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第2回 後編
前半の続きです。ここでは、混沌符を買う時に知っておくべき事をお教えします。
実は、混沌符は他ゲーに比べて買うのも少し大変なTCGです(´;ω;`)。 しかも他ゲーのように「初心者はまずこれを買っとけ」といえるような優良カードだらけのセットが存在しないので、最初に何を買えば良いのか良く分からないと思います。ですので、混沌符が買える場所や中の人の個人的なオススメのセットを紹介したいと思います。
◇混沌符を買える所
東方ファンの方にとってはもはや常識ですが、東方の関連商品は商業流通で販売する事が出来ません。かつて夢幻という東方TCGが一般のカードショップで販売されて問題となった出来事を覚えている方もいらっしゃるでしょう。ちなみに中の人はちょうどその頃東方にハマったばかりでした。ガイドラインの存在を知らなかったので何故こんなに騒ぎになっているのか良く分からず困惑した覚えがあります。
混沌符ももちろん例外ではありません。一般的なカードショップでもシングルだけは取り扱っている場合がありますが、構築済みデッキやブースターは基本的に買えません。
混沌符の構築済みデッキやブースターは公式サイトの「取り扱い店舗一覧」(http://chaos.axia-info.com/toriatukai.php)に載っているお店でのみ買えます。
ですが、ここに載っているお店の多くには欲しい構築済みデッキやブースターを置いてない可能性の方が高いです。特にメ○ンとア○メイトは。
住んでいる地域の関係上、中の人は東京都と千葉県の店舗しか知りませんが、各取り扱い店の実店舗の状況(2014年12月現在)を紹介したいと思います。(他の地域は違う可能性がありますがご容赦ください)※実店舗の無いお店は除きます。
アニメイト ほぼ在庫無し。たまに構築済みデッキが置いてある程度。
ゲマズ 構築済みデッキや<東方混沌符>追加パック2、<永夜篇>、<花風篇>のブースターがよく置いてある。たまに<東方混沌符2.00>や<妖々篇>が置いてある場合あり。定価よりも安い。
イエサブ 構築済みデッキと<妖々篇>、<永夜篇>、<花風篇>のブースターがよく置いてある。一部店舗は<紅魔篇>のブースターやシングルもある。
メロン ほぼ在庫無し。たまに構築済みデッキや<花風篇>のブースターが置いてある程度。
とら 同上
D-STAGE 最近行っていないので今はどうなのか分からないです。以前は構築済みデッキが置いてあった程度。
サーパラ 構築済みデッキと<紅魔篇>、<妖々篇>、<永夜篇>、<花風篇>のブースターが置いてある。
MAGMAG、AKIBA-HOBBY ごめんなさい行った事無いです。
ジーストア 構築済みデッキと「<東方混沌符>2.00」、<紅魔篇>、<妖々篇>、<永夜篇>、<花風篇>のブースターが置いてある。
実際は品切れになっている場合もありますがだいたいこのような感じになっています。
実店舗へ買いに行く場合、ゲマズ、イエサブ、サーパラ、ジーストア辺りが候補になります。後の2店舗の方が品揃えは良いですが、店舗数が少ないのが難点…
そんな状況なので、混沌符の購入には基本的に通販を利用した方が確実です。実店舗に行く交通費や労力、売り切れのリスクを考えたら送料もそんなに気にならないと思います。
もちろん、近隣に取り扱い店舗がある方や、実店舗でも比較的よく見かける各種構築済みデッキや<永夜篇>、<花風篇>が欲しい方は通販を使う必要はありません。そこは各自の欲しいものに合わせてうまく対応してください。
中の人的にはここが特にオススメという通販サイトはありません。どの通販サイトも品揃えは良いけど送料が高かったり、逆に送料は安いけど売り切れが多かったりと一長一短です。公式サイトの「取り扱い店舗」のリンクから飛んで、各自で見比べて選んでください。
◇最初に買うべきもの
これで準備は終わりです。では最初に買う作品を決めましょう!
