ドレッドノート・デッキアナライズ:2
更新日 | TCGタイトル | デッキ名 |
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2015/09/07 | ドレッドノート | 青単レジェンド&ビースト |
今日も元気にデッキを構築しては分解しましょう、ドレッドノート・デッキアナライズ第二回。
今回は残念なプレイミスで負けた悲しみをデッキにぶつけた結果出来上がった【青単レジェンド&ビースト】。
【レジェンド&ビースト】は、Chapter2で成立したデッキ。
Chapter2のテーマである「レジェンドとビーストのシナジー」を全面的に押し出したデッキで、特徴は何と言ってもネームドユニットの採用量の多さ。
通常、ネームドユニットは3種類12~4種類16枚程度だが、【レジェンド&ビースト】に限ってはそれを上回る数のネームドを採用できる。
というのも、Chapter2のレジェンドやビーストのネームドは、相方となるユニットがいること前提の能力を持っているためにログコストに割引査定をもらっている。
そのためにネームドユニットを多数展開してもログコストの枯渇が起こりにくい、よってネームドの数を増やせるという訳だ。
ただし通常、【レジェンド&ビースト】は赤、青、黒の混色で組むもので、特に、優秀なコードを多く持ちレジェンド覚醒を持つ【青】と、汎用性のある焼きコードにビースト覚醒を持つ【赤】の組み合わせが主流である。
加えて、Sサイズにレジェンドかビーストの一方、Mサイズにもう一方を固めて組むのが基本だ。
サイズをSサイズかMサイズのどちらかを使い潰していく前提で戦略を組み立てられるために扱いやすく事故を起こしにくくなる。
またSサイズとMサイズがひとつのバトルエリアに並ぶことを考慮して「同じバトルエリアにビーストが並んでバニラ化する」ことを防ぐ狙いがある。
なのに今回は【青単】、しかもレジェンドとビーストをSサイズとMサイズ両方に採用している。
挙句にデッキ配分はS15/M15/コード20という異様さだ。
デッキの安定率を捨てて、回った時の最大パフォーマンスでごり押ししていく考えである。
では今回もデッキの分析をしていこう。
ユニットの内、コストなしは《ネメア》系8枚と《ペガサス》系8枚。どちらも「ビースト」。
《ネメア》は『無敵【-10】』を持ち、BPと同じだけアタックダメージを受けても耐えられる。
《ペガサス》は『英雄の加護【-20】』を持ち、隣が「レジェンド」である限りあらゆるダメージを20軽減する。
この2体が、コストなしユニットの割に高い防御力を持っており、【青】の便利な防御系コードと合わさって粘り強さを発揮する。
Sサイズのネームドは《アンドロメダ》4枚と《ベレロフォン》3枚。
《アンドロメダ》は、隣のユニットに「強化」をエンチャントする『祈願』がこのデッキにぴったりだ。
隣が《ペガサス》ならログコスト①を支払ってBP110、120ダメージまでなら耐えてくれる。《ペガサス II》ならログコストなしで130ダメージまで耐える。
先攻の《カルティケーヤ II》にさえ耐えるのだから、防御力はかなりのものだ。
《ベレロフォン》は先攻でアタックダメージを伸ばす《速攻》と、隣の「ビースト」のアタックダメージを伸ばす『騎乗』を持つ。
どちらかというと『騎乗』の方が重要だ。アタックダメージを増やす手段を削り防御的に立ちまわるこのデッキでは、打点上昇が非常においしい。
Mサイズが単独でアタックして130打点を出す強さは《カルティケーヤ II》が散々教えてくれた。
Mサイズのネームドは《アテナ》4枚に《カストール&ポルックス》3枚。
《アテナ》は言うまでもなく、単騎で攻防共に圧倒的な究極生命体。手札にコードさえあればまさに常勝不敗。
《カストール&ポルックス》は《ベレロフォン》と同じく『騎乗』持ち。こっちは打点が40増えて、Sサイズが打点110で殴る。《カルティケーヤ》より強い。
更に自身も『無敵』を持つため、アタックダメージ120までは耐える。BPが110なのも地味にうれしいところだ。
コードは防御、特にアタック対策を優先し、《アテナの煌めく盾》《アポロンの降り注ぐ矢》《ポセイドンの怒涛》を4積み。
更にコードダメージ対策に《ハーデスの暗黒の雲》も採用している。《神通力 迦具土》は断固拒否しなければならない。
そして最後の枠には、ログコストが重いことから《ディスペル》を不採用とし、代わりに《ヘラの誓いの責務》を4積み。
普通のTCGではコンボパーツを探すために用いられることの多いルーターだが、ドレッドノートではそんな使い方はできない。
今回のデッキはSサイズユニットとMサイズユニットが均等にデッキに入っており、手札の状態によって「Sサイズで先にブロックする」か「Mサイズを先にブロックに使う」か変えていく必要がある。
《アテナ》以外の各ユニットが機能不全を起こすので、ダミーを呼ぶのも避けたい。
そこでこの《ヘラの誓いの責務》と《敷島 ヒカル》で、状況にあったサイズのユニットを掘り起こそうという訳だ。
クソデッキを無理やり回そうとした結果である。
Tierに存在してたまるか、というトンチキデッキだが、こんなデッキでも勉強にはなる。
果たして何を学ぶことになるのか……組んでみればわかるはずだ。
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テーマ:ドレッドノート | 投稿日時:2015/09/07 22:58 | |
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