ブンスターさんのブログ

こんばんは。あばよ。失せな。
どうも、渋谷 凛です。本体です。
今回はwsのデッキ解説編です。知りたくねーよ死ねって方はブラウザバック、どぞ^^
まずは組む経緯から説明。以下が経緯です


ガールフレンド(仮)
－ーそれは彼女(仮)と触れ合える非常にグレーな”売り“だ。
近代的な家々が立ち並び、コンクリートで整備された道路が広がるとある街に、”売女“と呼ばれるガールたちの通う学校は佇んでいる。
我々はそこの看板娘さんである椎名 心実さんに一部非公開、という事を条件に密着取材をさせてもらうことに成功した。

――椎名 心実の朝は早い

「お早う御座います」

心実「お早う御座います」

彼女は校門の前に座っていた。
優雅に缶コーヒーを持って小さな口で啜っている。

「何を飲んでいるんですか？」

心実「昔、母が好きだったブランドの缶コーヒーです」

普段は決して誰にも振る舞うことはないのだというが我々は特別に頂けることになった。
缶コーヒーにはでかでかとMAXと描かれていた。
我々は缶コーヒーを口に含もうとすると彼女にそれを止められた。

「なぜ止めるのですか？」

心実「私の後に飲み始めてください……母が生前、よくそうしてくれてたんです」

彼女には何かとてつもない闇があるのではないかと我々はそう感じた。
言われたとおりに待ち……そして一気に飲み干すと口の中で匂いと甘味が広がったのがわかる。

「美味しいですね」

心実「美味しくないわけがありませんよ」

彼女は自分に言い聞かせるように言って笑った。
その横顔は触れたら壊れてしまいそうなくらいに繊細で寂しいものだった。


それから彼女は今から仕込みをすると言う。
我々は彼女の後を追いかけ、通学路の一角に潜入した。

心実「仕込みをしている時が一番幸せですね」

彼女は持っていた携帯をポケットに押し込むと。
懐から小さな懐中時計を取り出す。

心実「仕込みに欠かせないのが
時間とタイミング……」

彼氏達の生活リズムにより仕込みの性質や一連の流れも変わるのだという。
童貞に素敵な出会いや思い出を作るのは至難の業だ。

心実「では、行ってきますね」

彼女は今までの表情を押し殺したように満面の笑みで走って行く。
そして同時に通りの角からキモヲタ丸出しのような男が飛び出し、心実が絡んでいる。
こうした”売り“を彼女たちは”(仮)“と呼んでいるらしい。
我々はシチュエーションの仕込みは単純ではないと瞬時に理解できた。

仕込みが終わったらいよいよデートだ。
彼女は彼氏(仮)の為に朝食を作るという。
すると彼女はフライパンを手で転がしながら何かを食べだした。

「何を食べているんですか？」

心実「サプリメントです」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

彼女は美味しそうに市販のサプリを頬張っていた。
我々は彼女のその笑顔を見て不安な気分になった。
これで高校1年生……作られたような笑顔をしている。

キモヲタA「ご飯出来た～？ 心実ちゃ～ん^^」

彼氏(仮)が降りてきた。

心実「気が早いですね、Aさん。朝食はもうすぐ出来ますよ！」

心実「あれ？ 先程食べていませんでしたか？」

心実「サプリは秘密なんです」

彼女は至極当然のことを言っていると言わんばかりの真面目な表情で我々に応えた 。


朝食も終わるといよいよ学校へと登校だ。
彼女は今日は学校が休みで、登校はA君だけのようだった。

「これからどうするんですか？」

心実「次は……C君の所ですね」

彼女はそう言うと自室からバックを持ってくる。
中には手帳と財布に可愛らしいお弁当箱が入っていた

C君が通う高校の近くには公園がありそこのベンチで30分ほど“お弁当プレイ”をするらしい。
我々も一緒についていくことにした。

「辛くないですか？」

足早に目的地へ向かう最中、彼女に話しかけた。

心実「っ！？ お仕事、ですから。考えないようにしてます」

確信をついた質問だったのか動揺している彼女に追撃として家族の事を尋ねてみた。
だが彼女はそれは語れないと言って口を噤んでしまった。
一体どんな過去があるのだろうか。


キーンコーンカーンコーン

どうやら昼休みが終わったようだ。すると彼女は足早に何処かへ移動をし始める。

「どこに行くんですか？」

心実「トイレです」

椎名 心実はいつもお昼休みが終わるとトイレに籠る習慣があるとのこと。
彼女には何か事情がありそうだ。
我々は個室トイレの前へとついたが大勢で女子トイレに入ることはできないため
近くで待機することにした。

数分待っていると男子学生がトイレに入っていくのが見えた。そして手におしぼりをもち、“用事”を済ませた男子学生がトイレから出ていく。
その後また数分後、彼女が嬉し顔で出てきた。

「何か嬉しい事でもあったんですか？」

心実「予想より多く貰えたんです^^」

我々はその言葉を聞いて戦慄した。
彼女の行動は“売女”として少々行き過ぎていると……

後半に続く。