覚醒の刻においてなぜか一部で不評な調整体ノゼ。
しかし私はかなりその能力を評価しています。
ビートやコントロールなどで繰り返しテストプレイし、
ナイトベアなどとも比較してみた。
以下長文注意。
(1)ノゼは2コスト!
コントロールにせよ、ビートにせよ
ナイトベアやノゼといったカードは握っておくものです。
支援系ではなく、ストラテジーに近い感覚で使うのが一般なので、
相手の大型が攻めてきたり、また自軍に引篭った大型システムユニットを
破壊しつつ、こちらがユニット展開できるのが強み。
当然破壊できるコスト帯は広い方がよい。
その点において5コスト以上と6コスト以上の差はかなり大きい。
ノゼなら覚醒の5コスト枠から勇者、リムセなども破壊できます。
しかし恐らく最大の利点はノゼの使用コストが2である点でしょう。
相手はいつ大型を展開してくるかわかりません。
それは次のターンかもしれないし、数ターン先かもしれません。
つまり、殺意などの除去と同様にそれまで握っておく必要があります。
逆に言えばいつでも対処できるように使用コスト分のエネルギーは残す必要があります。
ナイトベアなら4、ノゼなら2です。
この差引2という数字は1ターンならともかく、何ターンも経過していくとかなりの蓄積になります。
基本覚醒にせよ、プランにせよ、また他のカードをプレイするにせよ
2コスト残して動くのと4コスト残して動くのではできることは違うでしょう。
そういった意味では最低ラインである2コストというのは良い数字です。
(2)誘発条件が緩いぞ!
次に誘発条件も異なります。
当然ノゼの方が誘発条件が広く、プレイ以外でも誘発します。
サイバーワールドを使っても破壊できますし
暗黒の衝撃からは3コストでほぼ確定除去となります。
いざという時に様々な方法で利用できるというのは大きなメリットです。
ちなみに同一ターンに複数回効果を誘発させても縛るのは4枚です。
既にフリーズしている4枚を繰り返し選ぶことができますので
そういった意味では2回以上効果を使用しても損はありません。
(3)4枚くらいフリーズしてもどうにかなるぞ!
また、エネルギーを縛るのは対象のユニットをきちんと破壊できた場合のみです。
もし解決に失敗すればエネルギーは縛られません。
博打要素がないというのはプレイングでカバーできるということを意味します。
恐らくノゼが弱いと感じる殆どの人は、
なんだかんだ言ってもエネ縛りというデメリットゆえでしょう。
次ターンに使えるエネルギーが4枚も減るというのは確かに痛い。
しかし、実際にノエルを積極的に使うのは中盤から終盤にかけてです。
そうした状態では、エネルギーは10枚を超えていることが多く
場合によってはスマを合わせて12~14枚あることも少なくありません。
そういった場合において、よほど大型を連打するデッキでない限り
ノゼをプレイしても問題なく他の行動を取ることができます。
(4)移動軽くてスマも1あるぞ!
手札と山札の総力戦となった場合において
軽くて除去効果が内蔵されており、スマもあるというのは悪くありません。
相手ユニットを除去した上で返しにスマしにいけます。
最後の1点をねじこむのは別に大型でも小型でもいいのです。
今まで終盤において2エネしか残っていない場合
相手は除去されることはあり得ないと踏んで大型で詰めに来るでしょう。
しかしノゼという存在により。そういった「2コストで大型は除去されない!」
という今までの感覚では通用しません。(可能性問題として。)
もしノゼなんていう貧弱カードが積まれているわけないじゃんww
と思って詰みにいった挙句に対処されたらD-0らしからぬミスとなります。
(5)プランゾーン効果について
これを積極的に使うのはなかなか難しい。
しかし、この能力は言い換えると
「誘発すると追撃のスマッシュを止める」と考えることもできます。
相手の1体目のユニットがスマッシュした時
この効果を誘発させれば本来止めを刺すはずであった2体目のユニットを破壊できるかもしれません。
もちろん無傷ではないし、最後の1点や2点を止められるわけでもありません。
そして自分のユニットも1体破壊されているので、お得というわけでもないでしょう。
それでもプランにおけるメリットは皆無ではないのは評価できます。
ちなみにプランに見えたナイトベアとノゼというのは
どちらかが強いかと言われるとかなり微妙です。
プランでしか対処できないピンチ時においては
覚醒で撃つ衝撃と同じく2コストでも生き延びるノゼのが個人的には評価できます。
さすがに6コスト払ってナイトベアをプレイするのは……。
(6)追伸
と、ここまでノゼを倍プッシュしてきましたが
もちろん詰めに行く時は少しでもパワーが高い方が安心できますし
ナイトベアなら投下で2:1交換できる可能性もあります。
序盤から使う必要が出てきた場合では4枚フリーズは致命的にもなります。
なのでやはりビートよりはコントロールの要素が大きいかもしれません。
そう言った意味ではどちらも一長一短であり、デッキ次第でしょう。
少なくともこの記事を読んで
「思ったよりもノゼは使えるかもしれない」と感じて頂けたら幸いです。
パックからノゼ出たら是非使ってみよう。
おしまい。
登録タグ: ディメンション・ゼロ カードレビュー
テーマ:D-0 脳内思考 | 投稿日時:2010/05/19 00:43 | |
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