※ここでは東方混沌符ネオスタンダードで始める場合を想定しています。
A.カードを買う
・混沌符の商品形態
混沌符には、「トライアルデッキ(通称TD。構築済みデッキの事)」と「ブースターパック」という2種類の商品形態が存在します。
現在購入出来るトライアルデッキの収録カードはブースターには収録されていません。両方の商品に有用なカードが収録されているので、トライアルデッキとブースターの両方を購入する必要があります。
・シングルかブースターか
これだけは断言出来ます。ブースターは絶対に剝いた方が良いです。
正直、フルシングルで混沌符のデッキを構築するのはかなり大変です。まず価格が高いとか安いとか以前にシングルの取扱い店が非常に少ないです。しかも人気カードはたいてい在庫切れです。オクにも混沌符はあまり出品されていません。ですので、フルシングルで揃えたいと思っていた方もある程度はブースターを剝く事をオススメします。(どうしてもブースターを剝きたくないのであれば金銭トレードという方法もありますが…)
また、混沌符の商品には「おみくじ」が入っています。「中吉」や「大吉」(当たり)を集めるとグッズやPRカードと交換出来ます。この交換で貰えるPRカードには強力なものがいくつかあるので、これらを集めるためにもブースターを剝くべきです。
※<紅魔篇>以降の商品に入っているおみくじの有効期限は撤廃されたので、有効期限切れでも問題なく使えます。捨てないでください!
もしフルシングルで揃えようとする場合でも、最低限トライアルデッキくらいは買ってください。一個買えば最低限の対戦は出来ますし、ゲームの流れやルールを把握するにはとにかく対戦してみるのが一番なので。
・どの作品にする?
結論から言うと、自分の好きなキャラが入っている作品がベストです。せっかく東方のキャラゲーで遊ぼうとしているのに好きなキャラを使わないなんてもったいない!
多くの人は好きなキャラが何人かいるでしょうし、せっかくなので各作品の特徴やオススメ度を紹介したいと思います。
ですが、ここで伝えておかなければならない事があります。全てのキャラがパートナーとしてまともに使用出来るわけではないという事実です。
混沌符では同じキャラでもイラストや効果が違うカードが何種類も存在します。ルール上はキャラクターカードであればどのカードでもパートナーにできますが、そのうちパートナーとして使用するのに向いているものはごく一部です。
中にはパートナー向けのカードが存在しないキャラも存在します。上級者の方はそうしたキャラでもパートナーとして使用する事がありますが、初心者には難し過ぎます。ですので最初は大人しくパートナー向けのカードをパートナーにするべきです。
嫁キャラにパートナー向けのカードが存在しなかったとしてもがっかりしないでください。フレンドとしてならばほぼ全てのキャラが活躍出来ます。混沌符に慣れてデッキ構築のしかたが身についてきたら、ぜひ嫁キャラをパートナーにしたデッキの構築にもチャレンジしてみてください。
これが混沌符が知名度の割に東方ファンの間でもイマイチ流行らない原因だと思うんだよね。私visionもプレイしているけどあっちは旧作やモブに至るまで網羅しているし、どのキャラを中心にしても良い感じのデッキが構築できるからなあ。嫁ゲーと銘打っているのに情けない。
それでは、本題に戻って各作品がどんな感じなのか見ていきましょう。
<東方混沌符>
通称旧混沌符。「東方混沌符」というゲームの中に<東方混沌符>という作品が存在します。非常に紛らわしい。紅魔郷~神霊廟のキャラが収録されています。他の作品にはない、珍しい効果を持ったカードが多いのが特徴です。
正直言って、この作品には極力手を出さない方が無難です。その理由は2つあります。
