ＴＣＧ四方山話

最終回の第３回は、メカニカルポリスデッキです。


専用ＳＲ　１種

宇宙刑事シャイダー　１


専用Ｒ　１種

ターボロボ　２


Ｒ　４種（うち再録　３種）

サイレンダーＲＭ　１
デンジ犬アイシー　３
焼結　１
仮面ライダーＧ３　１


ＮＲ　３種（うち再録　１種）

仮面ライダーＺＸ　２
ターボマシン　２
電子星獣ドル　３


Ｎ　１０種（うち再録　５種）

アールジーコ　１
磁雷神　２
宇宙警察　２
サイレンダーＰＭ　２
仮面ライダーＧ３ＭＩＬＤ　２
マシンボクサー　３
デンジグリーン　３
ゴーオンブラック　３
バイクル　３
ウォルター　３




このデッキのコンセプトは、

・チェイス
・特徴"警察"（メカ、忍者）
・変形ロボ

があげられると思います。


まず、チェイスですが、専用ＳＲ「宇宙刑事シャイダー」が持っている能力です。
また、常駐オペレーション「宇宙警察」を使用することで、特徴"警察"を持つユニットも、チェイスを得ることが出来ます。
チェイスの発動条件に大きく関わってくるビークルですが、このデッキには３枚しかビークルが入っていません。
本来ならば「電子星獣ドル」がビークルの代わりになってくれるはずだったのでしょうが、このデッキでは追加条件を満たす事が出来ずにラッシュできません。
このあたり、ちょっとチェイスデッキと言うには苦しいものがあります。
シャイダー自体は非常に強力なＲＣ効果を持っていますので、これを「ウォルター」で使い回せれば、チェイスするより良いかもしれません。


次に、特徴に絡んだ幾つかのコンボが挙げられます。
先の「宇宙警察」では、警察持ちのＯＴのユニットには更に特徴"宇宙刑事"とコールＯＴも得ることが出来ます。（"宇宙刑事"は付いたからといってこのデッキではメリットは無いんですけど）
また、特徴"メカ"に絡んだ効果として「アールジーコ」や、コンボではないですが、特徴"忍者"を持つＳユニットをラッシュ条件に必要とする「磁雷神」が収録されています。


最後に変形ロボですが、これは合体ロボと違い、追加条件に特定のカード１枚を条件しているロボで、合体で無い分ラッシュが簡単な代わりに、やや弱めの能力となっていることが多いです。
このデッキでは、本来の合体メカが１枚のカードとなったＳＣ（スクランブル）ユニットを捨て札にしてラッシュできる「ターボロボ」と、まさに変形ロボの「サイレンダーＲＭ」が収録されています。
後者の「サイレンダーＲＭ」は、ＯＴのＬユニットなので、「デンジ犬アイシー」の効果で「サイレンダーＰＭ」を山札から捨て札にする事でラッシュする事も出来ます。
どちらのロボもＢＰでいえば、昨日紹介したデッキの「アバレンオージ」と同じ８０００ですし、サイレンダーＲＭにはＳＰ１も付いているので、これらのロボを複数展開し、場を制圧して行くことも可能でしょう。



総評：
メカニカルポリスというテーマ重視のカードチョイスがされており、非常にファン的要素が高いデッキだと思います。
その分、カード間のシナジーやデッキとしての総合力は先の２つと比べるとやや落ちるような気もします。
何より、ゾーンにチャージするしか使用できないカードが何枚も入っているので、それが一番の足枷でしょう。
それでも、磁雷神やサイレンダーＲＭなど、ＳＰ１を持つＬユニットも入っており、展開次第では十分戦えるデッキだと思います。



パラメータ（５段階評価）

強さ：★★
使い易さ：★★
発展性：★★★★
初心者さんへのオススメ度：★★★



改造のポイント：
複数の構成要素があり、運用が難しいデッキなので、今後伸ばしたい方向性によって、それぞれ考えて見ることにします。

チェイスを活かすのであれば、ビークルをあと３枚以上は組み込みたいところ。
電子星獣ドルを使うには、「超次元高速機ドルギラン」を手に入れる必要があります。
収録弾のスペシャルメタルエディションは、今ではなかなか売っていないかもしれないですが、ノーマルカードなので、シングル購入や既存のユーザーさんに頼んで譲ってもらうのも手でしょう。

特徴"警察"を活かすには、警察ユニットを増やす手があります。
レンスト９弾「蒼九の翼」のスターターや、リバイヴァなどには特捜戦隊デカレンジャーのカードが複数再録されており、効果も強力なので、こちらを入手できれば「宇宙警察」とのシナジーも上がるでしょう。

ターボロボを活かしていきたいのならば、マルチカテゴリのカードを増やす必要があります。
青緑のマルチカテゴリは磁雷神しかいませんが、ここに足すのであれば主にターボレンジャーのカードが相性がいいでしょうか。
サイレンダーＲＭはデンジ犬アイシーとの組み合わせが簡単なので、単純にサイレンダーを増やすというのもありです。


このように、どの方向に強化するかで色んな発展性があると思います。
自分なりに気にいった形になるようにデッキを調整するのもＴＣＧの楽しみの一つだと思いますので、是非頑張って挑戦してみてください。




以上で、スタータレビュー終了です。

今回のＸＧは、レンストを始めてみようという方には絶好の機会だと思いますので、新環境を前に迷っている方がいましたら是非一度手に入れてもらいたいと思います。

一部店舗では、体験会も実施しているようですし、まさに今が始め時ではないでしょうか。