Shangri-La

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05.第三回TCS最終戦 HAJIME vs 華柳

さらなる盛り上がりを見せた、2009年の遊戯王。
代表選考会をはじめ、各地域で非公認大会が催されて、
強豪から新人まで、様々な人が結果を残していった。

華々しい戦果の中、確実に発展してきた場所がある。
それが、広島コミュニティである。

一年の遊戯王を総括する、このTetsu championship。
その舞台は九州の福岡であるが、こうして決勝卓にまで
上り詰めたファイナリストは、それぞれが広島コミュニティを
先導するトッププレイヤー。

HAJIME、そして華柳。
この一年で急成長を遂げた古豪と、復活を遂げた強豪。

「ガチでやるのはすごい久々だなぁ…」と、両者がこぼす。
まさかの頂上決戦。
どちらも決して不服はないだろう。
新たな個人タイトル獲得を目指し、最強同士の戦いが

今、始まる。


Game:1
先手はHAJIME。
《神獣王バルバロス》に4枚の伏せカードと豪快なファーストアクション。

対するHAJIMEは《闇の誘惑》から《BF-暁のシロッコ》を配備。
そして後ろに3枚の伏せカードを置いて、ターンを終える。

そこからお互いが慎重にカードを並べ合う。
お互いを理解しているからこそ、動けない。
全力をもって、同志に挑む。

先に動いたのは華柳。
シロッコで攻撃、《聖なるバリア-ミラーフォース-》が起動、それに
チェーンで《マクロコスモス》が使われるが、
そこには《王宮の弾圧》。墓地にカードを留める。

華柳は攻める事を止めない。
《BF-蒼炎のシュラ》を投げつけ、《神獣王バルバロス》へ挑む。
そこに放たれる《スキルドレイン》。
華柳は、待ってました、と《サイクロン》を撃ち込む。
《魔宮の賄賂》を使ってHAJIMEは《スキルドレイン》を守る事に成功
するも、ダメージステップ時に容赦なく《BF-月影のカルート》が叩き
つけられる。

ここからは除去の撃ち合い。
華柳はシュバリエに対し奈落を、HAJIMEはデュアルスパークで
シュラを、と泥沼試合。

ここでまさかのシュラ二枚目をキャスト。
しかしここは想定内、HAJIMEは《奈落の落とし穴》で対応。

華柳も粘り強さを見せる。寧ろ今までそうして勝ち上がってきた。
その手は、奇跡を引き込む。
三枚目のシュラ。
瞬間、会場がどよめく。

有効牌を引けず、HAJIMEの反撃に目があったのはここまでだった。


HAJIME 0-1 華柳


両者、対策を用意するというよりも死に札を切るようなサイドボーディング。

Game:2
比較的茶色い初手のHAJIME。
バルバロスの後ろに二枚のカードを置いてエンド。

《サイクロン》で《魔宮の賄賂》を射抜いてから、《黒い旋風》を
プレイ。シロッコ召喚からカルートを手に入れる。
その手にはGBAまで握られており、バルバロスを戦闘破壊。

《サイバー・ドラゴン》を特殊召喚、その横に《エヴォルテクター 
シュバリエ》を追加。
攻撃に対応でカルートを投げ、サイドラには撤退してもらう。

一枚の伏せを置いてGBAを誘った上で、HAJIMEは《スターライト・ロー
ド》を突き刺す。

そこから相手のBFを次々とあしらい、物量で押し切るのであった。


HAJIME 1-1 華柳


お互いの全力を出し切って迎える最終戦三戦目。
泣いても、笑っても、これが最後。
そう、2009年、最後の戦いを、
見届けて欲しい。

そして、紡いで欲しい。
明日へ、未来へ、その先へ。
この、「Tetsu championship」という名の
"最高のエンターテイメント"があった事を。

第三回

Tetsu championship

~Nine Wish Revolver~

 最終戦

この、史上最強の聖戦に



-------------ついて来れるか。


Game:3
先手は華柳。
《闇の誘惑》によって《BF-暁のシロッコ》を手に入れながら、
《大嵐》そして《月の書》を手に入れる。
《BF-蒼炎のシュラ》キャストから、一枚の伏せカードを置いて終了。

対するHAJIMEも、潤沢なモンスターと後ろに置けるカードを構える初手。
そのファーストアクションは《神獣王バルバロス》。
攻撃に対しては《月の書》で防いで、三枚の伏せカードを置いてターン
を返す。

華柳は臆せず《魔導戦士ブレイカー》を召喚。
これが運命の分かれ目となる。HAJIMEが伏せた三枚のうち、攻撃を
防げる守りの札は、ミラーフォースのみ。
ブレイカーが撃ち抜いたのは・・・
《聖なるバリア-ミラーフォース-》!

「…っ!」
これには、会場がどよめく。HAJIMEも焦りを隠せない。
守りの札を失い、相手の場が一気に構築される。

対するHAJIME、ドローは《我が身を盾に》。
伏せカードをそれぞれ確認するなど、これまではしなかった動きを
見せるなど、明らかな動揺がうかがえる。
《ライオウ》をプレイ、それに対して撃たれた《落とし穴》には我盾。
ブレイカーを戦闘破壊するも、有利になったわけではない。

返すターンのシュラの攻撃に対し、《月の書》を《魔宮の賄賂》。
ダメージステップまでいって《BF-月影のカルート》。
常に殴る姿勢を崩さない華柳。
賄賂、シュラと一気に物量で引き離されるHAJIME。

攻めの姿勢が、
恐れを知らない若き魂が、
華柳に勝利をもたらした。


HAJIME 1-2 華柳
Result:華柳 Win!

開催地は福岡でありながら、入賞者に福岡はおろか、
九州のデュエリストは一人としていなかった。

しかしその事実が、
決して九州の人たちに受け入れられないわけではない。

なぜなら、決勝戦を見守る全ての参加者が、そしてスタッフが
こんなにも盛大な拍手を送っているのだから。

これからも九州は益々の繁栄していく事だろう。
その様子をこの手で記録できることを、本当に誇りに思う。

最高のエンターテイメントをありがとう、TCS。

そして激戦を勝ち抜いた覇者を讃えよう!

おめでとう、華柳!

登録タグ: 遊戯王OCG  大会レポート 

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テーマ:日記投稿日時:2010/01/04 12:49
TCGカテゴリ: 遊戯王OCG  
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