帝です。
以前の投稿から時間が空いてしまいました。
おまけに予定していた記事が、既に前制限デッキの話という…(苦笑
新制限の大きな大会にも参加出来たので、前環境から次環境に移行する際の自分の意識整理という意味でも記事を連ねてみます。
Deck Name:「Ich komme nicht!」
モンスター(10枚)
E・HERO アナザー・ネオス×3枚
魔導戦士 ブレイカー×3枚
E・HERO エアーマン
異次元の女戦士×2枚
N・グラン・モール
魔法(17枚)
強欲で謙虚な壺×3枚
増援
E-エマージェンシーコール
デュアルスパーク×3枚
超融合×2枚
ブラック・ホール
ミラクル・フュージョン×3枚
サイクロン×2枚
月の書
罠(13枚)
奈落の落とし穴×2枚
激流葬
神の警告×2枚
神の宣告
王宮の弾圧
次元幽閉×2枚
ヒーロー・ブラスト×2枚
砂塵の大竜巻×2枚
エクストラデッキ
E・HERO The シャイニング×3枚
E・HERO エスクリダオ×2枚
E・HERO Great TORNADO
E・HERO アブソルートZero
E・HERO ノヴァマスター
E・HERO ガイア
波動竜騎士 ドラゴエクィテス
覇魔導士アーカナイト・マジシャン
インヴェルズ・ローチ
ジェムナイト・パール
No.39 希望皇ホープ
イビリチュア・メロウガイスト
デッキ名はドイツ語のエロ漫画の作中で出てきた台詞。
■デッキ選択
当時のメタゲームは暗黒界、TG、六武という想定でいました。
うち前者二種は罠系デッキを否定してくる強さがあったため、HERO自体は難しいのではないかと考えられていましたが、最大勢力ではない事で相手の意識から外れていること、六武、ジャンド、天使には対抗できるデッキパワーがあった事から選択。
この決定に関しては間違っていなかったようです。
■HERO、というデッキタイプ
「雑多な構築にして持ち味を活かしきれていない」というのが、世間一般で使われている「ヒーロービート」というデッキの弱さだと断言できます。
『Duel Entrance』を中心として、「ヒロビ」と呼ばれるデッキは一通り見てきましたが、はっきり言って強いと思えるデッキは一切ありませんでした。
だからこそ、沖縄県・あーまんさんの「フリーチェーン」と称するまでにチューンされた「HEROのふりをしたデッキ」は非常に際立って強く感じたのです。
ヒロビが弱い、のではなく、ヒロビを弱くしている、というのが世間一般に溢れるレシピに対する認識です。
そのため、「HERO」というデッキがゲームに勝利するまでのプラン構築において無駄なカードは一切採用していません。
■メインデッキ
・《異次元の女戦士/D.D.Warrior Lady》
・《ブラック・ホール/Dark Hole》
特筆すべきはこの二種類でした。
「暗黒界」に対する回答としての《異次元の女戦士/D.D.Warrior Lady》でしたが、「暗黒界」だけでなくミラーマッチをはじめ墓地を活用するデッキには軒並み刺さり、さらには《増援/Reinforcement of the Army》の選択肢も増えた事でデッキパワーはより一層向上しました。
本当に強力な一枚だったように思います。
《ブラック・ホール/Dark Hole》については、単純にカードパワーが確立されているというのが採用理由ですが具体的な話をしていけばデッキとしての弱点の補強に繋がっていました。
通常戦闘でアドバンテージを取るアタッカーや《ヒーロー・ブラスト/Hero Blast》のように、1900以下の数値にしか対応できないカードは、それを超える攻撃力を持つカードが出た途端に有効活用していく事ができません。
《超融合/Super Polymerization》もアドバンテージが得られる訳ではない以上、このリセットは非常に強力でした。
特に《冥府の使者ゴーズ/Gorz the Emissary of Darkness》で停止してしまう盤面を覆し、《E・HERO The シャイニング/Elemental Hero The Shining》とのシナジーを作るのは優秀です。
・《E-エマージェンシーコール/E-Emergency Call》
デッキを常に回転させられるよう、メインデッキのドローソースの枚数を総数40枚の1/4である10枚を目指し選定していきました。
その際、《E-エマージェンシーコール/E-Emergency Call》の枚数は1~3全てのパターンで調整してきましたが、最も無駄なく効率良いデッキ回転が狙えたのが1枚であったため、採用枚数を1枚に決定しました。
結果論になりますが、同じ大会で上位入賞された同系デッキの方も同様の枚数であったため、これも正解だったのかもしれません。
■エクストラデッキ
・《イビリチュア・メロウガイスト》
HEROで最も強いのは《E・HERO アブソルートZero/Elemental Hero Absolute Zero》と思っているのですが、サイドデッキに《スノーマンイーター/Snowman Eater》さえ入れなかった当時では自前で水属性を用意する事ができなかったため無理せず用意できる水属性として採用しました。
続いて、サイドデッキについてです。
■サイドデッキ
D.D.クロウ×2枚
サイファー・スカウター×2枚
王虎ワンフー×2枚
ライオウ×2枚
連鎖除外(チェーン・ロスト)×2枚
次元幽閉
ドッペルゲンガー
冥府の使者ゴーズ
フォッシル・ダイナ パキケファロ
強制脱出装置
カードとしては、「特定のデッキに最も効果的な、最適解」のみに絞って選定。
種類については、長期戦でどんなデッキにも対応できるよう「8種類以上」を目標に幅を持たせています。
サイドチェンジプランについては、死に札と有効牌をすぐに入れ替え、それでいてメインデッキに負担とならない事を目的とし、枚数を2枚で散らしています。
・《フォッシル・ダイナ パキケファロ/Fossil Dyna Pachycephalo》
幅広く見られるカード、として悩んでいた枠に入れた一枚です。
公開情報に対してはリセットが機能し、非公開情報に対してはブーストプレイの抑制が効果的なカードですが大量展開する特殊召喚デッキが多かったのもあり、選択して正解でした。
・《強制脱出装置/Compulsory Evacuation Device》
「メインフェイズ中に使えるカードなら何でも良い」と考えいろんなカードを探していましたが、最高に汎用性の高いカードがこれしか無かったので採用しています。
初手で《ヒーロー・ブラスト/Hero Blast》が腐るのを嫌うプレイヤーはメインから入れていましたね。
■総評
日本で一番強いHEROを作った自信があります。
2011年3月環境を締め括るのには最高のデッキでした。
構築に関して協力して下さった沖縄県のあーまんさん、すねーくはーとさんには感謝の念が尽きません。
本当にありがとうございました。
2011年9月制限もそれなりに頑張って取り組んでいます。
それに関しては、また別記事にて。
登録タグ: 遊戯王 2011年3月制限 HERO デッキ レシピ 先月やれ
テーマ:日記 | 投稿日時:2011/09/11 05:10 | |
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