今年は正月休みが暇気味なので、もう少し語ります
今回は趣向を変えて、これまで説明してきた「キャラクターを捨て札する」効果やそれに対抗する「効果を受けない」などの効果について、実際のカードを見ながら解説していこうと思います
これまでの記事は自分でも「イマイチ見づらい」って感じてます
どうしても根拠を説明したくてルールサマリーとかQAとかを載せてると文章が長くなるんですよね…
というわけで、「カードテキスト多め」でいきます
名付けて「【アクエリ学】実践編」
それでは本日の講義へどうぞ~
本日のテーマ「相手のカードへの対策」と「その対策への対策」について
~ キャラクターを捨て札する ~
さて、シンプルな例でいきます
相手の場にサイズの大きいキャラクターがいます
自分の場のキャラクターでは太刀打ちできません
あなたはどうしますか?
はい
一つの答えが「キャタクターを捨て札する」ですね
早速カードを見ていきましょう
○「死の刻印」(始まりの地球)WIZ-DOM 3ファクター3コスト プロジェクトカード【目標】
目標の≪キャラクター1人≫を捨て札する。
○「デス」(黎明の女神)WIZ-DOM 4ファクターXコスト プロジェクトカード【目標】
目標の≪X以下の精神力のキャラクター1人≫を捨て札する。
○「イレイズ」(ギャラクシー プロモーションカード)極星帝国 5ファクター10コスト ファストカード【目標】
≪このカード≫のコストは、あなたのダメージ置き場のカード枚数分減少する。
目標の≪キャラクター1人≫を捨て札する。
○「パニッシュメント・アサルト」(始まりの地球)イレイザー 4ファクター6コスト プロジェクトカード【範囲】
≪あなたの任意の勢力1つのキャラクター全て≫を捨て札する。
「死の刻印」はシンプル・イズ・ベスト
運営としてもこのあたりを基本に考えていたのでしょう
「デス」は条件次第で「死の刻印」よりコストが少なくて済みます
「イレイズ」はファストカードなので、好きなタイミングで打てますが、ちょっとコストが重くなりそうです(条件次第)
これらの3枚はSaga3からの再録ですので、運営的に「こんな感じのを使ってね」という意図でしょうか
(
「パニッシュメント・アサルト」は「通ったら勝つ」。そんな最終決戦兵器と言えるでしょう
「パニッシュメント」(Saga1 覚醒の乙女たち)→「パニッシュメントⅡ」(Saga3 逆襲の巨蟹宮)
これらのカードを使用して「相手のキャラクターを捨て札する」というのはアクエリの基本ですね
~ カウンター・効果を受けない ~
では、相手にこれらのカードを使われそうな場合にはどうしましょうか
一つはスキル「バインドX」で場に残す方法です
元から「バインドX」を持っているキャラクターを採用したり、ファストカードで「バインドX」を得ることもできます
それ以外だとこんなカードがあります
○「十字祓」(始まりの地球)阿羅耶識 2ファクター2コスト ファストカード【目標】
目標の≪プロジェクトカードまたはファストカード1枚≫を捨て札する。
○「守巫女“厳島 美晴”」(Saga3 メモリアルセレクション)阿羅耶識 4ファクター4コスト ブレイクカード 6/5/6 霊能者
このカードの下に「榊巫女“厳島 美晴”」がある場合、≪このキャラクター≫はインフィニティを得、エフェクトの目標にならず、≪あなたの『阿羅耶識』の支配キャラクター全て≫は精神ダメージ・バトル以外のダメージを受けない。
1:目標の≪パーマネントカードまたはプロジェクトカードまたはファストカード1枚≫を捨て札する。
