2002年の雑誌ぎゃざ、「デュエリスト白書」のアンケートより、面白いので見てみよう。(※回答はMTGプレイヤーが多いと思います)
1位 プロモ・限定カード
最近だと遊戯王の世界大会のカードが非常に高い値段でオークションで落札されたと聞きます。
プレイヤーの強さの証明と、コレクションとして魅力の両面を持つ限定カード。
MTGでも、FNMで既存のカードのイラスト差し替えのフォイルが優勝者に配られますね。(MTGでは過去の反省も踏まえて、テキスト新規限定カードは作製されません)
この手の優勝者限定カードの問題として、地方での大会成立の困難さや、架空の大会申請からの転売等があります。
しかし、大会に参加したくなる・優勝へのモチベーションが上がるTCGとして良い側面が多い賞品だと思います。
2位 パック・ボックス
大会賞品の定番ですね。
昔は、優勝者や入賞者が常連で、それを全部売って金にして、練習資金にするという事はよくありました。(されました)
集団で練習する場合は、必要なカードを山分けして資金をプールにすればいいので効率がいいと言えば良いですね。
更に、強い人は単独でこれが出来てたそうな・・・。
今でも、優勝者は「パック○○個」と言うのはショップで見かけますね。
これからも廃れないシステムだと思います。
2位 賞金
海外製のカードだと割りと当たり前なシステム。
海外だとショップ大会でも賞金が貰える物があるとか、日本だとD0やSTAR OF HEAVENが賞金が貰える大会を開いてましたね。
(STAR OF HEAVENが10万で日本製初、D0が100万で賞金制初)
遊戯王でバンデッド・キースを見た時「ありえない」と思ったのですが、現在、日本でも賞金生活送ってるプレイヤーが居るので「ありえたんだ」って感じです。
日本だと敷居が高いシステムだと思います。
また、記事に「1ドル=120円」とあり、10年でここまで円高が進んだのかと感じました。
4位 称号・ランク
当時だと、Rumbling Angel、ミラクルVマスター、スター・ウォーズTCGが称号、MTGのDCIレーティング、遊戯王のレーティングシステム(もうあったはず)がランクとなっていました。
その後、女神転生シリーズTCG、MTGのPWポイント、コナミ製TCGが称号、リセやバンダイ製のTCGがランクと言うシステムを扱っていた気がします。
「○○試験合格」とか「○○になりました」と言うカードが貰えたり、称号やランク上位の人には、登録した住所に限定カードやサプライが届いたり、限定大会に呼ばれたりします。
しかし、このシステムも地方格差が大きかったり、大会参加頻度で変化するシステムだと順位よりも多くの大会に出たほうが有利だったり、問題は多いですね。
それでも、競技性を高くすると、この制度は切っても切れない物だと思います。
5位 サプライ
デッキケース、Tシャツ、ストレージ等々。
原作ありきと言うか、原作ファンだとコレクター精神がくすぐられますが、MTGの大会で優勝した時にTシャツをもらった時は複雑なきもちでした。
今でも、密封したまま棚の奥にしまっています。
他にも
・好きなカード何でも
・プロプレイヤーとの握手
・原画
・誌面に自由に何か書く
・アイディアのカード化
・勝ったという事実のみ
等があります。
確か、アイディアのカード化はアクエリアンエイジなどでも実現化されてましたし、MTGでもインビテーショナルカードがそれですね。
このアンケートは2002年のものですが、今同じアンケートを取った場合、そんなに変わらない様な気がします。
(流石に賞金は下がると思いますが)
http://tocage.jp/pages/1315021528.html
より、「高い戦略性のあるゲーム」が一番人気と言うことは、それだけ競技性に特化したTCGを望んでいるということですから、「称号・ランク」も望まれている事ですし、同時に原作重視のTCGを望んでいると言うことは「プロモ・限定パック」も多いはずです。
同時に優勝した時に得られる「パック・ボックス」は今でも変わらない手法なので、人気なのが解ります。
「サプライ」も女性プレイヤーや原作から入るカードプレイヤーも居るわけで、一定数の支持を受けると思います。
円高も進んだし、情報格差も減ったのに、TCGにおける賞品システムへ求める物は、あまり変わらないのかなと思います。
あくまで、想像なんですけどね。
登録タグ: TCG全般
テーマ:日記 | 投稿日時:2012/02/08 06:25 | |
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