ななやんろ~ど

広島最強りせらー『ななやんさん』を信奉する、名も無きりせらーのブログ。・・・あそびすぎた。

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リセのアド変換・増減2

ナナヤーン! 
今回のGP予選、1度くらいは優勝してみたいななやんです。
欲を言うなら4度くらい。控えめに言うなら4度入賞でいいです。
ヨクバリナナヤーン!

前回の記事にコメをいただけたのが嬉しくなって続きを書いてみました。単純ですが。
私のこのブログって、リセ記事の際に拝見してくださってる方が40名程はおられるみたいなんですが、コメを残してくださる方がおらずたまに寂しく感じてしまいます。
まぁそれは愚痴ることではなく、より面白い、コメントが付くような記事を書き続けることの方が先ですけどね。

そんなわけで前回触れなかった手札増減の追記をしていきます。



☆神尾観鈴(かんしゃく)
☆神尾観鈴(悲しい夢)
☆神尾観鈴(なつやすみ)

前回何故だかアタマからすっぽり抜けていた観鈴ちんです。現在の最強色と名高い日属性の極上ドローカードとして周知されているなつやすみですが、もともと観鈴はそれ以外でもドローの達人として知られているので、あえて3種類とも取り上げてみました。

まずかんしゃくですが、自分の手札をマイナス3して、盤面をプラスしつつ、以後ターンごとに自分のデッキ-1手札+1を可能にします。バトルに参加する必要がありますが、盤面をプラスしつつある程度任意でデッキを手札に変換していけるので悪いカードではありません。但し盤面をプラスにする部分が問題で、将来的にドローをしつづけることで結果的に手札をほとんどマイナスせずに出せたことになるとはいえ、最初に手札を-3するにしては盤面へのプラスが弱すぎます。出したターンにドローに変換できないことが一番難しい部分であり、ドロー変換の即効性という意味では様々なモノに劣ると言わざるを得ません。また有る程度任意とは言え、バトルに参加するというのは様々な強制を生み、更には一度の戦闘で返り討ちになる可能性も孕んでいるため、確実性のあるドローソースには程遠い存在です。総合するとドロースピード的に長谷部彩に似た存在ですが、盤面に在る場合の自由度で劣ってしまいます。その代わり多少戦闘力は実用レベルですがせいぜい気休めでしょう。

次に悲しい夢です。これもかんしゃくと同じく登場時に手札をマイナス3するのですが、このカードの凄いトコはドローの速さと質です。
出たターンから使える能力はデッキをマイナス2して手札をプラス1する、若干デッキの消費が厳しい能力ですが、正確にはデッキ2枚からよりよいドローを選べるため、1ドローする能力の中でも質としてはトップクラスの性能であると言えます。そしてこのカードの凄いところは表裏で使えること、即ち相手ターンにもデッキをマイナス2して手札をプラス1することが可能なため出した次の自分のターンには消費したハンド3枚が既に補充されているという、とんでもないカードです。もちろんその代償はタックス含め1ターンあたりデッキ5枚、つまりは相手にAP5の回避不可なパンチャーを余分に立たせていることになり、生半可なことでは追いつけない打点となってしまいます。しかしこの悲しい夢の観鈴こそが、デッキアドを削りドローに変換する特徴を最も顕著に、そしてやりすぎな程、示しているカードでしょう。その証拠としてこれほどのドローが期待できるというのに、このカードを使うデッキはエラッタ後以降ほどんど見かけません。

最後におなじみ、なつやすみです。使用時に自分の手札を-2するようにみせかけて盤面をプラスし、そのまま自分の手札を+3するので、差し引き手札+1しつつ盤面をプラス、そしてデッキをマイナス3していきます。盤面と手札を両方補えるのでいいとこ取りのようですが、実際にはこのなつやすみを出すことが必ずしも盤面のアドにつながるかと言うとそうでは無いことが多いです。
というのもご存知の通り、この観鈴は場を離れると問答無用でデッキアドを-3していきます。~形ある者はいつかは滅びる~、即ち場に置いたキャラは余程の強キャラでない限り・・・いや強キャラであってすら場から離れることを完全に防ぐことはできない、つまり場から離れる可能性を登場した時から内包しているがために、場を離れることでデメリット、ディスアドバンテージを発生する存在というのはつまるところディスアドバンテージの予約者であるということです。
盤面を若干ながらプラスしつつ、デッキアドを-3という予約がされているカードこそ、なつやすみの正体です。即ち観鈴の登場は