第一に、絶版カードが非常に多いです。他の作品と違い、<東方混沌符>だけはブースターが5種類発売されていますが、そのうち3種類が絶版です。絶版となったブースターにも必須カードが多く収録されているので地道にシングルで探す必要があります。大半のカードは以前よりも安くなりましたが、未だに1枚1,000円台を維持しているカードもいくつかあります。しかも人気カードはどの店にも在庫があまり無いです。
第二に、カード集めに苦労する割にはたいして強くないです。確かに、一部のカードは非常に強力(東方混沌符全体では禁止カードが二枚ありますが、両方とも<東方混沌符>のカードです)ですし、さとりや聖をパートナーにした<東方混沌符>のデッキは今でも一線級の強さを誇ります。ですが、他の作品に比べて全体的にパワーが低いです。
これらの点から、<東方混沌符>は集めるのに苦労する割に、それに見合った強さを備えていない作品だといえます。やはり今から集めるのはやめておくべきです。ChaosTCGネオスタンダードを始める時に必要なカードだけを買えば十分です。どうしてもさとりや聖をパートナーにしたデッキを構築したい方や、地~神のどれかのキャラを使えなければ嫌だという方は買えば良いと思います。まあ頑張ってください。
また、「スターティングデッキ」という<東方混沌符>の商品がありますがあれは(多分)混沌符の商品の中で一番の地雷なので間違っても買わないようにしてください。約四年前の商品なのにも関わらず未だに時々売ってます…
旧混沌符の強パートナー達。左が地雷です。
<紅魔篇>
紅魔郷のキャラが収録されています。
汎用カードのレアリティが全体的に低いため、他の作品よりも安くデッキを構築出来ます。また、複雑な効果のカードがあまりないため、デッキ構築や対戦で悩む場面も少ないと思います。しかも、<紅魔篇>のトライアルデッキに入っているパートナー(美鈴)はトライアルデッキのパートナーの中ではかなり優秀です。この美鈴をパートナーにすれば相当安く、戦えるデッキを構築出来ます。
問題点といえば、絶版ではない他のブースターと比べてあまり店頭で見かけない点です。<東方混沌符>の次に古いのが原因なのでしょうか。ですが通販では普通に買えるのでご心配無く。あとブースターのレミリアをパートナーにして構築する場合、PRカードのフランが4枚必須なので少し大変です。とはいってもこのフランは当たりおみくじと交換出来るので、ちゃんとブースターを剝いていれば多分集まります。
(追記:2015年1月3日)おみくじと交換出来る景品一覧から<<“東方紅魔郷”恋の迷路「フランドール・スカーレット」>>が消えました。レミリアで混沌符を始めようと思っている方は気を付けてください。
<妖々篇>
妖々夢のキャラが収録されています。
「セットカード」という、キャラクターにつけて使う装備品のようなカードを活用するカードが多く収録されています。ですので、他の作品とは少し違ったデッキも楽しめます。(もちろん普通のデッキも構築出来ます)それ故に<紅魔篇>よりも複雑なカードが増えています。
金銭的なデッキ構築の難易度は、<紅魔篇>よりも高くなります。まず、汎用カードのレアリティが軒並み高いです。完全にブースターだけで集める場合、多分紅魔篇の二倍くらい剝かないと必要な分だけ揃わないと思います。シングルの場合も値段が4桁の汎用カードがあるのでちょっとお金がかかります。
それから、大半のデッキでPRカードの紫が4枚必須です。ですが、これもフランと同じく当たりおみくじとの交換で手に入るので頑張ってブースターを剝きまくりましょう。
一応トライアルデッキに入っているパートナー(幽々子)が優秀なので、美鈴程ではないですが安くデッキを構築する事も可能です。ちなみに前述のPRカードの紫はこの幽々子と相性が悪いので、必死になってブースターを何箱も剝く必要もありません。
<永夜篇>
永夜抄のキャラが収録されています。
