はやてさんのブログ

正直、この発表はそこまで驚きでもありませんでした。
Lyceeであまりにも殿様商売な感じだったので、いつかはこうなるんじゃない？
というのはありましたし。
確かにキャラ物のゲームとしては先進的な物だったというのは
いえます。
実際、一時期は万を越えるようなカードも出ていました。
カードゲームショップにいけば必ず置いてあるような、
そういう所まで登りつめたのも確かです。

ただ、バトラペゾのように壊れた環境を結構な期間放っておいて
既存のユーザーがあまりの環境択一の状況に離脱したり、
その割りに突然バトラペゾのデッキパーツに
必須なものを何の説明も無くエラッタ出して使えなくしたりして
これまたユーザーが離れ
（これは某TCGの比じゃないです。いきなりエラッタだけ発表）、
ブシロードのゲームみたいに作品単メーカー単にしてもらおうと、
限定構築でしか使えないカードを出したのはいいけど
そのデッキを通常構築戦に使っていいとかわけわからないことしたり
（限定構築にしか入れてはいけないカードは縛りがある分、かなり強いです。）
まあ、ぶっちゃけいろいろとあったわけです。

TCGの企業は基本的に消費者にお金を落としてもらう、というのが根底にあります。
そりゃあ企業なわけですからお金を稼ぐということにはシビアであるのは
これは仕方ない事だとは思います。
ただ、そこはそこでお金を落としてもらう努力を企業はします。
まあ、してないところもチラホラありますが、消費者がいて初めて経済が
回るわけですから、ユーザーに手にとってもらえるように企業は経営努力するわけです。

ただ、シルブリはリセで殿様商売をして、その上ユーザーをないがしろにした
ツケがここにきて来たんじゃないかなあという気がします。

今の世の中どの企業も伸びたり縮んだりをしながら時代に適応していかなければ、
淘汰される時代です。
リセが販売され始めた時期はTCGが今ほど乱立していない時期でした
（ブシもまだ立ち上がってない頃、といえばどれくらい前かは想像付くかと思います。）
ところが今のように国産TCG戦国時代ともいうべき時代、
ユーザーの不興を買うとこうなる、という例が出てきました。
カードはお金を刷ってるのと同じだ、と言われていましたが
今の時代ではそうでもなくなったんだなあ、というのをなんだか見せ付けられた気がして
薄ら寒いものを感じました。

というか今回のニュースで一番笑えないのはユーザーなんだけど、
同業他社も笑えない話だよな、と思いました。
だってリセが一番売れてた時期の純利益を考えたら、
それの利潤がほぼなくなってるってわけですからねえ・・・

※いろいろと辛辣な事を書きましたが、
「その側面だけみてその意見はどうか？」と思われる方も居られるでしょうが、
あくまで１ユーザーの個人的意見ですので、流していただくと幸いです。