【遅延ダーク】
明確な弱点があってそこを突きやすいので、最後まで勝ち上がっている事に少々驚きですね。
関東在住のご本人も、「関東では流行っていて、恐らく勝てないだろう」とおっしゃっていたくらいですし。
墓地から除外して動くカードが多いため、《霊滅術師 カイクウ》が立っているだけで動きがかなり制限され、その《霊滅術師 カイクウ》を処理するのにも《奈落の落とし穴》等を先に伏せられればいいですが、それができなければ《サイバー・ドラゴン》等での戦闘破壊や《邪帝ガイウス》での除去が必要になってきます。
《霊滅術師 カイクウ》1枚でテンポを崩されたり、ペースを握れなかったりするデッキなので、1戦目は取れてもマッチを取れるかは厳しい印象があります。
関西ではこの手のデッキはほとんど見られないようなので、対策が甘くなるのを狙って関西の方に出られたのかな、という感じです。
見た事がないデッキというのは動きがわからないので、そのデッキ相手にしてはならないプレイングを知らず知らずの内にしてしまったり、カウンターできるカードがあるのにも関わらずマストカウンターを逃してしまったりという事があり得ますが、逆にそのデッキで相手をするのは流行りのデッキで嫌という程見てきたデッキな訳ですから、相手のプレイングに応じてどのようなプレイングをすればいいのかはわかりきっている事なので、そこで経験の差がそのまま勝敗に繋がったものと思われます。
そのような環境の読みがあった事と、先出し・後出しのカードを上手く使い分け、的確な捌き・返しができるプレイングがあったから最後まで勝ちぬけたのでは、と思います。
対戦相手が全て墓守猫だったという運も多少あったかもしれませんが、猫一強環境であるというのを読んだ上でのデッキ選択でしょうから、対戦相手が猫しかいなかったのもある意味必然かもしれません。
【割拠猫】
これぞ猫に勝てる猫という感じですね。
《ナチュル・ビースト》を立てて罠や《王虎ワンフー》を守りぬく、といった感じでしょうか。
《王虎ワンフー》や《群雄割拠》があるおかげで、《ナチュル・ビースト》がいない時の対《大寒波》にもある程度対応できるでしょうし、対猫で考えた場合に構築の時点で有利ですね。
ただ、6回戦(内1回戦はシード)の中で相手に3人も剣闘がいたのはご本人もさすがに辛かったようです。
《群雄割拠》が刺さるので、まだなんとかなったみたいですが。
【総括】
関西選考会の上位2名はどちらもメタ寄りのデッキという結果になりました。
これを受けて関西ではどんなデッキが代表権を勝ち取るのでしょうか。
関西で勝ちぬけたようなメタ寄りのデッキか、またはそのメタをも凌駕する爆発力を持つデッキなのか、はたまたそのメタゲームとは無縁の地雷デッキなのか…
個人的にはカエルみたいな地雷デッキが最後まで勝ち上がってくるような誰も予想していなかった、という展開を期待したいと思いますwww
テーマ:コラム | 投稿日時:2009/06/30 04:12 | |
TCGカテゴリ: 遊戯王OCG | ||
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