FumbleguyのTCGあれこれブログ

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ドレッドノート・ステップアップV3:17

個人的に嬉しいChapter4特典も公表されたドレッドノート・ステップアップV3第十七回。
今回は実際にプレイしてみたけど勝てない人向け、マリガンの話。
かなり短くなるが、重要なところ。

●マリガンの基本
マリガンとは、ゲーム開始時、最初に手にする手札を新しいものに交換すること。多くのTCGで採用されている仕組みである。
ドレッドノートのマリガンは「手札から任意の枚数を裏向きに捨て札にする。両方のプレイヤーが何枚手札を捨て札にするか決めた後、同時に捨て札を表向きにし、自分が捨てた枚数と同じだけドローする」というもの。
他のTCGでは大抵、初期手札に不要なカードを山札に戻す。しかしドレッドノートでは、初期手札に不要なカードは捨て札になる――つまり対戦相手にも公開される情報となる。
ではマリガンしない方がいいのかと言うと、そうとも限らない。

◆マリガンの判断
マリガンをするかどうかの判断基準は、細かく言えばデッキごとに異なる。だが、大雑把に言えば「第一ターンに問題なく動ける様にする」ためにマリガンを行う。
この「第一ターンに問題なく動く」とは、具体的には「ユニットスロットが全部埋まる」ことと「無駄な手札を抱えない」こと、この二点だと言っていいだろう。
ユニットスロットを埋めるとは、ふたつのバトルエリアにそれぞれSサイズとMサイズの組、あるいはLサイズをキャストすること。言い換えれば、ダミーデッキでもないのにダミーをキャストしたり、Sサイズ3体以上が同時にキャストされたりしない様にすることだ。ユニットのサイズ表記の「▼」が各バトルエリアで3個になる様に、という言い方もできる。
なぜこうするかと言えば、第一ターンの最も手札が潤沢なタイミングで、戦力を最大化しないだけで相手に対し不利を被るため。
Sサイズ4体並べるよりも、Mサイズが2体とSサイズ2体揃っている方が強い。強い方が優勢になる。単純な話だ。
「無駄な手札を抱えない」とは、序盤で使う見込みのないカードを手札に持たない、ということ。
ドレッドノートでは、1ターンに複数枚のカードにアクセスする――使用可能な状態で目にすることになる。そのため、マリガンの際には「序盤で使わないカードはマリガンで捨ててしまって、序盤に使うカードを引いてきた方がいい」と言える。
3~4枚デッキに入れているカードなら特にそうだ。例えば1ターン目に《ディスペル》があっても、実際に使えるターンはずっと後。デッキに4枚入れているなら、バーストが5~7枚溜まって《ディスペル》が使える頃にはもう1枚くらい手札に来るはず。それなら序盤に使えないカードを手札に抱え続けるより、ログコストの軽いコードやユニットを手札に入れた方がいい……そういう考え方をする。

◆マリガン実践編
例えば赤黒のスターター『煉獄ノ王』を使っているとして、初期手札がSサイズ《悪鬼》《山姥》、Mサイズ《悪鬼 弐》《クランプス II》《酒呑童子》《ベリアル》、それと《神通力 烈風》だったとしよう。この手札でも、ユニットスロットを埋めることはできる。だがこの手札ならマリガンした方がいいだろう。
ひとまずSサイズ2体は、ユニットスロットを埋めるために必須だ。これをマリガンで捨てるのは無し。
次に見るのはMサイズだが、4枚も来ている。タイプ覚醒の《赤鬼》も持っていないし、こんなにあっても……という感じだ。
第一ターンに《酒呑童子》と《ベリアル》を両方キャストしてしまうのは避けたい。使えるログコストが0になり、《ベリトの闇の鎧》も《ベルゼブブの冥風》も使えないことが露見してしまうからだ。
と言う訳で、これら片方は第一ターンに不要なカードである。「覚醒」もないため、BP10刻みのリアクション連鎖を凌ぐコンバットトリックとしても使えない。どちらかは捨ててしまおう。
コスト0のMサイズユニットは、捨てるかどうか迷うところだ。普通のデッキなら、第一ターンにMサイズをブレイクすることは珍しい。相手のキャスターに火力が少なそうなら、例えば青単とか青黄で《衛材 エリカ》が見えているとかなら、思い切って捨ててもいいだろう。
《酒呑童子》と《ベリアル》のどちらかをキャストするなら、その時点でログコスト②を支払うのは確定する。残りのログコストは②、つまり《神通力 烈風》も第一ターンには使えない。
《神通力 烈風》は3枚デッキに入っているので、後から引いて来ればいい。それに敵軍Mサイズを撃破できるこのコードは、『煉獄ノ王』では戦局を一気に傾けて勝ちを取りに行くときに使うコードだ。2ターン目に使うかどうかも怪しいので捨てよう。
また、《酒呑童子》も《ベリアル》も両方捨てて、1ターン目から《神通力 烈風》を叩き込んでいくという選択肢もある。
どの選択にしろ、1ターン目のスピードフェイズとドローフェイズを見てから、改めてどのユニットをキャストするか、どう戦っていくかの考えを軌道修正していく必要があることを忘れないように。