前作の<妖々篇>よりもさらに複雑なカードが増えています。複数の効果を持ったカードや、今までの作品に存在しなかった効果を持つカードが何種類も収録されています。そのため他の作品よりほんの少し強めかもしれないです。
<妖々篇>と同じくレアに汎用カードが多いので、かなりの量ブースターを剝く必要があります。ですが、他の作品と違いどのデッキでもPRカードがほぼ必要ない(妖夢が選択肢に入る程度)ので、もしかすると一番楽に構築出来るかもしれないです。
また、<妖々篇>以前のブースターに比べ、実店舗でも割とよく見かけるので購入が容易です。ただし、トライアルデッキのパートナー(輝夜)が<紅魔篇><妖々篇>よりも弱いので、ブースターに入っているパートナーの収集が必須となります。
<花風篇>
2014年12月現在の最新弾です。花映塚、風神録のキャラと萃香が収録されています。(花映塚は霊夢、魔理沙、幽香、文、メディ、小町、映姫のみ)
前弾の<永夜篇>から一年近く経っているため、カードの強さの水準が一気に高まっています。<花風篇>以前の混沌符はChaosTCGのインフレに完全に取り残されていましたが、<花風篇>発売後の一時期はChaosTCG全体でみてもかなり強力なOSの一つにまでなりました。それぐらい強いです。
最新弾故に店頭でも頻繁に見かけますし、優秀なカードばかりなので買って損の無いブースターです。ですが最初に買う作品としては微妙です。
第一に、デッキ構築ルールの項でも少し触れましたが、この作品はChaosTCGネオスタンダードを想定して制作されたであろう作品です。そのためなのか他のブースターに比べて収録枚数が少なく、基本となるカードも不十分で、今までに発売された混沌符全般の拡張セットという感じが否めないです。<花風篇>単体で構築するとなると、どうしても色々と足りないデッキになってしまいがちです。
第二に、<花風篇>にはトライアルデッキが存在しません。他の作品のトライアルデッキを買うのであればその作品から買った方が良いです。
以上の点から、<花風篇>は最初に買う作品としては不向きだと言えます。もちろん風神録に好きなキャラが居るのであれば最初から<花風篇>を買っても良いと思います。
逆に、二作品目には必ず<花風篇>を買うべきです。ChaosTCGネオスタンダードから始めようとしている方もとにかく<花風篇>を剝いてください。繰り返しになりますが、<花風篇>には優秀で、ChaosTCGネオスタンダードで必須となるカードが大量に収録されています。最初のデッキが完成したら、後々の事を考えて絶対に買っておくべきです。
<紅魔篇>以降の各商品パッケージはこんな感じです。
オススメは
紅妖永どれか一つ→<花風篇>→旧混沌符~<永夜篇>のChaosTCGネオスタンダードで必要なカード収集
という買い方です。最初からChaosTCGネオスタンダードで構築する方は<花風篇>の所から始めてください。
これはあくまでキャラの好みを無視した場合の、中の人の個人的なオススメです。最初に言った通り混沌符は東方のキャラゲーなので、好きなキャラが収録されている作品から買い始めるのが一番です。
B.一緒に買うもの
TCGプレイヤーの方にとっては常識ですが、カードを買うだけではTCGをプレイするのに不十分です。ここでは混沌符をプレイする際に必要なサプライを紹介します。混沌符のスリーブ事情はちょっと特殊なので、TCGプレイヤーの方もスリーブ・スリーブガードの項だけは読んでください。
TCGにはカード以外にも色々必要です。
・スリーブ
言わずと知れた、カードを保護するアイテムです。現役TCGプレイヤーの方は注意してほしいのですが、混沌符では裏面が不透明で、裏面からでも上下の区別がつくスリーブの使用が義務付けられています。そのため、キャラスリ(イラストの描かれたスリーブ)は必須です。(TCGのロゴ入りのスリーブなんかでも良いですが…)
