弊ブログの恒常コンテンツと化してる封入率の話だけど、今回は何か新たに発売されるってわけじゃなく認識とか概念というかの話。今後の説明用に置いておく話
雑に言うと渋いか甘いかの話
僕もかれこれ20年以上TCGで遊んでるのだけど遍歴が
ポケモンカード(1997年~1999年)
モンスターコレクションTCG(2000年~ )
ガンダムウォー(2004年~2011年 ×)
ディメンションゼロ(2005年~2010年 ×)
Z/X(2012年~ )
プレシャスメモリーズ(2012年~ )
ChaosTCG(2013年~2019年 ×)
ドレッドノートTCG(2015年~2017年 ×)
LyceeOverTure(2017年~ )
こんな感じで有名どころの遊戯王、デュエルマスターズ、ヴァイスシュヴァルツはルール何となくわかってるけどほとんど触ってない
一応MtGや旧Lyceeはデッキ借りたりして遊んでたからルールも把握してるけどちゃんと買ってはいなかった。自分でカード買ってデッキ所持するようになったのは新Lyceeから
進学で生活環境が変わったポケモンカード以外は、僕から辞めたわけじゃないので公式サポートが存続していればと時どき思い返す
閑話休題
封入率と需要の話、まず認識のすり合わせをしたいので個人的な所感を書いてくよ
昔はそう気にもしなかったけど、それは最初に遊んでたのが数日に一度のパック買いだったポケモンカードで認識できなかったのと、ボックス単位で買うようになったモンコレTCGの封入率というかレアリティごとの無駄の少なさから意識する必要がなかったからだね
ガンダムウォーで「パックから要らないカードが出る」ってことに驚いたのも昔のこと
一般的に、ほとんどのTCGではパックから少枚数の高レアリティカードと、多数の低レアリティカードが排出される
俗に(または公式に)前者はレア、後者はコモン(アンコモン)のように呼ばれ、レアリティが高くなれば多数のパックをまとめたボックスや、さらに複数のボックスをひとつにしたカートンなどの単位でも片手で数えられるほどしか排出されない場合もある
そのレアカードがゲームに必須ではないか、あるいはもっと低レアリティから排出されるカードの仕様違いでゲームをプレイする上では代用が利くカードなら、一部の好事家へ向けたコレクターアイテムなので、さほど問題にすることでもない
・モンコレTCG(富士見書房/ブロッコリー)の場合
当初はゲームブックの書籍「モンスター・コレクション」になぞらえたレアリティとなっていたため、ファンタジー世界で遭遇しやすいモンスターであるかが基準でカードゲーム上の強さとは必ずしも合致しなかった
そのため、デックの大半を占めるのが1箱である程度まで揃うコモン・アンコモンや2~3箱でデック上限枚数まで集まる程度のレアカードだった。一部の高レアリティカードは確かに強くはあるのだが、必須級のカードはコモンカードなので、箱を開けるたびに新たなデックが組まれるTCGだった
・ガンダムウォーの場合
他のTCGなどではパワー査定だとかマナレシオだとか呼ばれるような概念、これだけのコストを支払ったのだからゲーム上でそれなりの働きをしてほしい、という概念。これがガンダムウォーにはない。同じコストでもガンダムは強くてジムは弱い、だってそれが「ガンダム」って作品だから
それゆえにコモン・アンコモンの大半は雑魚モビルスーツや有象無象の設定資料を読まなきゃ名前も知られないようなパイロットなどのため、ごく一部の基礎インフラみたいなカード以外はほとんどレアカードにしか需要がなく、そのレアでさえゴミみたいなのが混じってる始末だった。いい勉強にはなった
・Lyceeの場合
マナレシオの概念はあるけど、基本的にレアの方がコモンより強い。だからレアにしか価値がないかといえばそうでもなく、ゲームのルール上、その強いレアは盤面に1体しか存在させられず2枚目以降が無駄になりがちなので、似たような性能で2番手や3番手のカードにもデッキ構築の際は需要が発生する
