瞬間最大出力がメチャクチャ高いデッキとなっております。
ですが、今書いている内容ではなぜ勝てるのか、全くわからないと思いますので、もうちょっと個別にみていきたいと思います。
理想の動き・詳細
5ターン目
まず最初に5ターン目からやります。何故か?
一番難しいのが5ターン目だからで、1~4ターン目はこの5ターン目への布石だからです。
そこで、100点満点の動きが出来れば勝てます。
よって、この100点回答を覚えるのが、このデッキの回し方を理解するということになります。
ポイント:テストなんざ答えを知ってりゃ解けなくても満点取れる。
それでは100点満点のコンボルート、いきますよ?
前提:チャージにメモリアを含むチャージ2枚必須(それ以外は溢れるのでIGする)
ボーンドルフィンプレイ
ボーンドルフィン登場時効果でアレルイア登場
アレルイア起動効果で手札2枚捨てて、一途なアピールクレプス(以下チアクレプス)登場
チアクレプス、ボーンドルフィン、アレルイアで攻撃(攻撃合計3回)
チアクレプス起動効果でボーンドルフィン破壊、効果で海の家グラ登場
海の家グラ登場時効果で、チアクレプス破壊、指揮者クレプス回収
海の家グラ攻撃(攻撃合計4回)
指揮者クレプスでチャージのボーンドルフィン、チアクレプスをコストにドロシー登場
ドロシー登場時効果でトラッシュのボーンドルフィン回収しつつディアボロスLv3に
ドロシー+指揮者クレプスで冥魔クレプスを降臨
冥魔クレプスの降臨時効果で崩界サタンor水着グラを登場させる
崩界サタンor水着グラでアレルイア破壊して、1枚回収
崩界サタンor水着グラで攻撃(攻撃合計5回)
ボーンドルフィンプレイ
ボーンドルフィン登場時効果で不思議グラ登場
不思議グラ登場時効果で崩界サタンor水着グラ破壊して、宵クレプスをスリープ登場
メモリア起動、チャージを4枚(正確には5枚に)
宵クレプス効果起動、チアクレプス登場
チアクレプス、ボーンドルフィン、不思議グラで攻撃(攻撃合計8回)
チアクレプス効果起動、ボーンドルフィン破壊して不思議グラB登場
不思議グラB効果で不思議グラA破壊し、崩界サタンをスリープ登場
不思議グラBで攻撃(攻撃合計9回)
以上、最大9回攻撃のコンボルートです。
ゼクスのライフは4点で、すべて生き物でも9回殴れれば大体勝てますので、ほとんど10割コンボです。
あと、多少のアレンジも効きます(最後のスリープ登場が崩界サタンが理想ってだけだったり)
また、実際には4ターン目に1点取ってることもありますから、大体の場合はコンボ完走する前に相手が死んでしまいます。
さて、整理すると、スタート時点で以下の状況に持ち込むのが理想です。
リソース:7枚、内ディアボロス5枚以上(アレルイア)、内IGアイコン2枚以上(海の家グラ)
ディンギル:エレシュキガルLv1、ディアボロスLv1以上
手札:ボーンドルフィン+手札3枚以上(アレルイアのコスト2枚とドロシーで交換する1枚)
チャージ:メモリア+1枚、合計2枚
トラッシュ:アレルイア、チアクレプス、海の家グラ、指揮者クレプス、ドロシー、
背信者クレプス、不思議グラ(できれば2枚)、宵クレプス、崩界サタン
※アレルイア以外は、2枚までなら手札でも加。
これはアレルイアのコストでトラッシュに置けるため。
結構難しそうに見えますが、イラの破壊時効果やフェルシターテのチャージ増強、スペルビアの効果などを使っていき、アレルイアのコストで捨てられることも考えると意外とどうにかなります。
実際、このうち1~2枚欠けた状態でも順番を変えたりすることで対応することもできますし、冥魔クレプスで2枚見ると、たまに見つかることもあります。
ですがアドリブは基本があってのこと。
まずは先程のルートを一人回しでなぞったりして、覚えてみてください。
さて、5ターン目の動きを念頭に置いて、1ターン目から見ていきましょう。
1ターン目
先攻なら出さなくていいです。アレルイアのコストになる手札を温存しましょう。
後攻で、殴り返す必要があるなら、イラを出します。
殴り返す必要が無くて、効果も使えないならイラを出す必要はありません。
効果が使えるなら殴ってもいいと思います。
イラの効果について
問題は何をチャージに残すか、については注意点があります。
5コスト以上がめくれたら、確定でそれを残しましょう。
3ターン目にZ/XEXスティカをプレイする可能性があるためです。
2ターン目
ドロシーがあるなら確定でドロシー。
無ければ、極力4コストを出して対応しましょう。
3コストは4ターン目の3+3のディンギル用に温存したいところです。
2コストのドルフィンも5ターン目のために残しておきたい。
3ターン目
最良は背信者クレプス。
次点はZ/XEXスティカ覚醒。
前ターンと同じ理由で、3コスト以下は極力温存します。
4ターン目
ここまで順調に来ていると、チャージが2枚以上はあるはずです。
手札にフェルシターテ、指揮者クレプスがあり、エレシュキガルLv1がありますか?
・全部ある場合
→メモリアを残して、全てIGします。
①フェルシターテでチャージ+1
②指揮者クレプスプレイでフェルシターテ効果でチャージ+1
③指揮者クレプス効果でチャージ-2
④ドロシーか背信者を呼んでディアボロスレベル上げましょう
こんな感じで、チャージが0枚からでも指揮者が使えるので覚えておきましょう!