この規定に従っていれば、(多分)どんなスリーブでも使えます。東方と関係無いスリーブを使っても良いです(笑)。また、キャラスリは大抵60枚入りですが、混沌符は1デッキ50+10枚なので一個買えばOKです。
混沌符はレギュラーサイズ(M○Gやポケ○ンカードと同じサイズ)ですので、ミニサイズのスリーブは使えません。遊○王やヴァン○ードをプレイしている方はもちろん、最近はサー○ラがミニサイズの東方スリーブを出しているので要注意。
・スリーブガード
キャラスリの上に着けて、キャラスリを保護するための透明なスリーブです。カードを保護するためのスリーブを保護するって冷静に考えたら意味分かりませんよね…
もちろん無くても大丈夫です。ですがキャラスリを裸で使っているとすぐ傷んで交換する羽目になります。しかもキャラスリは再生産が出来ない代物なので、ものによってはすぐに入手困難となります。気に入ったデザインのものを使い続けるためにも、スリーブガードはなるべく使用した方が良いです。
ここで気を付けなければならないのが、混沌符では完全に透明なスリーブガードを使用する必要があるという事です。つまり、イラストや模様が入ったスリーブガードは使用禁止という事です。スペカをイメージしたデザインのスリーブガードがよく売ってますがあれもアウトです。
・トップローダー
これはSPカードを使いたい方だけ買えばOKです。
※SPカード:通称サイン。箔押しサイン入りフルアートの豪華なカードの事です。一枚数千~一万円以上ととても高いですが、どのSPカードにも通常版が存在するので集める必要は全くありません。ですがパートナー向きの大抵のカードにこのバージョンが存在するため、最初に場に出すパートナーカード1枚だけはこれを使っている人が多いです。好きなキャラのSPカードをパートナーにするとモチベーションが上がります。
真ん中のアリスちゃんがSPカードです。
トップローダーとは、めちゃくちゃ固いスリーブのようなものの事です。しかも普通のスリーブよりも大きくて分厚いです。普通はコレクション用のカードにつけるものなので、デッキにつけると対戦相手の迷惑になります。
ですが、混沌符では最初に出すパートナーカードはメインデッキに混ぜることがないため、メインデッキと違うスリーブを使用出来ます。これを利用して、高額なSPカードを保護するためにトップローダーを使用しているプレイヤーは多いです。
・デッキケース
デッキの持ち運びに必要です。輪ゴムでとめるのは小学生みたいで恥ずかしいし、カードが傷むのでやめましょう。
トップローダーを使うとかなりの確率で入らなくなるので要注意。またデッキが増えてくるとストレージの方が便利ですが、ストレージに比べてかさばらないので荷物が多い時などに重宝します。ストレージにデッキをしまうタイプの方でも一個くらい買っておくと便利です。
・ストレージ
カードをしまうための箱です。複数のデッキを持ち運ぶのにも便利です。色々なデザインや大きさのものがあるので必要に合わせて選びましょう。お金が無い場合は適当な箱にしまえば良いですし、段ボールがあれば簡単に自作出来ます。
・プレイマット
普通のテーブルでカードを広げると滑ったり、取りにくかったりします。またテーブルの汚れがカードやスリーブに付着する可能性があります。プレイマットはこうした問題を全て解決してくれます。
ただし一枚2000円程度と他のサプライに比べて高いので、お金に余裕のある方だけ買えば良いと思います。ちなみにおみくじの景品にもプレイマットがありますがあれは質が良くないのであまりオススメ出来ません。あんなのに貴重な当たりを使うくらいだったら適当なPRカードにでも使うべきです。
C.予算
ここまででどんな商品があるのか、カードの他に何が必要なのかお分かりいただけたと思います。では最初に何を、どれだけ買えば良いのでしょうか?そしてどれだけの予算が必要なのでしょうか?