・ChaosTCGやプレシャスメモリーズの場合
まずデッキ構築に必須級のカードが高レアリティに集中してる。ただ、それらはまとまった量を買えば必ず入手可能ではある。具体的にはカートン開ければデッキ構築に不足はなく、コレクターズアイテムも手に入るし、低レアリティ帯のカードも構築に必要なので、完成されたデッキとちょっと妥協したデッキがいくつか組める
僕のTCG遍歴から、いい封入率ってのは「目的のデッキを組んだ余りで、もう一つか二つくらい別のデッキが組める」のことだと思ってる
個人的に8ボックスとかカートンとか開けたりしてるけど、これ僕が個人で買って開けてるのも店舗でシングル販売用に剥いてショーケースへ並べてるのも、おカネの流れが違いこそすれ無駄になったコモン・アンコモンはどちらにせよ発生してるのよ
もちろん競技だから勝てるデッキを組むために投資が増えるのは自然なことだと思うよ。でもその横で「ちょっと気軽に遊べるデッキ」を組めた方がいいに決まってるんだよ、独りじゃできないんだから対戦相手は多い方がいい
ヘビーユーザーがカートン開けるのと同じくらい、ライトユーザーやビギナーに買わせようとしたら逃げるに決まってる
まず「たったこれだけ用意すれば、遊ぶための基礎インフラは確保できるよ」のセットが1~2ボックスくらいの価格帯で手軽に始められて、それのアップグレード版にしようと思ったら追加投資できるってのが理想
でも最近はSNSや公式サイトを見渡せばデッキレシピの凡例が溢れてて、最初からヘビーユーザーと同じ完成度のデッキを組むしかないんだよね。だから最上位レアリティが基礎インフラになっちゃって、カートン開けるか既存プレイヤーより早くシングル購入の争奪戦しなきゃゲーム始められない
・で、タイトルにも入れてるZ/Xの話
ちょくちょく変わってるのだけど、現在の封入率はカートン18ボックス開けると、スーパーレアがデッキ構築の上限枚数である各4くらい集まって、その下のレアが3倍の11~12枚くらい、低レアリティであるノーマルは30枚くらいかな。そしてスーパーレアより上のレアリティがあって、それがカートン開けても全部は揃わない。デッキによっては2枚以上ってカードがカートン開けても出てこないことがある
エンジョイ施策とやらで20人以上いる主要キャラクターたちをデッキ構築の指針にしてるけど、その中のたった一人だけが好きって人にしたら、定価で税抜き六万参千円を投じてデッキ組めないってことがあるわけ。ちなみに2/5とか3/12とかでそこそこ起こりうる感じの確率だよ
ゲーム自体は面白い、基礎インフラが揃ってる構築済みデッキが発売されたら、そのタイミングではユーザーも増えてる
でも、そのインフラ揃ってる構築済みデッキって直後の通常ブースターの競争率が爆上がりするってことでもあるの。そうなると、せっかく始めたビギナーさんがヘビーユーザーと同じ買い方を強要されて逃げるのよ
基礎インフラが過不足なく行き届く売り方は難しいかもしれないけど、リゲルでもフレデリカでも墓城でも再現された流れを学習しろよって話なのよ。これ後で別記事にも独立して書こう、スタートダッシュデッキの功罪というか例外的な数字は理解してない人も多いっぽいし
端的に言うと「カートン買ったら不足なく揃う」って封入率にしてほしい
商売の基本としては、用意したのが少し余るくらいが理想なんだろうけどね
登録タグ: Z/X LyceeOverTure ガンダムウォー モンスターコレクションTCG Lycee ChaosTCG
テーマ:日記 | 投稿日時:2020/07/31 06:49 | |
TCGカテゴリ: Z/X -Zillions of enemy X- LyceeOverTure | ||
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