蒼夏凛さんのブログ

なんとなく主要なデッキの解説でも

と言うわけで青FD（ファンタジスタドール）の解説です。
ファイブクロスをプレイしてる人にとってはお馴染み、と言うか見るのも嫌なデッキな気もしますがｗ

ランク戦の上位に行くと5割近い比率を占める、所謂トップメタなデッキです。
通称は「アウェイキング」と呼ばれているこのデッキ、よくある構成はこんな感じです。



***解説
デッキとしては《ちょっとだけ正義感の強い女の子　鵜野うずめ》（通称は正義感）の「ドールが倒された時にうずめのレベルを1上げる」と言う効果と、4種存在する「キャラがレベルアップした時、このキャラの攻撃力を+100する」と言う効果を組み合わせた「コンボデッキ」です。

デッキ内には4～5種程度の「鵜野うずめ」が入るので、ドールが1体倒されるたびにそれらのうずめのレベルが上がり攻撃力が一気に上がります。
もちろんうずめ自身はレベルも上がっているので、レベルアップによる攻撃力アップも大きいですね。


更にはデッキの代名詞ともなっている重要カードが《アウェイキング！　鵜野うずめ》
効果はリンクしているドールが倒された時にそのドールをHP1で蘇生させると言う効果。

この効果のえぐい点は倒された時の処理がきっちり発動すると言う点。
倒されたことにより後ろ2枚のレベルがアップ、更にドールがやられたことで正義感うずめの効果が誘発し更にうずめ4～5体のレベルもアップ、蘇生の前後でそのドールのリンクが一旦切れた後リンクされ直されてリンクしている前後2体がレベルアップと一気に大量のレベルアップ処理が誘発します。

レベルアップが発生するたびに《キラキラ笑顔　鵜野うずめ》のようなレベルアップに誘発して攻撃力+100されるカードの攻撃力が上昇します。
アウェイキングの効果が2回も発動すれば、あらゆる相手を1撃で倒せるような攻撃力が出るのが恐ろしいところですね。

復活するカードはHP1なので、そのまま続けてやられることも多いため連鎖的にすさまじく攻撃力が上がっていくことも多いですね。


***利点
利点はやはり際限無く上昇する攻撃力。
「アウェイキング」の効果が発動した時はもちろん、発動しなかった場合でも「正義感うずめ」の効果で通常の自動レベルアップと合わせて大量のレベルアップが誘発するので終盤の攻撃力が魅力的。
前列がやられることにより後列が育っていくデッキなので、正面から殴り合いをしてくるデッキ相手への相性はとても良いです。
赤青ISや青SAO、そして青FD自身と言った正面からの殴り合いを行ってくるデッキ相手に強いです。

***弱点
青FDは強力なデッキですが、無敵かと言われるとそうでも無く、明確に苦手なケースは存在します。

・《BTエネルギーライフル『スターライトmkIII』　セシリア・オルコット》を使用した「セシリア砲」と呼ばれるデッキタイプ
・縦一列攻撃を使用したデッキ
前述した通り、前列が倒されることで後列の攻撃力を上げるデッキなのでセシリアの面攻撃や縦一列攻撃を受けると脆いです。

・《双天牙月　凰鈴音》のような後列攻撃
これも前で言ってる通り、後列から倒すことで相手のアウェイキングを抑えつつ攻撃力の上がる後列を倒していくと言うもの。
特に最後列に居る「正義感うずめ」を真っ先に倒すことができれば相手の攻撃力はほぼ上がらず、青FDの良い点が消されるようなものです。

・位置変更系の効果
FDやISの緑のクロス等に存在する効果ですね。
アウェイキングをほぼ確実に崩せるのが利点。
アウェイキング自身は←↓→リンクですが、←→リンクを持つドールは1種しか存在せず、残りは←か→かのどちらかにしかリンクできません。
つまりパターン的にはアウェイキングが両面リンクしているケースが1/6、全くリンクしていないケースが1/6、片面のみリンクしているケースが4/6で一番高いです。
アウェイキングを崩すにはアウェイキング自身か、リンク先のドールの位置をずらせばいいので2/3程度の確率でアウェイキングを崩せます。
アウェイキング自身を先に倒せるケースも多いので、位置変更を一回するだけでもかなり高い確率で相手のアウェイキングを封殺することができます。

***デッキ相性
青FDは一般には赤青ISのようなパワー系デッキに強く、青FDをメタった緑ISやセシリア砲に弱いと言われていますね。
特にセシリア砲にはほぼ9割方負けてしまいます。
メタられて居ない下位ランクだと青FDの一強のような状況ですが、カードが揃いメタを意識している人が増えてくる上位ランクになってくると余り勝ち切れていない印象ですね。

***その他
ちなみに、アウェイキングに頼らない構築の青FDも存在します。
例えばこんな感じ。


通常の自動アップだけでも十分な攻撃力が保てるということですね。
積んでるRRRの枚数が減ってる分、全体のレベルを上げることができて前列の耐久も上がってるのがポイントですね。
アウェイキングに頼らずに自力での高攻撃力を維持してるため、弱点だった位置変更や後列攻撃にもある程度の耐性を得ています。