とある女子のカード遍歴【高校生編１】
中学からそのまま付属の女子高に水瀬あやは、はじめて本格的にＴＣＧと接触することになっていくのでした。
でも一般的な女子高生にとってカードゲームなんていうのは意識もしないものであって、それで遊ぼうなんてことは思わないわけです。
そう誰かがインパクトのある影響を及ぼさない限りは！
その影響力を及ぼしたのが、私たちのグループのリーダー的な存在のＡ子だったわけです。
私の通っていた女子校の場合、クラスの中で派閥というほどのものはないのですが、どうしてもいつも一緒にお弁当を食べたり、行動を一緒にするなかよしグループというものが自然発生してくるものなんですね。
だいたいグループの人数は３～６人、平均で４人くらい。
「けいおん」みたいなものですよ。
私のグループは５人だったのですが、そこで積極的な言動で自然とみんなを引っ張ってゆくのがＡ子でした。
そのＡ子がいきなりグループ内に持ちこんできたのがカードゲームの遊戯王だったんですね。
当時の私やグループの他の子たちもアニメなんかが好きなタイプが多かったので、遊戯王という漫画やアニメがあることは知っていました。
この遊戯王の中でカードを使った勝負をしているし、それが商品として売られていることもなんとなくは知っていました。
しかし誰もやりたいと思う以前に存在をスルーしていたので、Ａ子が持ちこんではじめて知った衝撃だったんですね。
なぜＡ子が持ちこんできたかというと、早い話がつきあって間もないカレシの趣味がＴＣＧだったというだけです。
それで特に遊戯王に興味はなかったけど、共通の話題を作るためにも自分もはじめてみたいということでした。
つづく
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| テーマ：おもいで話ぽろぽろ | 投稿日時：2012/05/04 23:34 | |
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