ドレッドノート・ステップアップV3:1
ドレッドノートChapter3「ネザーワールド」の情報が出始めたので久々の再開、ドレッドノート・ステップアップ。
今回からはV3と題して、Chapter3からドレッドノートを始める人と、継続してプレイしている人の両方をターゲットにして記事を書いていく。
なお、どちらかというと新規プレイヤー向けのシリーズだ。既プレイの人達は布教に励んでもらいたい。
●ドレッドノートTCGとは(再掲)
(過去の記事より)
背景世界的には、「人の共通認識を利用して、魔法のような力や神話上の存在を呼び出し操ることができる『キャスター』が、2人でタッグを組み、神格(ユニット)や神律(コード)を利用して相手キャスターのタッグと戦う」という設定。
『キャスター』2枚を選んでデッキの色を決め、その他に攻撃や防御を担当する『ユニット』と、様々な効果の使い捨てカード『コード』を合わせて50枚、合計52枚のデッキを組んで遊ぶ1対1対戦型TCG。
ドレッドノートTCGは、他のTCGの様に「自分のターンと相手のターンを交互に繰り返す」という形式ではなく、「ひとつのターン中にお互いのプレイヤーが交互に行動する」というルール。
これを『クロスカウンターシステム』と呼び、ゲームの大きな特徴となっている。
互いの行動の応酬により、一手の違いで戦局が大きく変わるのがドレッドノートの魅力のひとつ。
他のTCGが野球なら、こっちはテニスだ。自分が攻撃した直後には相手の攻撃が帰ってくる。ほんの一手甘えた行動を取っただけで、ターンが終わるのを待たず直後に鋭い反撃が待ち受ける。
もうひとつの特徴は、ほぼいつでも手札を増やすことができるシステム「ゴッドドロー」。名前がアレだと思う人は多いが既存プレイヤーは既に慣れたと思われる。
コストのあるカードを使用する時には、誰にも見えないように裏向きで置かれたカード「バースト」を縦向きから横向きにすることでコストを支払う。
このバースト、何もしなければ1ターンに1枚増えていくのだが、ある程度ゲームが進むとバーストが余ってくる。
そこで「ゴッドドロー」の出番となる。縦向きのバーストは、ほぼいつでも(具体的には自分が何かの行動を取れる時)手札に加えることができる。
バーストは裏向きで置かれ、その内容は自分も対戦相手も確認できない。よって、ゴッドドローで手札に加えるまで何が手に入るか分からないが、少なくとも1枚手札を増やすことができる。
必要なコンバットトリックを持ってくるもよし、デッキの内容を全体的に軽くすることで余ったバーストをとりあえず手札に入れるもよし、最後の足掻きのために必要な1枚を引くことを祈ってゴッドドローするもよし。
緊張感のあるゲームの中、どれだけ正確な先読みできるかという実力が重視され、運に任せるのはゴッドドローで起死回生の1枚を持ってくるという最後の手段というゲーム性。
一見してシビアだが、ルール自体はシンプルなので結構とっつきやすい。
●ドレッドノートを始めたいなら
このゲームに興味を持ったなら、公式サイトか取り扱いのあるカードショップに行ってフリーペーパーを手に入れるのが手軽。
フリーペーパーは2015年11月26日発売のスターターデッキと全く同じ内容のカードで構成されている。
さすがに公式大会では使えないが、ルールを覚えたりどんなゲームか試してみるにはフリーペーパーでも十分だ。
とりあえず1500円くらい出してもいいかな、と思うのなら、Chapter1のスターターデッキ「紅蓮ノ剱」か「蒼穹ノ盾」を買うのもいい。
今回はフリーペーパーでChapter3のスターター「雷鳴ノ帝」を例に説明していこう。青黄の方だ。
●カードの種類の大まかな説明
「雷鳴ノ帝」の最初のページ左上にある《チェルシー・ベーグル》と、左中段にある《久光 ラジーヴ》。
これがドレッドノートのストーリー上の主人公達、キャスターだ。デッキを組むには、必ず名前の異なるキャスターをちょうど2枚用意しなければならない。
そして、このキャスターの組み合わせによって、デッキに投入できるカードが決まる。ドレッドノートには赤、青、黒、黄の4つのクラスタ(色)があるが、キャスターが対応していないカードは使用できない。赤いカードを使いたいなら赤のキャスターが必要、ということだ。
《チェルシー・ベーグル》は青のキャスター、《久光 ラジーヴ》は黄のキャスター。なので、このデッキは青黄デッキとなる。
続いてフリーペーパー1ページ目の残りには、青いカード《ケリュネイア》が4枚、《ケリュネイア II》が1枚。