Ⅰ とりあえず混沌符をプレイしてみたい方
トライアルデッキ一個とスリーブだけ買えばとりあえずは遊べます。友達と遊ぶだけならスリーブすら無くても問題ないです。これなら1300~2500円あれば始められます。もっと好きなように対戦したいと思い始めたら、使っているトライアルデッキと同じ作品のブースターを購入しましょう。
Ⅱ デッキを構築してみたいけどあまりお金をかけられない方
まず<紅魔篇>か<妖々篇>のトライアルデッキを一個以上とスリーブを買いましょう。永夜抄ファンの方は<永夜篇>を選んでも良いですが、トライアルデッキのパートナー(輝夜)があまり強くないです。「以上」としているのはトライアルデッキには1,2枚しか入っていないカードがあるためです。それらが何枚か欲しい場合は複数購入しましょう。
トライアルデッキそのままで対戦してみてルールを覚えたら、買ったトライアルデッキと同じ作品のブースターを2箱程度剝きましょう。1箱だと低レアリティのカードすら0~2枚しか手に入らないです。なので最低2箱は欲しいところです。
これで低いレアリティのカードがそれなりに集まると思うので、それらのカードでトライアルデッキを改造してください。これでしばらくの間は遊べるはずです。物足りなくなったらブースターを追加購入したり、シングル買いやトレードをしたりしてカードを補充してください。
トライアルデッキ1個とブースター2箱とスリーブとデッキケースを買った場合、一万円弱で始められます。
Ⅲ お金がかかっても良いから最初から好きなキャラを使ってデッキを構築したい方
そのキャラが収録されている作品のトライアルデッキを1個以上、出来れば2,3個とスリーブを購入しましょう。そしてそのままで対戦してみてルールを覚えてください。ここまでは前の二つと同じです。<東方混沌符>、<花風篇>で始める方は適当な作品のトライアルデッキを1個買ってルールを覚えてください。
その好きなキャラをパートナーにして使いたい場合、ここから少し大変になります。パートナー向けのカードはレアリティが高い上に必ず4枚必要だからです。まず買ったトライアルデッキと同じ作品(<花風篇>から買う方は<花風篇>)のブースターを3~5箱程度、もしくはそれ以上剝いてください。<東方混沌符>の場合は「東方混沌符2.00」と「東方混沌符2.00追加パック2」をそれぞれ数箱剝いてください。
3~5箱ブースターを剝いたとしても、使いたいパートナーがまだ4枚揃っていない可能性の方が高いです。ですがそれだけ買えばパートナー以外の必要なカードは八割方揃っていると思うので、残りはトレードやシングル買いで集めてください。(この辺りについては第3~4回で一応解説します。)パートナーが4枚集まればひとまず完了です。お疲れ様でした。
好きなキャラをフレンドとして使用する場合は、そのキャラと相性が良さそうな効果を持ったパートナーを選んでください。あとは同じです。
かかる費用は、トライアルデッキ2個とブースター4箱、シングル(パートナー不足分+α)、スリーブ、デッキケースを買った場合、約2万円程度です。ブースターをもっと剝いたり、逆にシングル中心で集めたりしたとしても総額は大して変わらないと思います。2万円あれば大体の方がデッキを完成させられるでしょう。
ちなみに中の人は、最初に
<妖々篇>トライアルデッキ 2個
<妖々篇>ブースター 2箱+10パック強
シングル パートナー+不足カードで約8000円分
スリーブガード 1個
を買いました。消費金額はやはり約2万円程度でした。パートナーはアリスです。スリーブやストレージは他TCGで使っていたものを流用したので含まれてないです。ブースターをあまり剝かなかったのでシングル代がかなりかかっていますが、ブースターをもっと剝いていたとしても合計ではさほど変わらないでしょう。
最近は多くのTCGが初心者でも安く、簡単に強力なデッキを構築できるセットや実戦級の構築済みデッキを出していますし、高いと感じてしまうのも仕方ないと思います。二万円なんて大学生以上でも簡単には出せませんし、中高生にとっては相当厳しい金額でしょう。ですが、混沌符は(東方混沌符ネオスタンダードに限れば)さほどインフレしていないゲームなので、一度きちんとデッキを構築してしまえばそのデッキは長く使えます。そう考えればそんなに高い金額ではないかと思います。
すぐにお金が出せないのであれば、数ヶ月かけて少しずつカードを集めても大丈夫です。一部のTCGのように、構築していたデッキが急に規制を受けたりインフレで紙束と化したりする心配もほとんどありませんし。それまでの間トライアルデッキやそれに毛が生えた程度のデッキを使っていたとしても、それをバカにするような人はあまりいないはずなので安心してください。
非常に長くなってしまいましたが、これで第二回は終了です。第三回ではトライアルデッキを購入した後の話に入ります。(第二回後編 完)
第三回→http://tocage.jp/blog/10845/1419001771.html
登録タグ: 東方混沌符
テーマ:東方混沌符入門 | 投稿日時:2014/12/12 23:23 | |
TCGカテゴリ: ChaosTCG | ||
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