FumbleguyのTCGあれこれブログ

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ドレッドノート・ステップアップV3:12

DuelPortalプレゼントの当落発表はメールで欲しい、ドレッドノート・ステップアップV3第十二回。
好評らしきクラスタ分析編第六回は赤黒デッキ。
今まで鳴かず飛ばず、赤黒にする理由が存在しなかったレベルだったが、Chapter3で大躍進を遂げ、2015Festa東京ではTier1に上り詰めた。

◆【赤黒】
Chapter3で様々なてこ入れ新規要素を手に入れ、【黒単】に少し劣る程度の「衰弱」と【赤単】に少し劣る程度の「強化」を同時に扱うクラスタとなった。
BPの差によってアドバンテージ源を生み出し、着実に戦果を挙げていく戦い方をするのが基本となる。
ただし《ターラー》《ラートリの夜の闇》といったエンチャント対策の他、BP差を無視してくる固定値火力、多少のBP差を押し返す青のコードには注意。 
防御面は貧弱、特に「衰弱」の扱いが苦手なデッキの防御力は極めて低い。赤単より防御が薄いので、ALLコード頼りの場面も多い。

▼赤黒衰弱ミッドレンジ
Chapter3の新規タイプ「鬼(トイフェル)」と「ナハトファルター」をメインに、安定して「衰弱」を付与しつつ攻めていくミッドレンジ。「煉獄ノ王」がベースになるのが予算的に嬉しい、Chapter3から始める人にもおすすめのデッキ。
主力は赤い打点バカ《酒呑童子》と、スターターデッキに入っているコスト③はやたら強い伝統を継承している《べリアル》。
《酒呑童子》はMサイズでコスト②ながら、『魂の絆』込みで先攻後攻問わずBP150、単独打点170をマークする「鬼」。鬼覚醒の《赤鬼》も合わせれば《アテナの煌めく盾》も《神通力 烈風》も怖くない。
《べリアル》は『冥影』で「衰弱」をばら撒きつつ、『サディスト』で相手の戦闘プランをズタズタにしていく。特に『サディスト』のバーストをチェック状態にする効果は《ディスペル》のような「重くて効果が強力、ただし使えるタイミングが限られる」コードだけでなく、《冥粒 プロセルピナ》や《炎鞭 フェーゲフォイア》のような「チェックコストつきでログコストも要求するアームズ」のアビリティ対策としても非常に刺さる。
プランとしては大きく分けて2つ。ひとつは《酒呑童子》を軸に「鬼」の打点と攻撃性能を重視し、《ザガン》で打点を上げ《クランプス》で「衰弱」を確保して《ベリトの闇の鎧》《神通力 金剛》《赤鬼》の高BP超打点で攻めていくビートダウン。こちらは「衰弱」を《ベリトの闇の鎧》のためのものと割り切り、このターンブレイクさせるつもりのない敵軍ユニットにエンチャントしていく。
《ザガン》無しでは、単に「衰弱」が扱えるだけの130打点ビートダウンになる可能性が高い。そこを考慮して、コードは防御寄りの選択をした方がいいだろう。
もうひとつは《べリアル》と《アミィ》で効率よく「衰弱」をエンチャントし戦局を制御するコントロール。《バーレー》《クランプス》が使いにくい、《赤鬼》の対象が少ないなどの短所は出てくるが、「ナハトファルター」や「鬼」に限らず赤いSサイズなら大体使える構築幅の広さが売り。《アミィ》と《鞍馬》で《神通力 鎌鼬》を有効活用する、なんて構築も可能。
《オロチ》で『冥影』を安定化させたり、《雷鬼》で先攻を取ってからのアタックor火力コードで攻め手を増やしたりと、敵軍ユニットを自由にさせない戦い方を狙っていく。
うまく『サディスト』を使っていかないとMサイズ同士の殴り合いで不利になるのが弱点。『サディスト』誘発のためにはアタックしなくてもいいので、『大暴れ』や《神通力 烈風》も積極的に使っていこう。

