いろんな人のblogを読んでみると、大会レポでは必ずといって良いほど猫とあたっている、もしくは猫を使っているのを目にします。
《椿姫ティタニアル》と《ローンファイア・ブロッサム》のギミックを取り入れた【姫猫】、《墓守の偵察者》を採用した【赤猫(アーカナイトビート)】、そこにさらに《深海のディーヴァ》を採用した【ディーヴァシンクロ】が主たるものでしょうか。
これらのデッキは、小さな違いこそあれ、《X-セイバー エアベルン》と《レスキューキャット》のギミックを軸に動くデッキです。
そしてこのギミックを取り入れたデッキに【蟹猫】があります。
【蟹猫】は、《ヴォルカニック・ロケット》と《ヴォルカニック・バレット》、《ブレイズ・キャノン》を採用することによって、猫系統のデッキの手札消費が激しいという難点を解消しようという狙いがあります。
《ヴォルカニック・バレット》は、手札補充だけでなく墓地を肥やすための布石にもなり、他の種類の猫同様《貪欲な壺》とのシナジーが高まります。
また、猫系統のデッキには、引きたくないカードが多いという共通点があります。
猫を採用しているなら当然《X-セイバー エアベルン》や《コアラッコ》は引きたくないですし、【姫猫】であれば《椿姫ティタニアル》や2枚目の《ローンファイア・ブロッサム》、【赤猫】では2枚目の《墓守の偵察者》、【ディーヴァシンクロ】なら2枚目の《深海のディーヴァ》など、他のデッキと比べて引きたくないカードが多くなります。
【蟹猫】でもできるなら2枚目の《ヴォルカニック・バレット》は引きたくないですが、《椿姫ティタニアル》や2枚目の《深海のディーヴァ》を引いてしまった場合に比べればまだ動けます。(死札が増えることに変わりはありませんが…)
ただ、《ブレイズ・キャノン》のコストにすることによって相手のモンスターと1:1交換にはなりますし、ずっと腐っていることも少ないのではないでしょうか。
ただ、【蟹猫】の場合はデッキのスペースをかなり必要とするので、構築に幅を持たせることが難しくなります。
一長一短ではあるものの、他の猫系統のデッキと同等かそれ以上のデッキパワーはあると思うのですが、なぜかトーナメントシーンではあまり見かけないデッキですね。
私は一旦セットしなければならないリバースモンスターとは違って、《ヴォルカニック・ロケット》を出した後にすぐに殴りにいけるので使いやすいとは思うのですが…
やはり展開力で《墓守の偵察者》や《深海のディーヴァ》に劣るために使われないのでしょうか…
テーマ:コラム | 投稿日時:2009/03/24 03:13 | |
TCGカテゴリ: 遊戯王OCG | ||
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