えっと、このカード取り上げたきっかけは2020年12月7日に封神指定が発表されたからなんですが、今回の論点はこのカードを含むサイクルのパワー査定がおかしいからですね
ちなみに同種のサイクルとテキストは以下の通り
真紅の成敗剣カーディナルブレード
有効>スクエア
誘発>このカードが登場する。
効果>あなたのデュナミスにある[ウェイカー]を1枚選び、表向きにしてよい。表向きにしたカードが種族に[ドラゴン]を含むカードならば、あなたの手札にあるカードを1枚選び、除外し、カードを2枚引く。
蒼海の爆砲王ドライブピニオン
有効>スクエア
誘発>このカードが登場する。
効果>あなたのデュナミスにある[ウェイカー]を1枚選び、表向きにしてよい。表向きにしたカードが種族に[ドラゴン]を含むカードならば、ノーマルスクエアにある相手のコスト3以下のゼクスを1枚選び、手札に戻す。
純白の銀閃光ホーリースカイ
有効>スクエア
誘発>このカードが登場する。
効果>あなたのデュナミスにある[ウェイカー]を1枚選び、表向きにしてよい。表向きにしたカードが種族に[ドラゴン]を含むカードならば、あなたのデッキの上から2枚公開し、その中にあるカードを1枚選び、チャージに置く。残りのカードをデッキの1番下に置く。
漆黒の衰滅撃デスティニーベイン
有効>スクエア
誘発>このカードが登場する。
効果>あなたのデュナミスにある[ウェイカー]を1枚選び、表向きにしてよい。表向きにしたカードが種族に[ドラゴン]を含むカードならば、ノーマルスクエアにある相手のコスト3以下のスリープのゼクスを1枚選び、破壊する。
碧玉の大閃光アイヴィーウイング
有効>スクエア
誘発>このカードが登場する。
効果>あなたのデュナミスにある[ウェイカー]を1枚選び、表向きにしてよい。表向きにしたカードが種族に[ドラゴン]を含むカードならば、あなたのデッキの1番上のカードをリソースにスリープで置き、ターン終了時、そのカードを手札に戻す。
霊火の焼尽竜アストヴェリア
有効>スクエア
誘発>このカードが登場する。
効果>あなたのデュナミスにある[ウェイカー]を1枚選び、表向きにしてよい。表向きにしたカードが種族に[ドラゴン]を含むカードならば、ノーマルスクエアにある相手のスリープのゼクスを1枚選び、5000ダメージを与える。
いずれのドラゴンもイグニッションアイコンを持ち、コスト3/パワー4500です
コストもパワーも能力の前半部も共通なので、色ごとの特徴を示す各ドラゴン固有の部分もそれぞれパワー査定としては等価値ということになります
色ごとに抜粋したのが以下の部分で、
赤:あなたの手札にあるカードを1枚選び、除外し、カードを2枚引く。
青:ノーマルスクエアにある相手のコスト3以下のゼクスを1枚選び、手札に戻す。
白:あなたのデッキの上から2枚公開し、その中にあるカードを1枚選び、チャージに置く。残りのカードをデッキの1番下に置く。
黒:ノーマルスクエアにある相手のコスト3以下のスリープのゼクスを1枚選び、破壊する。
緑:あなたのデッキの1番上のカードをリソースにスリープで置き、ターン終了時、そのカードを手札に戻す。
無:ノーマルスクエアにある相手のスリープのゼクスを1枚選び、5000ダメージを与える。
そして各色の効果にもっとも近いコスト1のイベントが以下の3枚
赤:つまみ食い
あなたの手札にあるカードを1枚選び、トラッシュに置き、カードを2枚引く。
青:コメットシュート
ノーマルスクエアにある相手のコスト3以下のゼクスを1枚選び、手札に戻す。
黒:フライハイ / 執行の瞬間
ノーマルスクエアにあるコスト3以下のスリープのゼクスを1枚選び、破壊する。
参考までに黒のイベントで、コスト3以下を破壊するカースディフュージョンと、コスト3以下のスリープを破壊するフライハイの関係から、対象をスリープしているゼクスに限定することでコスト2相当の効果がコスト1にマイナーチェンジできると考えられます
そうすると単体に5000ダメージの爆裂する石炭がコスト2であることから、アストヴェリアの単体スリープに5000ダメージはコスト1相当の能力と見なしてよさそうです
赤のカーディナルブレードがトラッシュと除外でやや重くなっているものの、上記の4体くらいでコスト1相当の能力であると見なせそうです。そうすると差し引き「デュナミスのドラゴンを表向きにする」ことも、コスト1相当の代償だと見なせます
なおコスト1相当ということはパワー査定で1500ということになります
ちなみにデュナミスのウェイカーを表向きにする能力のパワー査定はプラスマイナスゼロです
