しょうもない事なので、暇過ぎて寝れないとかロンドン便予約しちゃったよって人以外は、もっと有用な記事を読むべきだと思います。
私がTCG初心者の頃、「概念」と言うものが無かった。
例えば「相手のカードを除去することはテンポ妨害」だとか、「ターンを続ける事はそれ自体に意味が無い」とか、「ダメージレースの存在」とか。
やってく内に、友人と供に「このカードを使えば、相手より優位に立つ」とか「どこから攻めれば有利か」とかを学んで言った。
その中で、私が自分から生み出した事というか、実践で手段を編み出した事は少ない。
大体が借り物の理論というか、何処かの外人が生み出した理論やら、ネットの拾いの理論を活用したり、強い人から教わったり・・・。
私が最初に編み出した(私が発祥という訳ではありません)理論は、「除去2:殴り手2」だった気がする。
これは非常に簡単で、今となっては理論と言うには怪しい構築論で、周りが「除去3:殴り手1」という構築だったので同じスロットなら、殴り手を増やした方が強いというだけ。
一見すると「除去3:殴り手1」の方が磐石というか、手堅い感じですが、これが2スロット目になると前者は「4枚:4枚」後者は「6枚:2枚」、更に広げれば「8枚:8枚」と「9枚:3枚」となります。
これを見ても、「あれ?相手の除去枚数適正じゃない?」と思うかもしれませんが、除去の多いデッキの殴り手とは、それが強いカードではないことが多いですね。
細い殴り手である程度の除去耐性か、太い物の除去を頼りにしたデッキというのが多く、相手が1対1交換をしてる内に殴り切る事ができました。
今考えると微妙ですが、当時の私はコントロールデッキに対して少し軽めの殴り手を選んで、除去を同枚数にしたことで相手の攻勢に対応しやすくしたことで勝ち星を増やしていった。
次に私は唐突に勝てなくなったそれは、上記の理論は常に「コスト=質」で無くては成立しない。
何故なら、相手が重めのカードを展開するために防戦一方の内に最低限のコントロールで勝利してしまうと言うもので、質が向上してしまうとコストの幅が短くなり、例えば全環境では「6ターン目のカードが4ターン目に出る」、こちらは「1ターン目に出るカードの質は向上してるものの4ターン目に出るカードには勝てない」という事になってしまいます。
一見すると4ターン目までに決着をつければいいように見えますが、相手は4ターン目にそれを着地させれば、あとはそれを守れば勝てるのですから、ハンドアド面でも不利です。
つまり、より密度の高い殴り手を敷き詰めなくていけませんね。
これなら、相手の除去を気にせず殴り手を連打していく「ウィニー」の方が勝利しやすいと言えます。
ここで解るように最初の理論は「正解の様で正解ではない」物でした。
環境依存度が高い理論でした。
次に、勝てなくなった私は「ドロー枚数を増やせばリソースは減らせる」ということです。
ゼロックス理論というのを知る前でしたが、私の場合はより洗練されていない劣化理論でした。
どんなドローでもいいので、ゼロックスの場合は1~2マナ等と定義されてますが、私の場合は4マナまで広げてしまい正解と信じていました。
何より、前述の通り質の向上で早くなっていたので、致し方ないの事なのですがならばよりスーサイドな構築を心がけるべきでした。
結果的に、早いデッキに対しては相性がよかったのですが、ハンデスやリソースを奪うタイプのデッキには勝てなくなりました。
この勝てなくなったは更に深刻な問題を引き起こし、私は「理論」ではなく「デッキ」が弱いと信じこみ、リソースを奪うタイプのデッキを選んでしまったのです。
私の失敗が解った人は居るでしょうか?
リソースの奪うデッキとは、リソースを絞ったデッキには強いのですが、コントロールデッキに弱いのです。
つまり、デッキ選択は間違って居ないのに、負けた=それが弱いと間違った判断をして大会に出てしまったのです。
メタ読みを間違てしまい、コントロールに不利でした。
リソースを敷き詰めたデッキは、コントロールに対して多くのカードをプレイしていくので、単純にコントロールする為に使用するカードが増えるので有利でした。
この失敗から、学んだことは「ドロー4枚:目的のカード1枚」という構築の仕方でした。
コントロール系のデッキに対して、決定的な目的のカードを引く為にはその方動きやすい。
ドローが妨害されてれば、相手は有効でないカードを阻害したということで、悪い交換ではないですし、相手にとって有効ではないのものの邪魔なカードをキャストすることが容易になります。
そうやって、単純に相手が妨害するべき枚数を増やすことで、速いデッキに対して有効なカードを4枚積みつつ、コントロールに対して有効なカードを入れる事に成功しました。
シルバーバレット戦略に近いのですが、あれはサーチで引っ張ってくるので若干の違いですが、大きく違います。
あちらはその場にあったカードやマッチに有利なカードを早めに持ってくる。
こちらは、コントロールの遅さの延長線上で有利にしようと言うもので、引くことを目的にしている訳ではないのです。
危険カードの軸ずらしという感じです。
その理論を利用したデッキは、近所の大会で「電波」と呼ばれ、デッキの動きも非常に注目されたものの、コンボに弱かった凡庸な結果に終わりました。
今、考えても対策カードをサイドに仕込んでおけば勝てたので、コンボデッキとの練習を増やし、サイドを洗練すればよかったと後悔しています。
ここまでが、私が現在の折り返しまでに編み出した自己理論でした。
折り返しはまた暇なときにでも。
テーマ:日記 | 投稿日時:2011/08/13 02:21 | |
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