ブシロードが満を持してリリースしたキングオブプロレスリングが大好評となっています。
GREEでも類似のプロレスのソーシャルゲームがリリースされましたが、こちらはそれほど話題になってない模様です。
やはりバーチャルではないマテリアルなカードのほうに軍配があがるんですかね。
わたしはGREEのほうはやっていないのですがプロレスなのにひたすらルーレットを回してカードを集めるだけのゲームになっちゃってて、あんまりプロレスらしくないそうですよ。
キンプロの場合は、けっこうプロレスしちゃってると思います。
さすがに表現の限界があるけど、キャッチフレーズとか技の名前が面白いんですよね。
「ミラノ作・どどんスズスロウン」ってどんな技だよとかね^^
技カードの「椅子攻撃」なんて使うと一定の確率で反則負けになっちゃいますしね。
プロレスのことを全然知らない私でも結構選手の名前を覚えてきましたよ。
さて閑話休題で本題はここからです。
どうも従来のカードゲームをやっている層には評判が悪く、絶対に売れないだろうと思われていたのに蓋を開けるとかなり売れてるんだそうですよ。
秋葉原の某ショップでは2週間ほどで4000パックを売り上げたんだとか!
1パック330円ですから多少の安売りをしても100万を越える売り上げになりますよね。
この数字が本当に凄いのかどうかショップの事情は知らないんですが、何度も再入荷の告知をしたりと店長が興奮したようにツイッターに書いていたので、それなりに凄いんじゃないかと。
もしもショップ事情に詳しい人がいたら教えてください。
ということで従来TCGプレーヤーには見向きもされていないのにキンプロは売れてしまうのかというと、やっぱり購入者層がまったく異なるからというのが理由なんだと思います。
プロレスファンの大半は今までカードゲームに興味を持たなかった層でもあったのが、ここにきてプロレスグッズの1つとして需要が広がったと考えています。
それだけにカードゲーム情報を積極的に受け取ることのない一般人相手に知名度をあげるために大規模な広告宣伝を打つのは得策だと思うわけです。
ブシロードの社長はやっぱり先見の明がありますよね。
ちょっと調べたところによると、プロレスファンというのは全国に100万から200万人はいるようです。
往年のテレビ中継では視聴率が30%を越えることもあったときのプロレスファンが単純計算で3000万人いたそうで、週刊プロレスは最盛期に公称40万部を売り上げていたとか。
現在はテレビ中継はほぼなくなっていて、週刊プロレスの売り上げも数万部程度に落ち込んでいるようです。
数は激減したとはいえテレビ中継は観ていただけのようなライトファンが削げ落ち、今いるのはガチなコアファンのみなので、単純に数が減ったとはいえ関連グッズの売り上げにたいしてはかなり強力なんじゃないでしょうか。
一方、TCGというジャンルで考えると統計の仕方によっても違うでしょうが、従来のTCGで全体のユーザー数は600万人といったところらしく、そのうち遊戯王が約1/3を占めて200万人でトップで、ヴァイスとかカオスといった萌え系TCGも合わせれば同じく200万人くらいはいくそうです。
とするとコアファンに限っては萌え系TCGもプロレスもファンの総数はほぼ同じ規模と言っていいでしょうね。
ただしプロレスファンの全てがキンプロをやるわけではないので、そのあたりは未知数ですが、成熟期をむかえている萌え系TCGとこれから成長期のプロレスTCGでは勢いもちがってくるでしょう。
そうすると総合的に考えれば互角といっていいかもしれません。
さすれば萌え系TCGの1タイトルであれば、キンプロは可能性として売り上げで超えることができる。
そのくらいのポテンシャルを秘めていると思うわけです。
プロ野球のオーナーズリーグも従来TCGとは違うユーザー層を抱えて根強い人気を見せていることからもキンプロもかなり伸びてくるんじゃないでしょうかね。
登録タグ: 株式会社ブシロード キングオブプロレスリング
テーマ:ゲームのこと | 投稿日時:2012/11/03 11:34 | |
TCGカテゴリ: ヴァイスシュヴァルツ ChaosTCG | ||
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