・指揮者しかない場合
→チャージ温存、指揮者でドロシーか背信者でレベルを上げて
・フェルシターテしかない場合
→メモリアを残してIG、手出しフェルシターテでチャージを稼ぎます。
・なにもないとき
→つらいです(;ワ;)
とりあえずスペルビアを呼べるように動きましょう
ポイント:なにはともあれ、このターンでやることは最終的にはスペルビアを呼ぶことです。
なので、手札に3コストを2枚ガメておくと安心できますね。
そして5ターン目へ…
ここまでに書いてある通りに動いていければ。
チャージもトラッシュも肥えているはずなので、十分に10割コンボに挑戦できます。
レッツ10割~10割~
IGOB不採用の理由
ここまで読んでもらえれば、クレプスデッキはIGOBしなくても十分以上に回ることが分かると思います。
なので、このデッキでは取っていません。する必要が無いということですね。
いやまあ、もっとしっかりした理由はあるのですが、それは毒が混じるので、まとめの後にひっそりと書きます。
まとめ
そんなわけで、いかがでしょうか。
覚えることも考えることも多めなのは間違いないですが、一度回せば楽しくなってくるデッキです。
というか、回している感ハンパないデッキです。
ちなみにちょっと高い(´;ω;`)…という方には
・背信者クレプス(HR)
→種族が難しくなりますが、黒の5コストディンギルアッパーに変更することも可能です。
・冥魔クレプス(HR)
→1枚でも良いです。2枚あるのは、5ターン目に勝ちきれなかった場合の保険なので。
最悪無くても良いですが、コンボルートを多少弄らないといけません。
また、代用品になるHRのエレシュキガルも同じくらいの値段になるので、1枚は買った方が良いかと。
・叱咤イラ(SR)
→バニラでもいいです。
・チアクレプス(HR)
・指揮者クレプス(SR)
・海の家グラ(SR)
→これは必要です、買ってください。
・崩界サタン(SR)
→安いよ?(半ギレ)
まぁこのように妥協は可能なので、お財布と相談して組んでみてください。
僕ぁ、新しいクレプス勢の試練、Tシャツを買うけどな!!!
※ここから下は毒舌になります※
※そういうの嫌いな人は見ないで下さい※
IGOB不採用の理由(毒舌)
さあ、(恨み言の)地獄を楽しみな。
IGOB大和の能力が非常に使いづらい(やさしい言い方)ことは皆さんご承知の通りです。
もちろん、使えないわけではないのですが、とにかく安定しません。(やさしい(ry
IGOBの中で唯一チャージ3枚を使って、合計13コスト以上の破壊でリアニメイトするわけですが…
お世辞にも条件が簡単とは言えません。(やさry
というかやっぱり厳しくね?(諦めた)
そもそも、自壊連続攻撃を阻害しないのであれば、盤面に残したほうが強いです。
Z/Xは結局のところ、陣取りのゲームですし。
あと、ガムビエルって奴に弱いカードをやたらクレプスに流してくるのは嫌味なのか悪意なのか。
※冥魔クレプスもガムビエルがいるとテキストが使えないため。
開発陣が13コストにこだわってデザインした結果なのは分かります。
ですが、他のIGOBと見比べた時、使う気がなくなるようなテキストはデザインと言えるんですかね?
まぁ、クレプスはいつも塩強化されるんだよな。知ってる知ってる、3年前まではこうだったよ
まぁとりあえず、少しでも安定させるために寡黙なクラスメイトクレプスを入れたりするわけですが…
(クラスメイトクレプスかわいいしな、めっちゃかわいいしな…イラストには罪は無い)
それは、IGOB以外に役に立たないカードを入れるというわけで、何かを登場させるわけでも自壊させるわけでもない、平たく言えばクレプスデッキ的に弱いカードを入れることになります。
そんな状況で、さらにIGOBイベントを入れないといけません。
IGOBイベントはリソースにあればディアボロスになるわけでもなく、IGアイコンの足しになるわけでもない。下手をすればフェルシターテ、アレルイアの事故原因になります。
スペルビアで捲った時にも、なんとも言えない顔をすることになります。(破壊効果はあまり使いませんが)
あと、3コストでやることは、IGOBイベントと指揮者クレプスが全く同じ条件なんですよね。
で、指揮者クレプス使う方が強いことが多そう、というのもイタいところです。
だったら、せめてレイバックを使えばいい、という意見もあるかと思います。
少なくとも、レイバックならクラスメイトクレプスは抜けますしね。
実際、単品で見ればレイバックは強いです。強いことしか書いてないです。
ですが、やっぱりこのデッキには合いません。
というのは、結局のところ、ディアボロスデッキの醍醐味は自壊連続攻撃なのです。
対して盤面に残すことに意味があるIGOBは、どうしてもやはり攻撃力が下がる要因になります。
更にはそもそも絶界を持っているため、自壊させることも難しく、どうしたってコンセプトと正面衝突します。
つまり、少なくともクレプスデッキとしては使わない方がマシという結論にならざるを得ないです。
デッキに入れるだけなら簡単にできますが、使うというのは別の話なのですから。
もちろん、調整不足で正しいデッキにたどり着けていない可能性はあります。
というか、そうであってほしい。
なので、開発がこういうデッキに組み入れて、こういう風にプレイできたのでこうなりました、というのを見てみたいところですね。
まぁ世の中で使われていないカードも、そういう状況が見られれば、案外使われるようになるのかもしれません。使い方が分からないから使われない、ということもあると思います。
それにしても、リゲルと一緒に公開するとかさ…あてつけかよ…
登録タグ:
テーマ:日記 | 投稿日時:2018/05/11 23:12 | |
TCGカテゴリ: Z/X -Zillions of enemy X- | ||
表示範囲:全体 | ||
前のブログへ | 2018年05月のブログ一覧へ ブログ一覧へ |