猫使いの秘密兵器のようなもの

*危惧する事

最初に危険な内容を書いちゃおう。

ここを見てそうな人で判りそうなのは夢見とNakajiさんぐらいかもだけど、昔アクエリアンエイジで双児宮の鏡というエクスパンションがありました。結論から言うと、後の戦略的には全く使えないエクスパンションで、もっぱら特定のカード（ガブリエル）が出る事を祈って剥くだけの通称「ガブリエルくじ」と呼ばれるエクスパンションでした。

なんだか今回のシャイニングハーツ、サインの高騰ぶりを見てると同じような匂いがしてならないんですよね。確かに双児宮と違って使えるカードも多いですが、パックを剥いている人の大半の意識はそういった部分に行ってるんじゃないだろうか…と思うと少し寂しくも感じます。


*そしてみんな

来週の.hackが忘れられそうな雰囲気ですが、忘れないであげてね！

ごめん私はすっかり忘れてた。


*さて考察？

とりあえずは気になったカードをちょちょっとピックアップ。


**RRリック

公開された時点では必須だと感じるほどではない能力でしたが、結局疑似効果がない事と、「パートナーアタックの後に」と記述されているカードが多すぎる事から大半のデッキに必須に近いパーツとなってしまっています。

「なくても組める」という意見もあると思います。しかし、「あった方がいい」という意見に傾くのがシャイニングハーツ。テンポアドバンテージを着実に奪える上に、デッキ構築の幅を確実に広げていける優良カードです。

もっとも、書いてある事は劣化杉崎。


**RRカグヤ

強いのか弱いのか良く判らない子。まあ原作では蓬莱ニートでしたし、こんなもんでしょうか。

能力のアンチシナジーっぷりが半端なく、パートナーを増やすと魅力であるサポート時のパンプ能力が発動しない。判りやすく言うと、「中途半端に構築したデッキに投入すると絶大な効果を発揮する」というちょっと残念な子。

ただ周辺のサポートカードの充実っぷりは、リックやかな恵組以上。ブン回ると結構怖い存在なので、生半可に舐めてかかると簡単に崩壊して負けるので要注意。


**RRマキシマ

今回のドリームカード。と言っても、それほどロマンはありません。控え室10枚はそれほど困難ではないけれど、積極的に狙うと全体がロマン構築。狙わないと時すでに遅し…という絶妙な枚数設定だと思います。

ただなぁ…パンプ発動で6000/7500なわけですが、攻撃6000で３タテ出来るのはSHとG'sぐらいだと思うんです。それぐらいSHの耐久が全体的に低く、また他作品で攻撃6000は２タテ圏内が限界。


**Rラグナス

作品単での真冬互換といったところでしょうか。「１枚引いて、１枚まで捨てる」という良く判らない記述。控え室利用系を使用するのであれば捨てるでしょうが、そうでない場合はきちんと０枚捨てる事を宣言しましょう。

ふと思ったんだけど、この捨てる枚数は引く前に宣言する必要あるのかな？


**Rメルティ＆ソルベェ

まあ判ってたけど強いですよね。手札ぐるぐる。耐久+1000もSHの中では強いと思います。効果が１人シナジーになってるので、他のカードを必要としないのが一番賢い。


**TDアミル

このカードの事をここに書かなければいけないのがこのエクスパンションの悲しい所ではないでしょうか。所謂単体除去としてのスパークです。

結局、疑似効果はブースターには収録されませんでした。これはRRリック以上に必須に近いパーツです。様々な思惑*1から除去を積みたくないケースに於いても採用されるのが単体除去なわけですよ。

これがTD限定。しかも１枚積。

どこかでこんな惨状を見たな…と思ったらG'sでした。まあG'sの場合はマリッジやベビプリに逃げれたわけで、TDアミルがないと完成されたデッキの構築を完全に拒絶される状況程ではないですが。


*デッキとしてはどうなの？

いくつか組んでたりしたので。
予めアレですが、RRリックとTDアミルは夢見が使ってた

さー、途端に構築条件が狭くなったゾ！


**ローナ・ルフィーナ型

まず最初に手を出したのがこれ。ローナの自動能力の効果は正直半端なく、期待してたのですがリック不在でパートナーが裏雪姫のみでは到底動かない代物だったので却下に。

ルフィーナは正直微妙だったかな。効果は悪くないと思ったんだけど、リスクとリターンが釣り合ってなかったです。


**カグヤ型

次にニートさん。本人の貧弱さはまあ置いておくとして、悪くはなかった気がします。ネリスの入れ替え効果が強かったかな。エアリィのトップ確認もこのゲームでは十分すぎる効果です。

リック効果任せのパートナーと、単体除去のカードパワーに負け続けて方向転換。


**精霊型

正直に言うと、もうこの辺で嫌になってきてたｗ

真剣にやってもカードパワーに負けるんだったら、真剣にやらなければいいんじゃね…？という事で高速控え室10枚戦略にシフト。わがままメルティで２枚、メルティ＆ソルベェで１枚、ラグナスで１枚。意外と捨てれる枚数って少ないなぁ、と思いつつ精霊サーチとか入れてました。

肝心の精霊は、恐らく８枚前後が限度だと思います。それ以上は多すぎ、少ないと引かなくて意味がなさそう感じでしょうか。内訳はシルフ４枚はほぼ確定で、残りはお好みというところだと思います。

前述してますが、出た後のModeマキシマは大抵無双していきます。が、メルティ＆ソルベェが相手に出てると泣いて帰っていきます。基本的にその程度の存在。ネリスのスパークとかなかった、そんな物は存在してなかったんだ。


*ネオスタンとしてはどうなの？

うーん…。かなり悩ましい所じゃないかな、と思います。現状ではまだタイプが分散されているので評価が難しいですが、感覚的には「使いづらいまぶらほ」。耐久が低かったり、PA依存してる部分が多いところまで似てますね。技属性が統一されていない部分や、キャンセルをきちんと有しているところが大きな違いでしょうか。

ただ耐久の低さはやはり大きなネック。トップメタとして君臨し続けている導力には苦戦を強いられそうです。そして同時に、ステの低さをPAで補うタイプになりがちな為、凜や藍華の存在は常に意識し続ける必要があるのではないでしょうか。特に除去の困難な藍華が問題かな。


**忘れてた人・シャオメイ

凜互換のようなもの。キャンセルだからと積んでる人も多いと思いますが、さすがにL1バニラは…。L2がキャンセルではなく、役に立たないスパークでもいいので殴り手向けな形であれば、もう少し評価は上がっていただろうに。


**忘れてた人・RRクイーン

メルティ＆ソルベェとアンチシナジー気味ですが、効果は絶大と言っても過言ではないと思う。貧弱なベンチキャラの代わりに5500が前に出る事、ついでにリタイヤ置き場にココロを増やすという意味で重要です。

使用タイミングが若干特殊なので、その部分だけは要注意。