ＴＣＧ四方山話

あー、油断してたら日が変わっちゃいましたｗ


という訳で既に昨日のカードとなってしまいましたが、早速考察してみたいと思います。



今日のカードは、トライアルデック「巨神姫-エスリン-」より、巨神王バロールですね。

バロールはケルト神話に出てくる巨人族の王様で、その目は邪眼で見たものをたちどころに殺してしまう力があったそうです。

カードの方ではそんな伝承を再現した効果として、対抗不可の能力が２つ付いています。

行動完了でユニット１体に１０点、又はパーティ４点と、どちらも強力な効果となっています。


しかしこのカード、英雄点２点のカードとして見ると「つよ・・・くなーい！？」というのが初見の感想。


まだブロック３環境が判りませんからブロック対抗を意識して見たときに、現状のイニシアチブ＆打点過多なブロック１、２のデックで、このユニット相手に不利が付くパーティしか組めないデックがまるで想像できません。

水土ナーガラジャなんかだと後攻取ったとき酷いことになる可能性もありますが、マッドドラゴンがマッドコーティングで大体何とかなりそうですし。


現状の基準から見たら、そもそもアイテム２対抗ではまず相手の先攻普通タイミングをやり過ごせない気しかしません。
発破隊や鉄砲蟲（決死隊やプラズマボール）＋打点８を用意したら札＋酒で２枠が埋まるので粉塵などの消耗品対抗が１枚あったら確定で落とせます。

また、仮に生き残ったり先攻が取れたりしても、能力だけで必ずしも相手パーティが殲滅しきれない点も微妙です。英雄点２点の英雄＝デックのエースですから、陥落能力が高くないと守備には使えても相手の本陣が落とせません。

防御５以上のユニットが１体ともう１体いるだけで攻撃しないと落とせなくなるのでは特殊能力の旨みがゼロですからね。


そういう意味では、ブロック３にはこれを補いうるだけの強力なアイテムが出るのかもしれませんね。

例えばジャイアントシールド（レベルや種族限定で防御力が大きく上がる＆耐性が付く装備品）や天使のラブソング（ユニットを未行動に戻す消耗品）再録とか？

また、風の噂ではブロック３にはドワーフが登場？なんて話もありましたので、ブロック３が後攻デック推しで自然と先攻が取りやすくなる又は先攻とっても打点がそれほど出ない環境ならばブランニューでは猛威を振るう可能性もありえます。


なんにせよ、今後カードプールが明らかになった段階で初めて真の力が見えてきそうな１枚と言えますね。