ひっそり萌えTCG

《ぼんぼりの灯り 緒花》
いわゆる2ドロー1ディス効果のサプライズ。

まず真っ先に思い浮かぶのは《種村 孝一》。
手札から捨てることで緒花の防御をアップしつつ、《私服の緒花》のスパーク技も有効にすることが可能です。
他には、やや贅沢な選択肢にはなりますが、手札で余った《水着の緒花》《“私の好きな喜翆荘”緒花》などを控え室に置いて《夏の夜の緒花》《お嬢様 結名》などの効果につないでいくのも場面によってはありでしょう。
…とはいえ、今はサプライズルールもあるので「控え室に置きたい手札のカードを能動的に控え室に送っていく手段」にはそこまで困ることがないというのも事実。
サプライズ技なのに「どうせならサプライズルールがない頃にほしかったなぁ」などと、意味不明なことを考えてしまいます。
サプライズルールがなきゃサプライズ技自体使えないだろっての(笑)。

メイン効果の解決後はベンチへと下がることができますが、被パートナー指定が1つもないこのカードをベンチに置いても当然PAには繋がりません。
ベンチが既に完成している場合や、ベンチに穴はあるが手札やエネルギー枚数に余裕があるという場合などはそのまま控え室へ。
エネや手札枚数に余裕がない状態で相手の全除去スパークを受けた後など「何でもいいからベンチ枚数がほしい」という場合にはベンチに置く、ということになるでしょう。
ベンチに置いたこのカードは《お嬢様 結名》の技でも使って適当に処分してしまいましょう。

悪いカードではありません。中堅どころのキャラにこれが追加されれば即有力選択肢の1つになれるでしょう。
が、このカードにはある意味で何よりも致命的な大弱点があります。
それは「ただでさえ枠に余裕が全くない“いろはの緒花”のカードである」ということ。
万能PBがデッキから抜けてしまう(広島Vスパキング優勝デッキ)ほど有力選択肢が多い中、その並み居る強豪を退けて新顔のこのカードが果たして本当にデッキの中に入り込めるのか？というのはまだちょっと分からない点ではあります。

このカードには「劇場版いろはは出せないからこれで勘弁してくれ」というメッセージが込められている…？

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《浜辺の美少女 著莪》
ベン・トー待望の万能PBと、新能力サプライズが1つに！
…あれ？

なんという組み合わせ。どう頑張ってもどちらか片方しか技を使えない。
手札に握ってPBを狙うか、手札からサプライズ置場に出してサプライズ技発動からのスパーク効果を狙うか。
相手のデッキタイプや盤面などから相手の攻撃パターンを予測することが必要になります。

このサプライズで誘発させたいスパーク技は定番のファイヤーヒール、除去し過ぎたくない場合はピン除去、デッキ調節の《ロマンチックが止まらない 著莪》、そして相手をあっと言わせる《スーパーへ出発！ 著莪》あたりでしょうか。
意外なところだと宇宙人スタンに混ぜて《裸エプロン ララ》の通常Fを発動、なんて使い方も。

このカードを使う場合、《セクハラする著莪》のスパーク技では「優秀なスパークをリタイヤに溜める」ことを考えてリタイヤ操作を行うことになります。
まあ優秀スパークをリタイヤに貯めたら貯めたで、今度は《ロマンチックが止まらない 著莪》でデッキに戻すものがなくなってしまったりもするんですが。

テキスト上、「《料理》技を持つカードに2つ目の効果として書かれている、技属性《料理》を持たないスパーク技」を発動することも可能です。

「相手アタックでリタイヤ10点目を食らった後にこのカードのサプライズ技でヒールスパークを発動 or 《スーパーへ出発！ 著莪》発動で相撃ち狙い」はタイミング上間に合わないので注意してください。
(この場合、サプライズを発動できる「アタック終了ステップ」に入るよりも前の「アタック解決ステップ」の時点で自分の敗北が確定します)

いろはのみんち軸や板前軸に派遣すれば、《輪島 巴》《浜辺の民子》とあわせて脅威の最大12PBに！
《浜辺の民子》ではこのカードをブロックできず、このカードでは《輪島 巴》をブロックできないなどさすがにチグハグ感はありますが。
サプライズからホビロンも撃てるし、このカードのPBなら《宮岸 徹》も守れる。ちょっと面白そうかも。