多分僕なんかより運営経験が豊富な人ならうまい方法も知ってるんだと思うんですけども,非公認の大会なんか参加するとオポネントの計算に時間がかかってる気がするので,僕なりの方法をメモ代わりに書いておきます.
以下の文章中では,タイブレイカーに関してはmjmj.infoの以下の文章に基づいて算出します.
http://mjmj.info/data/obsolete/tiebreaj.txt
文章結構読みにくいんでかいつまんで説明しますと,以下のような感じです.
1.勝ったら3点,負けたら0点,引き分けなら1点のマッチポイントを付与
2.順位はマッチポイント(MP)順
3.MPが同じ人は対戦相手のマッチポイントの平均順(OppMW%)
4.MPもOppMW%も同じ人はゲームの勝率順(GW%)
5.MPもOppMW%もGW%も同じ人は対戦相手のゲームの勝率の平均順(OppGW%)
6.それでも同じなら順位は同じ
また,以下の例外処理があります.
1.不戦勝は計算に含めない
2.対戦相手のマッチポイントの値をラウンド数×3で割ったものの値が0.33より小さい時は,その値を0.33に修正
(僕が大会をするときは面倒なので,1/3に修正します.この辺は好みの問題かと.)
では,ここからがOppMW%の計算方法になります.
長い文章になりますが,運営に興味のない方には意味のない文章ですのであしからず.
まずはじめに,店舗大会などで行われている手法を書きます.
1.大会終了後にすべてのスコアシートをMP順に並べる
2.同じMPのスコアシート同士でしかタイブレイカーの判定は必要ないため,ここで判定をする
(ほとんどの場合,上位を決定するためにn回戦なら(n-1)×3ポイントの束のみを判定するでしょう)
3.束ごとに対戦相手を確認し,その対戦相手のオポネントを書く
4.オポネントの平均値(もしくは,ほとんど同じになるので合計値)を算出する
この方法ですが,はっきり言いましてめっちゃくちゃ時間がかかります.
しかもそのうえ,ミスが多発します.というかしました.
ですので,僕が推奨する方法は以下の方法です.
準備:受付時に,受付番号とハンドルネームを書いた表を作成する(超大事)
準備:対戦相手の「受付番号」をスコアシートに必ず記入させることを告知(大事)
1.大会最終戦終了中に,スコアシートが受付に来るはずなので,回収する.
2.回収したスコアシートのMPを確認する.
2-1.MPが「MP<(大会のラウンド数)」であれば,大会のラウンド数を先ほど作った表に記入.
2-2.MPが「MP>(大会のラウンド数)」であれば,MPを先ほど作った表に記入.
(この工程は0.33より小さい~の例外処理にあたります.)
3.回収したスコアシートをマッチポイント別の束にする
(先に表に記入してから束にするのがポイント)
4.全スコアシートを回収し終わったときには,表が完成している.
5.表をもとにして,ポイントをスコアシートに記入し,合計値をとる.
6.不戦勝のある人は,合計値に以下の処理をする.
合計値×(大会のラウンド数)÷(大会のラウンド数-不戦勝の回数)
(この処理は,不戦勝なら計算には使わない~の部分です)
7.この状態で値を比較する
要するに,一度にMPを確認できる表を作って,それを用いてオポネントの計算をしようって話なだけです.
何がいいかっていうと,スコアシートの問題点っていうのはその検索性の悪さで,順序づけた表を用意することで検索性の悪さを解消していること.
オポネントマッチウィンパーセンテージというよくわからないものを,なるべくわかりやすくしていること.
この二点だと思います.
正直うまく伝わってるか分からないので,聞きたいことなどあればtwitter:@iwaokeinfinity までリプライでもいただければ.
画像とか使ってわかりやすくしようかと思ったんですが,作るのが面倒でした.
どうしても分かりにくいって人がいれば作ると思います.
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テーマ: | 投稿日時:2013/09/06 02:43 | |
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