白い脳内、黒い腹

さて、公式HPの本日の更新で、徳島で罰則適用された方がいらっしゃったとの情報が。

Tocageでも何人かの方が、そのことについて記事をあげていらっしゃいました。

私としても、色々と思うところがあり、今回はこのことについて記事をあげました。

ただし、あくまで全く蚊帳の外からの意見なので、当事者の方々などには不快な文章になる可能性があります。

ですので、大丈夫という方だけ、続きをお読みください。


































さて、今回のことですが、個人的には「起こるべくして起こった」ような気もします。

何故かというと、最近の環境、特に確殺コンボのないネオスタンや黒リーグではどうしても「回復ゲーによる試合の長時間化」が起こりうるからです。

今回の場合では、公式HPでは、

『プレイヤーには適切な時間内に試合を終わらせる義務があり、「故意のスロープレイ」は悪質な不正行為です。 この内容は、意図的に反則行為を行ったということを宣言するものであり、 大会の公正性・完全性、品位・信頼を著しく損なわせる非常に悪質な行為です。』

と、今回の罰則を適用させた理由として書かれています。

ここで問題になるのは「故意に」というところ。

現環境ではレベル3からCIP回復や回復効果による回復でダメージを軽減する、というプレイが頻繁に行われます。

WSでは4レベルになると負け。

そうなると、レベル3になれば、負けるのを防ぐために、一点でも多く回復したいと思うのが普通ですし、最近のカードを見ると、そのようにプレイするようなデザインのカードが多く見られます(もちろん、それだけではないのですが)。

そして、自分もすれば相手もする。

そうして、結果的にダメージ的には互いにレベル4になっていてもおかしくないのに、二人共レベル3クロック0という状況が多発します。

これは白熱したいいバトルのようにも思えますが、見方を変えると「互いのプレイヤーが『故意に』バトルを長引かせている」ともとれてしまうのです。

もちろん、これはとんでもなく穿った見方であり、普通に考えれば罰則など取られようがないのですが、事実が事実としてあれば、そこに目を向けてしまうのが人間というものです。

ましてや、一戦の重みが大きくなる地区決勝、全国決勝などともなると、なりふり構わなくなる人もいるわけで。

こういった状態で、「次にどうしようか少し悩んでしまう」と、対戦相手が「遅延です」とジャッジを呼ぶような事態が起こりえてしまうわけです。

実際、私もそういうことをされた経験があります。

その時は、互いの状況などからジャッジが「問題なし」としてくれましたが、ジャッジという他人の主観が入る以上、絶対がないのも事実としてあります。

武士系のTCGはフロアルールによって、ヘッドジャッジへの上告以外では、ジャッジの判断に抵抗することは出来ず、場合によっては、抵抗したことによって、更なる罰則を受けることもあります。

これは態度の悪いプレイヤーに対して、すぐに処断できる様になっている反面、正当な権利行使を難しくする面もあります。

これらのことから、私的には最近のWSの状況は、

「環境としてスロープレイになりやすい状態にも関わらず、風潮としてスロープレイを禁止する」

といった状況になっている様に感じます。

よく、ミルキィやディスガのデッキを見ると、「回復を行い、耐久力をあげる」というような、回復による延命を狙ったデッキ解説がありますが、これも言い換えれば「意図的にスロープレイするのが狙いです」と言っていることにもなりかねません。

とはいえ、「じゃあ、回復しなければいいんじゃないか？」と言われても、相手がしてくるのだから、こちらがしなければいいというのもおかしな話です。

そういったことを考えると、最近のWSは「行き詰まり感」があるようにも思えます。

まぁ、ぶっちゃけ悪い言い方をすると、「じゃあ、どうしろっていうんだこの野郎」状態ですね。

回復しないと勝てない、しかし回復をすると遅延を取られる。

そんなジレンマ。

とはいえ、WSのゲームシステム上、この辺りのことは仕方がないことでもあり…。

…頭が痛くなってきました。

ここまでうだうだと語ってきましたが、元々長文考えられる頭ではないので、結論だけすっぱり言うと、

『TCGはカジュアルでやるのが一番』

ということですね(ｵｲｺﾗ



最後の方は頭が熱暴走して変なことになってしまいましたが、個人的にはこれからもこういったことは起こるでしょうし、それに関してはもうどうしようもないと思っています。

この件に関しては、皆様のご意見・ご感想バッチコイです。

ただ、あくまで個人の意見であることは念頭においてください。

その上で、論破できる方がいらっしゃるのあれば、むしろ望むところです。

私としては、色々な意見が聞きたいので、皆様からの声をお待ちしております。