▼赤黒ドラゴン
Chapter3で黒が得た「ドラゴンとケーファーのシナジー」と、赤の「ドラゴン」を組み合わせたビートダウンデッキ。
先攻後攻を問わず、高いBPで安定した立ち回りが可能なのが強み。
このデッキ構成の骨子となるユニットは《ツチノコ》系。キャストしたターン限定ながら「強化」によりBP90/120を確保でき、他のユニットの力を借りてさらに高いBPへ到達できる。
他のユニットは《豊秋 キチョウ》の『魂の音叉』で手札を減らさずに『追撃』で敵軍ブロックを突破するBP130超えの《ヤマタノオロチ》、《足柄》の「ドラゴン」版でありBPを底上げしてくれる《ランツェ》系、「ドラゴン」を各種火力から守るための《ノヅチ》&《ヴァラク》。そして覚醒=BP=強さの《オロチ》《ヴィアベル》。
特に《ランツェ》系は《ツチノコ》《ヤマタノオロチ》と組み合わさると強力。《ランツェ II》+《ツチノコ》でコスト0のBP100&110、《ランツェ》+《ヤマタノオロチ》で最大BP150。
《大暴れ》でアタックに強いユニットを始末できる《ミヅチ》も有用。Chapter3の『活力』版なら手札を減らさないでキャスト可能だし《オロチ》とも高相性。
Sサイズが大型化しやすいこと、そしてダミーの『潜影』や《ザルク》の『殺意』と違ってターン中はBPが縮まないことから、比較的火力に強いのが利点。《神通力 金剛》もあり、《アポロンの降り注ぐ矢》《神通力 鎌鼬》を使う赤青反響に対するメタデッキとして期待できる。エースユニットの不在も《冥粒 プロセルピナ》や《インドラの矢》のような確定除去への強さになり得る。
弱点は《ベリトの闇の鎧》も《アスタロトの魂の契約》も採用圏外であり、「衰弱」を付与する機会がかなり少ないこと。そこを補うために『縛鎖』持ちの《アミィ》や《べリアル》を採用するのは十分に選択肢に入る。後者はコストが重い上に手札が減るため、安定して「ドラゴン」を並べるのが難しくなることに注意が必要。
また「ドラゴン」以外のユニットを採用することが《ランツェ》《ツチノコ》《ヤマタノオロチ》の安定性を落とすことになる。開き直って「衰弱」を使わずに《ストライキング》や《プロテクション》を増やし、単純なBPの高さからくるSサイズの打点で、無理やり攻めの手数を増やすという手もある。
この場合、手札にMサイズが溜まってきたタイミングでMサイズブロックを行い、そのターン中に大勢を決める判断力が必要となる。下手に攻め時を焦り、Sサイズに160点火力を合わせられている様では勝ち目がない。

▼赤黒ビースト、赤黒レジェンド&ビースト
実は「ビースト」第三位の黒。《マルファス》《ハルファス》が「ビースト」を参照するので、それを中核としたデッキ。
《マルファス》はコスト①で「ビースト」の打点を上げる『獣の攻勢』を持っている方。《ハルファス》はコスト②で、『団結』と限定的なドローアビリティ『遠吠え』を持っている方。両方とも《ノルベルト・ジョージア》の相棒神格で、追加でもう①支払えば「強化」が乗ってBP120となる。これらのどちらかがいれば、このデッキは十分回る。
また赤の「ビースト」には、人間型でない「雷鹿」も含まれる。この場合、具体的には《迅雷》系のこと。《マンティコア》と共に、《マルファス》がいなくてもアビリティダメージで敵軍を撃破することを狙っていくことが可能。《マルファス》を入れずにこちらに特化してもいい。その場合は《ウカノミタマ》《因幡》が活躍するだろう。
レジェンド&ビーストにする場合、《キビツヒコ》よりは《キントキ》を使いたい。《キビツヒコ》は「ビースト」全体のBP底上げこそ強力だが、ログコストの圧迫が激しくコンバットトリックを封印して戦うことになりかねない。ただでさえ《ベリトの闇の鎧》が使いにくいデッキなのに、《プロテクション》も撃てない様では防御面が隙だらけになってしまう。
一方の《キントキ》は、赤黒に欠乏しやすいBP150を毎ターン実現できるのが強み。流石に先攻を取られて《アグニの浄火》、などと言われては苦しいが、140打点で止まりやすい黒系ビーストにおいては重要な立ち位置を占める。Mサイズを《マルファス》《ハルファス》《キントキ》で固めてもギリギリ許容範囲内のログコストの安さも魅力。
「レジェンド」「ビースト」以外で入りそうなユニットがあまりないこと、「衰弱」の扱いが苦手なこと、《神通力 金剛》《ベリトの闇の鎧》への依存が激しいことなど、弱点も多いが攻めている間は強い。
だが攻めているだけでは勝てないのがドレッドノート。《神通力 烈風》をねじ込んで勝てるタイミングを逃さず、堅実に戦い続ける必要がある。防御の弱い赤黒にとっては、少々苦しい道となるだろう。

▼アームズ
赤黒のアームズは《炎鞭 フェーゲフォイア》。ドイツ語で「煉獄」「清めの火」という意味だとか。
アビリティ2『紅蓮撃』はキャスターのチェックとログコスト①で130点火力。
『大暴れ』と同じ火力をユニットのチェックなし手札コストなしで撃てるのは強力、しかし《神通力 烈風》と実質同コストであることは引っかかる。『加護』もあるので一概に優劣つけられないのが悩ましい。
デッキに投入するときは、赤黒特有の紙防御をどうにかすることと、攻め手を増やして勝ち手段とすることの両方を意識しておきたい。青単対策として《ディスペル》されない火力として考えてもいいだろう。
赤黒ではチェックコストありのキャスターは《瀬古 ツナデ》《エイリッヒ・ダルマイヤ》といった、使う機会が限定されるキャスターが多いので、『紅蓮撃』のチェックコストはあまり気にならない。
最も注意すべきキャスターは《リリー・ヤコブス》だろうが、彼女の場合は《ベリアル》と《炎鞭 フェーゲフォイア》を同時に使うこと自体珍しいので、うっかりミスに注意すれば十分。

登録タグ: Dステップアップ  ドレッドノート 

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テーマ:ドレッドノート投稿日時:2015/12/06 16:45
TCGカテゴリ: ドレッドノート  
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