Shangri-La

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05 第三回戦 Tetsu vs Exodia

午前中に二回戦の日程を終え、昼休憩を挟んで迎える午後の一戦目。
ついにTYCSも三回戦となった。

ここでフィーチャーマッチに呼ばれたのは、本大会主催者の一人でもあり九州遊戯界の担い手・Tetsu。チーム「Avalon」リーダーにして、選考会出場経験も何度かある、九州を代表する遊戯界の英雄である。
今大会で操るのは「ライトロード」。シンクロ登場以前は、ダーク・剣闘獣と同じくして三つ巴環境の一つを担っていたアーキタイプだが、シンクロの台頭により一線からは退いている。しかしそのデッキパワーは相変わらず高く、まだまだ現役で、メタゲームの中心を退いた事で、逆に「メタ外の強さ」を持った構築であるため、高い勝率が期待できる。

対するは、同じく福岡の遊戯プレイヤー、Exodia。
第一回Tetsu vs YDR championshipを制したチームメンバーの一人で、「ドグマブレード」と呼ばれる高確率の1ターンキルデッキを構築した事でも一気に名前が広まった九州の強豪である。今回使用する構築は、「カエル1キル」と呼ばれる、環境に新たに生まれたコンボデッキ。さらに新しく発売された「STARDUST OVERDRIVE」では、いくつもの強化パーツを手に入れ、環境で最も新カードの恩恵を受けている構築であると言える。

しかしこのコンボデッキは、遊戯王史上これまでに生まれた1キルデッキの中でも特に成功率が高く、先攻でも後攻でも構わず相手を瞬殺する事が可能である。「ライトロード」には、盤面に触る事ができるカードは多く存在するが、そもそもターンが回ってこない可能性はきわめて大きい。
《D.D.クロウ》が勝敗の鍵を握るか…?
新旧、それぞれのアーキタイプがいま、長崎の地でぶつかり合う。

Game:1
Tetsuの先攻。《ライトロードサモナー ルミナス》と一枚の伏せカードが置かれターンが終了する。能力により、《ネクロ・ガードナー》がしっかりと墓地に配備される。
Exodiaのターンが開始される。既にテーブルには張り詰めた空気が流れるが、《おろかな埋葬》からのスタート。《ヴォルカニック・バレット》を落とし、追加のバレットをハンドに加える。《未来融合-フューチャー・フュージョン》をプレイし、《E・HEROアブソルートZero》を見せて、《フィッシュボーグ-ガンナー》と《D-HEROディアボリックガイ》が墓地に置かれる。そこからディアボリを除外して二枚目を手札に加え、《手札断殺》をプレイ。
Tetsuは手札からGとライラを落とす。Tetsuからしてみれば、コンボを打ち砕けるパーツを探しに行きたい所。
《生還の宝札》を置いて《鬼ガエル》をプレイし、《イレカエル》を墓地へ置く。《ヴォルカニック・バレット》を捨てて《フィッシュボーグ-ガンナー》を墓地から特殊召喚。これに対してTetsuは《激流葬》をプレイ。残されたExodiaの二枚の手札は《鬼ガエル》と《デスガエル》。既に召喚権を使ってしまっており、苦い顔をしたままターンを渡す。
ついに回ってきたTetsuのターン。
《ソーラー・エクスチェンジ》をプレイして有効牌を探しにかかる。《ファントム・オブ・カオス》をプレイし、山札から落ちた《裁きの龍》のテキストをコピー。相手の場のコンボパーツを一掃した。ライフポイントを800支払い《救援光》を発動、除外した《裁きの龍》を手札に加える。一枚伏せカードを置いてターンを終えた。
手札にモンスターが溜まり、次のアクションを見つける事ができないExodia。《鬼ガエル》を召喚し、通常戦闘によりファンカスに攻撃をしかけるが、それを《ネクロ・ガードナー》が阻止する。自身のテキストにより《鬼ガエル》は手札に戻り、Exodiaはターンを終了する。
再び回ってきたTetsuのターン。ファンカスのテキストを使い、ルミナスをコピー。手札を切って《ライトロード・ハンター ライコウ》を蘇生。《ハネワタ》を召喚したところで、Exodiaは投了を宣言した。


  Tetsu 1-0 Exodia

 Exodiaのサイドボーディング
 out:《手札断殺》×3
   《D-HEROディアボリックガイ》×2
   《未来融合-フューチャー・フュージョン》
 in:大量の除去パーツ