X:メインフェイズ終了時まで、≪攻撃力の数値がX以下のキャラクター全て≫のアタック宣言を無効化する。
○「お散歩従士」(ギャラクシー プロモーションカード)WIZ-DOM キャラクターカード スチューデント/ウォリアー/ワーウルフ
▼ キャパシティ-1 チャージ1
≪支配キャラクターが5体以下のキャラクター全て≫は、プロジェクトカード・ファストカードの効果を受けない。
○「火生三昧“不動明王”」(アイコンセレクトパック 阿羅耶識 vol.2)阿羅耶識 3ファクター3コスト ブレイクカード 5/4/5 トライ/ゴースト
シールド インターセプト イニシアチブ ペネトレイト
≪あなたと、あなたの支配キャラクター全て≫は、あなたの対戦相手が使用したプロジェクトカード・ファストカード・エフェクトの効果を受けない。
1:ターン終了時まで、≪このキャラクター≫に+1/+1/+1する。
「十字祓」「守巫女“厳島 美晴”」は相手のカードを捨て札することで効果を防ぐいわゆる「カウンター」
「お散歩従士」「火生三昧“不動明王”」は場に出すだけで相手のカードの効果を受けなくなります
「火生三昧“不動明王”」は戦闘能力も持っていて、一人で何でもできてしまうのでヘイトを買いやすいカードですね
~ カウンター・効果を受けないを突破する ~
続いて、これらの対策を突破する手段です
○「ダークネスバインド」(ギャラクシー プロモーションカード)WIZ-DOM 4ファクター4コスト プロジェクトカード【目標】
目標の≪キャラクター1人≫を捨て札する。この効果で目標が捨て札される場合、目標を場に残す効果全てを無効化する。
○「アブソリュート・ヴァニッシュ」(ギャラクシー プラチナパックVol.1)極星帝国 4ファクター3コスト プロジェクトカード【目標】
このカードは、使用宣言時から効果終了時まで、ファストカード・エフェクトの効果を受けない。
ターン終了時まで、目標の≪キャラクター1人≫に-X/-X/-Xする。Xはあなたのダメージ置き場のカード枚数に等しい。
○「デス・サークル」(Saga3 絶神の戦車)WIZ-DOM 4ファクター4コスト プロジェクトカード【範囲】
≪このカード≫は、使用宣言時から効果終了時まで、ファストカード・エフェクトの効果を受けない。
≪あなたの任意のキャラクター1人と、そのキャラクターにセットされているカード全て≫を捨て札する。
○「悪魔払い」(Saga3 皇帝の宝冠)WIZ-DOM 5ファクター4コスト プロジェクトカード【目標】
このカードの使用宣言時に、プレイヤー1人と、そのプレイヤーの、ネームを持つ支配キャラクター1人を指定する。
目標の≪プレイヤー1人≫は、指定されたネームを持つ支配キャラクター1人を捨て札する。
「ダークネスバインド」は「バインドX」などの場に残す効果を無効化します
「アブソリュート・ヴァニッシュ」「デス・サークル」は「十字祓」や「守巫女“厳島 美晴”」でカウンターされません
「悪魔払い」は効果対象がプレイヤーなので、「効果を受けない」のアビリティを持っているキャラクターを捨て札できます
こんな感じでちょっとコストが重かったりしますが、相手の対策を突破することができます
~ “不動明王”が倒せない! ~
しかし、「対策を突破する」で挙げた4枚はいずれも「“不動明王”」の対策にはなりません
(「ダークネスバインド」は「“不動明王”」にセットされているパワーカードやパーマネントカードを捨て札できます)
ではどうしましょう?