これらはドレッドノートのゲーム上の主役、ユニットだ。キャスターはこのユニットを呼び出し操ることで戦う。
ユニットカードで大事なのは、左下に書かれている数字。これは「BP」で、そのユニットの戦闘力を表す。その下に書かれている「ビースト」というのは、そのカードの「タイプ」だ。
左上にはユニットの名前と共に、そのユニットの「サイズ」が書かれている。サイズはS、M、Lの三段階で、大きくなるほどBPが高く、頭数を増やしにくくなる。
《ケリュネイア》はSサイズでBP70、《ケリュネイア II》はMサイズでBP100。Sサイズの方は弱そうだし要らないんじゃね? と思うかも知れないが、ユニットは同時に呼び出せる数とサイズに上限があるのでSサイズは大事な存在だ。
続いて右上には、そのカードのスピードを表す「SP」と、どんなデッキなら投入できるかを示す「構築条件」が書かれている。
《ケリュネイア》のSPはA++、《ケリュネイア II》はB++。Sサイズの方が軽い分速いのが分かる。
構築条件は両方とも「青」。青いキャスターが1人でもいればデッキに投入できる。「雷鳴ノ帝」には《チェルシー・ベーグル》がいるので使える、ということになる。
そしてカード下部には、そのユニットの持つ「アビリティ」と、隠されてない第二の能力「サブエフェクト」。
これらはTCGならおなじみの、さまざまな効果をもたらす諸々だ。細かいことは今後説明する。
2ページ目になると、一番下に《テセウス》という、それまでと雰囲気の違うユニットカードが出てくる。
カードの左上の方を見てみると、それまで「0」と書かれていたところに「1」と書かれている。
これはそのカードを使用するのに必要な「ログコスト」であり、《テセウス》を呼び出すには1コスト必要ということだ。コストの数字は①の様に記述する。
他のTCG同様、コストがかかるカードの方が性能は高い。
《テセウス》はアビリティが2つも書いてあって、なんだか強そうだ。事実強い。
だが3ページ目の《ヘカーテ》はコストが②に増えているからか、BPが110に増えている。もっと強そうだ。実際強い。
更に4ページ目の《インドラ》はコストが③、構築条件は「青黄」となって手間がかかりそうな分、BPは120。さらに強そうだ。
5ページ目からはユニットではなく、単発使い捨てのカード「コード」が入っている。
SPやコスト、構築条件、サブエフェクトの見方はユニットカードと同じ。ただし、コードはアビリティを持たず、代わりに「コード効果」を持っている。複数のコード効果を持っているコードは、どれか1つだけを選んで使うことになる。
つまり《ラクシュミの蓮の花》は、ダメージ増加か軽減のどちらかを選んで使えるコードカードなわけだ。
ここで既プレイヤーは注目。《アグニの浄火》が「Version2」になり、与えるダメージが120から130に増えている。Version2になったのは《神通力 鎌鼬》と《ベリトの闇の鎧》、それと禁止カード化した《ベルゼブブの魔風》の調整版《ベルゼブブの冥風》もある。
ついでにサブエフェクトも、今までの「増強[1]」ではなく「奔流[①軽減]」に変更されている。これの影響はかなり大きく、Chapter3環境は今までとは大きく話が変わって来るぞ。
Chapter2までのコードとは同名なので、増強コードと奔流コードは合計で4枚しか使えない。バージョンはカード名に含まないので、Version2と無印も合計4枚だ。
最後に、フリーペーパーの終わり際にある《金剛杵 ヴァジュラ》。これはChapter3で新登場した、キャスターが身に着ける武器「アームズ」。
既プレイヤーにとっても未知の領域であるこのアームズは、身を守るアビリティ『加護』と、それぞれのアームズ固有の特徴的なアビリティをキャスターに与えてくれる。
ただし使用にはログコストが必要で、その上アームズは1ターンで消えてしまう。ここぞという時に使うための、新たな切り札だ。
かなり大雑把かつ初歩的な部分だけの紹介になったが、次回はゲームのルールをできるだけ分かりやすく説明する予定。
布教のためにつづける。がんばる。
あなたはこのブログの 735 番目の読者です。
テーマ:ドレッドノート | 投稿日時:2015/11/02 23:08 | |
TCGカテゴリ: ドレッドノート | ||
表示範囲:全体 | ||
前のブログへ | 2015年11月のブログ一覧へ ブログ一覧へ |
次のブログへ |