即座に《D.D.クロウ》等をTetsuが追加すると、第2ゲームが始まった

Game:2
《サンダー・ブレイク》を一枚伏せるのみで先手のExodiaはターンを終えた。《ソーラー・エクスチェンジ》により手札交換をはかってから、ルミナスをプレイするTetsu。《ネクロ・ガードナー》をコストに《ライトロード・ウォリアー ガロス》を蘇生。攻撃する事なくターンを終えてガロスによるブーストを狙おうとするも失敗。
解決後に《サンダー・ブレイク》で伏せカードが割られる。
《おろかな埋葬》でバレットを落としバレットをサーチするという王道パターンから始まるExodiaの2ターン目。《イレカエル》をプレイし、《フィッシュボーグ-ガンナー》を蘇生。再びバレットで三枚目を探しに行く。ガンナーをリリースして《鬼ガエル》を特殊召喚。《イレカエル》を墓地へ送り、以降、鬼ガエルとイレカエルが場と墓地を行き来する。《継承の印》を使ってバレットを蘇生、《氷結界の虎王 ドゥローレン》をシンクロ召喚、能力により《継承の印》等を回収し、ループに突入する。《ダーク・ダイブ・ボンバー》まで繋ぎ、《継承の印》でドゥローレンを戻す。DDBがテキストを起動したところでTetsuは手札から《ハネワタ》を捨てる。
しばらく考えてから《ミスト・ウォーム》をシンクロ召喚したExodiaは、相手のライトロードを場から剥がして、総攻撃。1体を通し、ネクガと《トラゴエディア》で一旦その場を凌ぐ。そしてExodiaはターンを終了。
ようやく訪れたTetsuの2ターン目。ルミナスをプレイし、《ゾンビキャリア》をコストに《ライトロード・パラディン ジェイン》を蘇生。そこから3体でシンクロして《ミスト・ウォーム》をプレイし、相手の場のシンクロモンスターを一掃する。これにより有利になったかと思いつつ、Exodiaの3ターン目が始まる。ハンドは3枚。墓地を見つめながら、次のプランを検討していく。《継承の印》で《デスガエル》を戻し、ハンドと墓地から《フィッシュボーグ-ガンナー》を2体ずつプレイし、《ゴヨウ・ガーディアン》をシンクロ召喚。攻撃によりTetsuの《ミスト・ウォーム》を奪い、その後、DDB…といこうとしたが、水属性でなければガンナーはシンクロ素材とする事ができない。
それを忘れていたExodia。
しかし、ゴヨウ1体でさえTetsuにとっては辛い状況。
ここでエキストラターンに突入。
ルミナスをプレイし、能力によりガロスを特殊召喚。ルミナスとジェインの攻撃により相手の場をゴヨウ1体のみにする。ガロスでブーストを狙うが、またもや失敗、1枚もドローする事ができず、墓地に1体ネクガが落ちて、1ターンは凌げる状況となった。
Exodiaは守備モンスターを1体追加するのみでターンを終える。そのあと、Tetsuは有効牌を引けず、ライフポイント100の僅差でExodiaの勝利。


     Tetsu 1-1 Exodia


Game:3
エキストラデュエルで迎える三戦目。
Tetsuの初手に、相手のコンボを破るカードは無い様子で、ライラを出し、伏せカードを1枚置くのみという普段通りのライトロードの動きを行い、ターンを終える。そしてこれがTetsuにとってのラストターンとなるのだった。
《ワン・フォー・ワン》プレイからガンナーを落として《イレカエル》特殊召喚。《レベル・スティーラー》をコストにガンナー蘇生。以下、ループに突入。《デスガエル》+ガンナーでドゥローレンをシンクロ召喚。再び2体からドぅローレインをシンクロ召喚し、バレットを山札からサーチ、《パワー・ツール・ドラゴン》シンクロ召喚で《継承の印》をサーチ。3枚目のバレットをサーチし、《氷結界の龍ブリューナク》をシンクロ召喚。三戦目に突入したことでこのマッチアップは既に予定より45分も多く時間がかかっており大多数のギャラリーに見守られる中、Tetsuの投了宣言により、ゲームは幕を閉じる事となった。

光の戦士は、湿地より生まれた新たな殺戮兵器を前に散るのであった。


   Tetsu 1-2 Exodia
   Result:Exodia Win!

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テーマ:日記投稿日時:2009/07/29 17:16
TCGカテゴリ: 遊戯王OCG  
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