ポップコーンのPRカードが、ライフリカバリーやスタートカードと同じくフレンチバニラです
美食探究 テオゴにゃん
コスト3 / パワー5000
有効>スクエア
誘発>このカードが登場する。
あなたのデュナミスにある[ウェイカー]を1枚まで選び、表向きにする。
以前に機術の胎動のパワー査定について書いた時にも少し触れましたが、カードデザインしている人たちは「デュナミスのカードを表向きにする」ことについて、レベル能力が使いやすくなるメリットとしてではなく回数制限のあるデメリットと見なしている節があるんですよね。武皇剣閃撃とギグ・キ・ヘガル、水晶の一撃とイル・イムマルあたりを見比べると、だいたいパワー査定1000~1500相当っぽいのでカーディナルブレードたちの能力もパワー査定1500相当で合ってそうです
さて、ここでコスト1のイベントに該当するものが見当たらなかったアイヴィーウィングについては類似の能力から導いてみましょうか
華の大公爵ヴァレンティーヌ
スタートカード
[起]〈緑2 このカードをトラッシュに置く。〉
あなたのデッキの1番上のカードをリソースにスリープで置き、あなたのリソースにあるカードを1枚選び、手札に戻す。この能力はこのカードがチャージにある場合にしかプレイできない。
無垢なる跳躍ウェアサーバル
ディンギルLv2
[自]有効>スクエア
誘発>このカードが登場する。
あなたのデッキの上から3枚公開し、その中にあるゼクスを1枚選び、リソースにスリープで置く。公開した残りのカードを元に戻し、シャッフルする。ターン終了時、そのカードを手札に戻す。
もっとも近いのは跳躍サーバル、でもアイヴィーと違って3枚公開したうちから選択
次に近いのはヴァレンティーヌで、ターン終了時ではなく即時なのとリソース全体から選択
跳躍サーバルの数字はアイヴィーと同じくコスト3でパワー4500
サマドラの発売が2017年8月なので、だいたい21弾と同じ頃です。その頃のディンギルLv2といえばサンダルフォンやベアトラップなどですね
昔の記録では、1枚引くのがパワー査定2000で、3枚公開して1枚を手札に加えるのがパワー査定3000となっているので、おそらく3枚を公開の部分はパワー査定で1000相当です
アイヴィーウィングの能力に、パワー査定1000相当の3枚公開から選択を加えたのがディンギルLv2と釣り合っているとすれば、当時のディンギルLvがどれくらいのパワーに換算されるか確認できればよさそうですね
維新の英雄 坂本龍馬
コスト6 / パワー6000
[自]このカードが登場した時、ノーマルスクエアにある相手のゼクスを2枚まで選び、6000ダメージを割り振って与える。
温泉貢納の女神アメノウズメ
コスト2 / パワー3000
ディンギルLv2
[自]有効>スクエア
誘発>このカードが登場する。
ノーマルスクエアにある相手のゼクスを好きな枚数選び、6000ダメージを割り振って与える。
選ぶ枚数に少し違いはありますが、割り振るダメージ量が同じなので等価と見なしましょう
坂本龍馬
コスト帯のパワー - ゼクスのパワー = 能力の査定値
9500 - 6000 = ダメージ割り振り = 3500
アメノウズメ
コスト2のパワー - アメノウズメのパワー + ディンギルLv2 = 竜馬の能力査定値
ディンギルLv2 = 竜馬の能力査定値 - コスト2のパワー + アメノウズメのパワー
ディンギルLv2 = 3500 - 3500 + 3000
ディンギルLv2 = 3000
これを跳躍サーバルやアイヴィーウィングに適用すると
ディンギルLv2 = 跳躍サーバルの能力 = アイヴィーウィングの能力 + 3枚公開のパワー査定
3500 = 跳躍サーバルの能力 = アイヴィーウィングの能力 + 1000
アイヴィーウィングの能力 = 2500
ふむ、緑2は3000なので、おおよそヴァレンティーヌの能力とは等価と見なしてもよさそうです
どちらかというと、ヴァレンティーヌの方がパワー査定2500の能力を切り上げて緑2に合わせているのでしょう
うん、そうか。アイヴィーウィングはパワー査定2500の能力をもらってたか
ドライブピニオンやアストヴェリアに謝れ、しばらく封神されてろ
登録タグ: Z/X
テーマ:日記 | 投稿日時:2020/12/13 06:48 | |
TCGカテゴリ: Z/X -Zillions of enemy X- | ||
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