ひっそり萌えTCG

《“僕らは今のなかで” にこ》
1つ目の効果は自分のベンチをリタイヤと自由に入れ替える起動能力。
効果でリタイヤに移動するパートナーと組み合わせての通常PA連打をしてくれ、というデザインになっています。
同ターンに複数回払うのが困難な起動コストになっているので起動キャンセルをされた場合の再起動はほぼ不可能ですが、「除去がないなら勝ち確定」な連続PAの実行とベンチ事故回避を兼ね備えたこの強力効果ならこれくらいのリスクも妥当でしょう。

自分のベンチをレストやリバースにすることをコストとする起動能力などを事前に使ってから入れ替えをすると擬似的な「自分ベンチ全スタンド」効果も得られるコンボになるのですが、現時点での3年生単ネオスタンでベンチレスト/リバース起動能力持ちは《水着のにこ》しかいないため、現状実際にこのコンボが成立するのは「自分のリングにレベル3以上の〈BiBi〉がいる状態で《水着のにこ》の効果を使用、その直後にこのカードがたまたまリングインしてきた場合」のみとなります。

にこのFなのに「エネルギー枚数参照」要素が一切ないのは意外でした。
まあ、「このカードをリングに手出ししてから起動能力を使う」という動作に事実上「あなたのエネルギーが5枚以上なら」条件が含まれているとはいえるのですが。

「(移動元領域の指定がない)ベンチに置かれた時」効果を持っているカードがリタイヤにあれば、それをこのカードの効果でベンチに置くことでその効果を発動することができます。
ただし、現状このカードのピン除去条件になっている3年生ネーム持ちかつ「ベンチに置かれた時」効果持ちのカードは別作品の《入浴中の希》1枚のみ。
《入浴中の希》も入れ替え効果持ちのため、このカードと組み合わせれば「Fにこ効果でベンチの音楽持ちキャンセルとリタイヤの入浴希を入れ替え→リタイヤに置いたキャンセルを入浴希効果で手札の希と入れ替え」というパスワークも可能です。

入れ替え効果はベンチ→リタイヤ側のみ《音楽》縛りがありますが、リタイヤ→ベンチ側には縛り条件が一切ありません。
上記の希(迷い猫)のほかにも、構築次第でさまざまな使い方が期待できます。
《音楽》縛りの方も、いざとなったら《アテナ・グローリィ／舟謳の歌い手》で解決。

2つ目の効果は自分控え室-自分リタイヤ入れ替え効果付きのエネ送りピン除去。
1つ目の効果につなげるため、入れ替えでは控え室のベンチ向きカードを優先してリタイヤに送りましょう。

カードナンバー「GS/252」がにこに来るように作品収録順を調整してほしかったな、なんつって。


《“Wonderful Rush” にこ》
自らリタイヤに移動するスパーク。
パートナーのための効果という感じですね。

不発時が心配な低防御ですが、そもそもリタイヤに行くのが目的なこのカードの場合はスパーク不発からのノックアウトもある意味計算通りの動き。
9対9の相手アタックフェイズ、相手リング攻撃4000、相手スタンドベンチ1枚の状態でめくれでもしない限りは特に問題ないでしょう。