シンチャン＠煽り勢さんのブログ

君と初めて出会ったのはＣードＫングダムの動画からでしたね。当時はＤＴを回そうにもお金に余裕のない僕でしたので、君をショウケースのガラス越しに見つめているのが精いっぱいでした。手を伸ばしても届かない君のことは諦めようと思っていたですよ。

ライトロード、カエルシンクロ、ＢＦ、色々なデッキに引っ張り凧でしたね。特にインフェルニティではやり過ぎてしまった感が凄かったです。懐かしいなぁ。あの時の君が一番輝いていたと思います。反面、ゲームにならないなどの批判の的でもありましたね。色んな意味でお高くとまっている君に僕も批判的でした。それは子供ながらの嫉妬心だったのかもしれません。

時を経て、当然のように君は制限カードにされてしまいました。それでもやはり多くの子供には雲の上の存在に変わりありませんでした。どうしようも無かったのでした。
私がカードショップデビューし、フリープレイで対戦をするようになると幾度となく君に泣かされました。大会に出るにしても、君を出してくる相手に強く嫉妬していました。とても悔しかった私はいつか君を手に入れる日を夢見て、コピーカードを使っていたのはせめてもの抵抗のつもりだったのでしょう。

ある日、運命の出逢いがありました。ゴールドパックです。知り合いが当てたものを譲ってくれたのです。君を１０００円で買い取った瞬間にやっと手が届いたのです。
初めてデッキから本物の君をシンクロ召喚したあの瞬間は喜びの絶頂だったと言っても過言ではないかもしれません。君の制圧力は圧巻でした。その後の対戦はとても楽しいものでした。逆境を覆せるその力に酔いました。ただ君をフィールドに出すことが楽しかった。

　そして今日、２月２９日は君との最後の日です。
　今日のデュエルで一度も君君を使いませんでした。君のいないデュエルはとても辛いです。禁止されて今まで忘れていた君の偉大さを実感しました。僕は君に頼りすぎていたようです。これじゃ、今まで応えてきてくれた君に申し訳ない。君なしでも勝てるってことを知っておいて欲しかったんだ。でも、やっぱり難しいや。
　君もダークダイブやゴヨウと同じ場所へ行ってしまうんだね。けれどそれは、君の強さを遊戯王をよく知る人たち全員が認めていたってことだ。これは誇るべきことなんじゃないかな？君は最強だ。今までありがとう。
　いつでも帰ってこられるように、これまで通り、僕は遊戯王を続けるよ。僕はずっと君を手放さないから。だから安心して帰ってきていいんだよ？ずっと待てるからさ。
　君に言いたいことはまだまだあるけど、多分伝えきれないからこれで最後にするよ。ただ、「さようなら」なんて辛気くさいのは苦手なんだ。かと言って「バイバイ」じゃ君を送るには軽すぎる気がするよ。なんか永遠の別れみたいになちゃったね。ごめんね。これで終わりな訳ないのにな。なぁ、そうだろ？

　だから・・・こう言わせてくれないか？


行ってらっしゃい！氷結界の龍トリシューラ！(ρ＿；)ﾉｼ