場のアド +1(但し弱い)
ハンドアド +1(但し質は上がることが多い)
デッキアド -3-3=-6(うち半分は予約)

ハンドアド+1のために、どれだけのデッキに犠牲を強いているのかと思うと、なかなか酷い話です。
しかしそれでもなつやすみは使われます。これはひとえにハンドアドというものは、そのハンドの内容・・・つまり「質」もさることながら、そのアドを取る時間、つまり長期的なものと即時的なものでの「テンポ」の差がより重要視されるためです。


しかし「テンポ」とか書いてしまう観鈴を例に出したのはやはり失敗だったかもしれません。
即ちここで「テンポ」という単語を使ってしまったことで、前回挙げた6つのアドバンテージだけでは説明しきれないアドがあることを認めてしまったことになります。そして今まで誤魔化し誤魔化ししつつもたまに使ってた「質」というものについても、やはり詳しく分類しておくべきでしょう。



これらは以前の6つの「見えるアド」とは違う、いわゆる「見えないアド」と分類されるべきものです。


つまり見えるアドが前回挙げた「手札」、「デッキ」、「盤面」(×相手自分で2)は単純に枚数的なものであるのに対し、見えないアドは単なる枚数的なものではありません。今まで適当に「質」と全部ひとくくりで呼んできたそれらを列挙してみると、


「自分の手札の質」
「相手の手札の質」
「自分の残デッキの質」
「相手の残デッキの質」
「自分の盤面の質・強さ」
「相手の盤面の質・強さ」
「自分のテンポアド」
「相手のテンポアド」


あたりでしょうか。
前回の考察でちまちま小出ししていた「質」という言葉をついにアドの一要因として並べてしまいました。やはり書いているうちにどうしてもアドの量のプラマイだけでは説明がつかなくなるのが解ってしまったからですが。

上記のアドの内容を簡潔に説明すると


◎手札の質
→EX的にプレイできるカードか、今プレイできるものか、今必要なものか、今の相手の盤面や手札に対抗できるものか、最終的に握っておきたいものか、使いたくないカードを使わざるをえない状況などでないか、など。

◎残デッキの質
→一生懸命や場に出ているコンバ前キャラのコンバ後やデッキコンセプトカードがデッキの中に残っている(ゴミ箱に4落ちていない)か、出したいキャラが残っているか、相手に効果的なメタキャラが残っているか、落ちモノが残っているか、等。特にトラップや懸命、手紙はこの項目にとって要注意事項となります。

◎盤面の質
→コスト対効果のあっているキャラか、配置は味方がお互いを生かせるものか、対面の相手キャラ的に効果的かあるいは死に体になっていないか、など。基本的に高コストのカードや相手の対面のキャラを封じているキャラは盤面の質が高い状況です。

◎テンポアド
ドローキャラのドローの速さ、キャラの殴れる速さ、いわゆるキャラで言う登場時制約の解除に関するものと、ここでは予約されたドローソースのドローへの還元に関してもあてはめておきます。
総じて宣言や行動1つ1つの「次」への移行の早さなどと理解してもらって構いません。(厳密には違うかもしれませんが、ここの考察では便宜的にそうしてください)


基本としては見えるアドでのプラマイをやりくりできれば初心者卒業だと思います。
しかしその後、中級者となってより上のプレイヤーを目指すなら、このあたりの見えないアドを相手に気取られず、なおかつ相手の見えないアドを正確に予測して試合を運んでいくことが大事になってくるのだと思います。

ということで次回は気がむいたらまた更新します。

今度は盤面の質と量について、また例を挙げつつとか考えておりますが・・・はてさて?

登録タグ: Lycee  コラム 

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テーマ:日記投稿日時:2009/05/27 20:38
TCGカテゴリ: Lycee  
表示範囲:全体
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現在“2件”のコメントがあります。
金欠アルド 紫麓一奇 さん [2009/05/28 11:03]
ななやんさんの文章はいつもわかりやすくて初心者の私には有り難いです。
しかし細かく見るとこれだけの事を考えなきゃいけないんだからLyceeって大変ですね…

次回も楽しみにしています。
雪降る夜に ななやん さん [2009/05/28 21:48]
コメントありがとうございます。色々ツッコミどころはありますが。
とにかくコメントを励みに頑張りますのでまたよろしくお願いします。