えー、カードゲームとは全く関係ない話で恐縮なのですが、この記事は志方あきこさんのコンセプトアルバム「ライラニア」の感想です。
興味のない方は特に気になさらぬようお願い申し上げます。
某大手通販サイトにもレビュー書きましたが、
1.ライラニア
ジャズ系のアンニュイな曲調。何度か聴いているうちに慣れてくるのですが、慣れるまでがけっこう大変かも。今までのアルバムとは作編曲の傾向が大きく異なります。なので、これまでの調子で聞いていると出鼻挫かれる可能性もあります。
あと、志方さんの声域はジャズ向きの音域ではないかな~、と…正直なところ…思ったり…(ジャズ研の幽霊部員なので書きますが)。普通、ジャズのボーカリストはメゾソプラノからアルトの声域が多いです。私もソプラノ音域で歌の先生に聞いたら「ジャズって音域じゃない」と言われています。
ですが、「通常ではないことをやり遂げてくれるのが志方さん」なので、何度も聴いていると馴染んできますよ。それが不思議。
おそらく、ライラニア物語の元ネタは千夜一夜物語。「LAYLA」は確かアラビア語で「夜」の意味です。
2.Ta Fatie
アンニュイでまったりした曲調。歌物語にバクが描かれているように、夢をみている心地で聞くと良いでしょう。ライラニアと似た雰囲気です。たぶん、最初期のアルバムにも似たような曲調があったと思いますよ。
3.不条理≧楽しい?
「しかたあきこ」名義です。もう一度書きます、ひらがなで「しかたあきこ」。つまり、ぺしゃんこにゃんにゃんでにゃもにゃもの「EXEC/EP=NOVA/.」と同じ傾向。私は苦手(←言い切ったよw)。「ぺぺんのうた」までなら大丈夫だった。
せっかく最高音域を綺麗に発声できるのですから、コミカルにしなくても十分素敵なのに…(´・ω・`)。お仕事の関係かもしれませんねぇ。
「白と黒の歌姫」は、志方さんの歌唱パターンが分裂した例えだと予想します。
4.風は遥かな明日を知る
今までのアルバムにあったような民俗調。個人的にはこの曲が一番良かったです。聞いてて安心できる感じ。志方さんの持ち味を最も生かしていると思います。
まあ、私が好む曲調がバリバリの民俗調で力強い歌唱、ということもありますが(^^;)。
ソプラニストの中低音域は好物です(ノ∀`)。上手な方ほど声に深みがありますねぇ~。志方さんの場合は『RAKA』や『白夢の繭』、『Istoria-Kalliope-』収録曲で特に光ってます。
(曲によって声の調子を変えることは、訓練していればそう難しくありません。ソプラノ音域でも、男性と間違えそうな声が出るようになります。ただ、歌ってるときの顔見たらスゲェことになってると思うので人前ではやらない…ほら、オペラ歌手の顔すごいっしょ…)
5.幕間~カオカゲウオ:その頃団員達は見当違いな方向を大捜索中
インスト曲。ちょうど、6以降との休憩タイムになって良い感じの幕間劇です。おっさんの声はどこにいるのでしょうか(笑)。
6.ラ・シェール
だから、Vitaじゃなかったらシェルノサージュ買ったんだってばw
シェルノサージュのイメージソングで、アルトネリコの系譜です(プロデュース、作曲者、作詞者が同じ)。冒頭、「CD壊れてるんじゃないか?!」、と思うようなノイズが入りますが、実はそういう仕様。「謳う丘」シリーズと対になった、華やかだけど、どこか寂しさの混じった曲調です。
詩が、産まれる予感。
7.透明ノスタルジア
これも初期から続く感じの曲調。アルバムに一曲はある澄んだ高音が特徴的なタイプですね。のびのびと聞けます。
…コンセプトアルバムの企画元がアニ●イトの関連会社なので、どうしてもサブカル方面に売り出していくのが歯がゆく感じる所でもあります。今回、劇場をイメージした独唱のスタイルになったのは、多重声楽を作曲に取り入れるアーティストが増えた影響もあるかもしれません。もう、メジャーアルバムは出さないのかなぁ…メジャーの方が好きなのですが…(涙)。
しかし、過去を惜しむだけではなく、変わってゆくことを受け入れるのもファン心かと。『変わる』という選択ができるのは、プログラムには絶対できない、人間の特権なのですから。
長々書きましたが、ちゃっかりファンクラブにも登録しましたし、ライブに行ける機会があれば行く予定です。これからも応援していきます。頑張ってお金貯めて上京します…ううっ…。
あ、カードゲームの話。最近、花札を覚え始めました。風流に遊びつつ「ドロー」とか「ターン終了」と言ってしまいますね(笑)。
テーマ:日記 | 投稿日時:2012/06/30 09:13 | |
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