一つは「サイズで上回る」です
これは冗談でも何でもありません
「“不動明王”」の「効果を受けない」はとても強力なアビリティなので、対策カードで何とかするのではなく、より「強い」キャラクターで倒しましょう
「強い」の定義は色々ありますが
○「エクセプショナル・テレパス“結城 望”」(黎明の女神)E.G.O. 4ファクター3コスト ブレイクカード 5/(4)/5 スチューデント/スキャナー
バインド1 イニシアチブ
≪あなた以外のプレイヤー全て≫は、手札全てを公開してプレイする。
≪このキャラクター≫の攻撃力に+(X)する。Xはこのキャラクターを構成する、このカードの下の“結城 望”の枚数に等しい。
○「懐き猫“久遠寺 みやこ”」(黎明の女神)ダークロア 4ファクター4コスト ブレイクカード 5/6/6 ワータイガー
オフェンシブ インターセプト
このキャラクターを構成する“久遠寺 みやこ”1枚につき、≪このキャラクター≫に±0/+2/+2する。
このキャラクターのパワーが精神力に等しい場合、≪このキャラクター≫はイニシアチブを得る。
○「ヴァルキリー“ブリュンヒルト”」(ギャラクシー プロモーションカード)WIZ-DOM 3ファクター3コスト ブレイクカード 4/(4)/4 イレイザー/ゴースト/ウォリアー
≪このキャラクター≫の攻撃力に+(X)する。Xはダメージ置き場のネームを持つカードの枚数に等しい。
このキャラクターがバトルによって捨て札される場合、≪バトル相手のキャラクターを構成するカード全てと、バトル相手にセットされているカード全て≫を、オーナーのダメージ置き場に置く。
「エクセプショナル・テレパス“結城 望”」は「精神攻撃・イニシアチブ・バインド1」と高いバトル能力を持ち、「懐き猫“久遠寺 みやこ”」はブレイクカードを重ねることでエフェクトでサイズの上がった「“不動明王”」のサイズを簡単に超えます
また、「ヴァルキリー“ブリュンヒルト”」は、
それ以外の方法で「効果を受けない」を突破しようとするには、「理の外の能力」を持つカードに頼りましょう
○「エルヴン・ハーミット“シルマリル”」(Saga3 隠者の森)ダークロア 4ファクター4コスト ブレイクカード 5/6/6 モンスター/ミスティック
≪このキャラクターを対象に含む、プロジェクトカード・ファストカード・エフェクト≫は効果を発揮しない。
このキャラクターがバトルする際、≪このキャラクターのバトル相手を対象に含むプロジェクトカード・ファストカード・エフェクトと、このキャラクターのバトル相手のスキル・エフェクト全て≫を無効化する。
1:ターン終了時まで、目標の≪キャラクター1人≫のスキル・エフェクト全てを無効化する。
まずはこれ
極星帝国の「“シルマリル”」は「“不動明王”」に近い「効果を受けない」のアビリティを持ちますが、あくまで一般的なテキストです
(
しかし、この「エルヴン・ハーミット“シルマリル”」の2つ目のアビリティ「このキャラクターがバトルする際、≪このキャラクターのバトル相手を対象に含むプロジェクトカード・ファストカード・エフェクトと、このキャラクターのバトル相手のスキル・エフェクト全て≫を無効化する。」はちょっと質が違います
前半は「バトル相手の強化カードを無効化する」のですが、問題は後半
この効果の効果対象は「キャラクター」ではなく「スキル・エフェクト」なのです
つまり、キャラクターがアビリティ「効果を受けない」を持っていても関係なくスキル・エフェクトは無効化されます
続いてはこのカード
○「ペスト」(Saga3 審判の日)WIZ-DOM 3ファクター3コスト プロジェクトカード【目標】
メインフェイズ終了時まで、目標の≪あなたの支配キャラクター1人≫のアタックを受けたプレイヤーの手札全てを捨て札する。
メインフェイズ終了時まで、目標のバトル相手のキャラクターを、バトル終了時に捨て札する。
メインフェイズ終了時に、目標を捨て札する。
このカードは捨て札置き場でなく、ダメージ置き場に置かれる。
これは「バトル相手を捨て札する」能力を持っていますが、「ペスト」の効果対象はあくまで最初に目標にしたキャラクターのみ
その効果対象のバトル相手は「《 》」で囲まれていない(=効果対象ではない)ため、アビリティ「効果を受けない」を持っていても捨て札されます
なお、「エルヴン・ハーミット“シルマリル”」は先ほどと同じく2つ目のアビリティにより、バトル相手に使用された「ペスト」を無効化するため、捨て札されません
(
このように、アビリティ「効果を受けない」は確かに強力ではありますが、対策できないわけでもありません
(とはいえ、「火生三昧“不動明王”」はカードプールの少ないギャラクシースタイルにおいてそこまで重くないサイズで単体で完結しているのが問題なのですが…)
~ 後書き ~
アクエリアンエイジには多くのカードがあります
みんなも効果範囲について正しく理解して、色んなカードを探してみましょう!
(
というわけで、本日のアクエリ学はここまでです
(
次回もよろしくお願いいたします
テーマ: | 投稿日時:2022/01/04 01:13 | |
TCGカテゴリ: アクエリアンエイジ | ||
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