◆マリガンで捨て札が増えることについて
マリガンでは捨て札が増える。これは単にカードを捨て札にしているというだけではなく、「相手に自分のデッキの中身を一部見せている」ということでもあり、「エンチャントのためのカードを確保している」ことでもあり、「捨て札を除外するコストを確保している」ということでもある。
これらは大して重要ではない。デッキに十分慣れてから、マリガンの判断基準の足しにすれば十分だ。
まず「相手に自分のデッキの中身を一部見せている」ことだが、このゲームではマリガン後、スピードカードの公開までは自動的に処理が進む。加えて、キャスターはすでに公開されている。
スピードカードとキャスター2枚の合計3枚で相手にかなりの情報が伝わってしまう以上、「自分のデッキ内容を隠すためにマリガンを控える」という行為にはほぼ意味がない。
これが意味を持つ状況は《神通力 鳴神》のようなデッキに1枚だけの奥の手だとか、《ヘラクレス》などの大覚醒持ちや主力カードの弾切れ(もう捨て札に3~4枚同じカードがあり、手札にそのカードがないことが露見すること)だとか、そういう場合だ。
例外は《神通力 迦具土》を使うデッキ、反響迦具土。第一ターンに使えないからと言って1枚しかない《神通力 迦具土》をマリガンで捨てるのはリスクが高い。それよりは1ターン目にHPを3枚ブレイクさせ、2ターン目に叩き込むことを狙いたい。2枚来たら1枚捨てるかも知れない。
「エンチャントのためのカードを確保している」という点でもほぼ意味がない。そもそもドレッドノートでは、ゲーム中一度もアクセスできないカードがかなり多い。
HPカード最後の1枚の他、ゴッドドローで手札にする分以外のバースト、山札の下の方にあって決着がつくまでにドローできないカード。これらはアクセスできないカード、つまり最初からデッキの中に存在しないも同然のカードだ。
元々アクセスできないカードが多いというのに、山札の一番上のカードを「強化」に使ってアクセスできなくなることを気にしても、誤差でしかない。
これの状況を気にするのも、やっぱり《ヘラクレス》以下大覚醒持ち関連の時だけだ。
「捨て札を除外するコストを確保している」ことは、上記の2要素に比べればまだ気にする意味がある。
《旭 レイジ》の『神門開放』、《小林 マラティ》の『デトックス』、《コノハナサクヤヒメ》の『炎の証明』、《シータ》の『大地の証明』辺りは、捨て札を除外するコストを持つアビリティの中では非常に重要な位置を占める。
これをマリガンによって1ターン早くプレイできるようになる、というのは決して無視できないメリットだ。
だが、無理にマリガンをして第一ターンの展開に差し支えるようでは本末転倒。あくまでも第一ターン、序盤の動きを確保するためのマリガンであるという点は意識から外さないようにしよう。


毎度の通り、分かっている人には全然面白みのない記事になってしまった。
今後もDステップアップではリクエストを募集しているので、コメント欄かTwitterで。

登録タグ: Dステップアップ  ドレッドノート 

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テーマ:ドレッドノート投稿日時:2015/12/22 19:31
TCGカテゴリ: ドレッドノート  
表示範囲:全体
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