ムノーさんへの日記レスです。
※リンクから来た人は、以下の記事をお読みください。
「勘違いしている人がいるようなので」
http://tocage.jp/blog/67/1257345313.html
以下、本文
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まず、TCGの罪は、「お金がかかる」事そのモノでは無いでしょう。
仮に年間予算を決めたとして、その範囲で遊ぶのであれば、これは他の趣味と比べて何処までも同等ですよね。
単に複数趣味があって、そのうちの一つがTCGだったとして、後は個人の資源配分の問題ですから。
自分は学生時代~就職して初めのうちは、TCG貯金をしてました。
当時メインだった(というかそれしかやれなかった)モンコレは、レアリティの厳しいゲームだったので、毎弾十万近く突っ込んでいたのですが、半年に一度とはいえ、それだけのお金は計画的に用意しないとポンと出せるモノではありません。
なので、月々購入に向けた資金計画を立てて、きちんと積み立てしてました。
世間的には、アホみたいに買っている、というイメージでしょうが、本人にとってみれば、当時は携帯を持っていなかったのでその月々の使用料や、タバコや酒にも金を使っていなかったので、飲み会一回パスして5千円、とか言って貯めてましたw
今でこそ収入に余裕が出てきたものの、携帯も必須だし飲み会も断れないwのでお金が掛かる一方です。
まあ、購入量もハンパ無いですしねw
一番の本質的な問題は、TCGに限ったことではありませんが、こうした趣味に際限なくお金をつぎ込んでしまう程ハマってしまう恐ろしさだと思います。
実際に、学生時代、日々の生活費すら削ってM;tgを買っている後輩がいました。
彼は、当時の日本代表で世界大会に出場するレベルのプレーヤーでしたが、周囲の人間からは、「アイツは紙を食って生きている」とか「いつかカード破産だなw」などと言われていました。
要するに、自制心、自律心の問題であり、程々に趣味として付き合って行くスタンスを確立さえ出来れば、出費についての問題は、その他の趣味とさして変わらず、(そもそも趣味事に出費する余裕が無い、なんてのは論外ですが)自己の資金調達能力と責任の範囲で楽しむのが健全な付き合い方では無いでしょうか。
昨今の状況を見ていると、最近の若い世代のプレーヤーには、買っては売ってを繰り返し、上手に資金をコントロールして複数のTCGを遊び続けている方も多く見受けられます。
個人的には、アナログゲームは手元にある限り遊べる資産、と考えているので、遊ばなくなったといっても処分する事は全く考えていませんが、学生のうちなど、資金調達が難しい世代の人にとってはそういう選択肢も必要なのだと思います。
また、カードショップのインフラも、ネット環境での通販・オークションを行うショップの存在などを含めて、自分が学生時代の時とは比べモノにならないくらい充実してきているので、時間を活用する事で、経済的に遊ぶ事も可能になってきているのだと思います。
敢えてTCGに限って言える「罪」としては、やはりパックを開封するという事の魔性の魅力wでしょうか。
「このパックには当たりが入っているかもしれない」、とドキドキしながらパックをあける楽しさ。
これにはやや麻薬的中毒性があると感じています。
(理解できない人も多いとは思いますが、共感してもらえる人も多いと思います。正に個人の感性の問題でしょう。)
つまり、十分カード資産はあって、もうパックを開ける必要がなくても、この魅力に抗いがたく、ついついパックを買ってしまう人がいると言うこと。
これも上であげた計画性や自律性の問題に終始する話ですが、あくまで予算の範囲で、生活やその他に支障の無い範囲で楽しもうと自身を強く律する心があれば、何の問題も無いと思います。
まあしかし、ある一定割合でこういう人もいないと、市場に出たパックが捌けないので、TCG業界全体としてみれば必要とも言えますし、もう買わなくてもいいや、と思っている人にとっては、代わりに買い支えてくれている貴重な存在wともいえるかもしれません。
最後に思い出話を一つ。
そういえば、以前ある既婚者のTCGプレーヤーさんのお家に遊びに行った際に、その方の奥さんに、
「なんでこんなに同じ(ように見える)カードが沢山要るの?」
と尋ねられてこう答えました。
「釣りが趣味な人が、釣竿を何本も買ったりルアーを揃えたりするのと同じですよ」
こういう感覚、なかなか趣味の外の世界の人にはわかってもらえないんだとは思いますけどねw
登録タグ: レンジャーズストライク コラム
テーマ:日記 | 投稿日時:2009/11/03 14:42 | |
TCGカテゴリ: レンジャーズストライク | ||
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とむやんぷ~ さん | [2009/11/03 21:42] |
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お邪魔します。 確かにパックをあける瞬間は素晴らしいです。 あける作業そのものが好きという人もいますし。 パックを買ったら「ボクに開けさせて!」とねだる子もいらっしゃいますしね。(苦笑 |
ニット さん | [2009/11/04 00:27] |
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> とむやんぷ~さん コメント有難うございます。 パック開封時の楽しさってのは、例えるならおみくじを引く前のワクワク感とでも言うのでしょうか。 これでもうレアカードゲットと来た日には、確実に脳内麻薬ドーパミンドバドバ状態だと思いますw 好きな人にとっては、ホント「病み付き」だと思いますね。 こうした側面がTCGの魅力の一翼を担っていることもまた真実だと思います。 しかしまた、このことが高じて、高額レアを求めてパックを買い漁るだけならまだ個人的な問題で済みましょうが、果ては、お金が無いのにレアカードが欲しさのあまり、シャークトレード、そして恐喝や万引きといった犯罪行為にまで発展してしまう恐れが無いとは言い切れません(事実発生している事でしょうし)。 これをもってTCGの「負の一面」と言えないことも無いでしょう。 これは必ずしもTCGに限った話ではないですが、TCGのおいて顕著に現れた特徴であると言えます。 この辺り、個々人の問題としては、理性と節度を持ってどうやって付き合って行くか、と共に、関わる人間として、こうした事を未然に防ぐ環境作りがこれからも続く課題といえるのではないでしょうか。 |