ナナヤーン!(挨拶)
ななやんです。この挨拶するのも久々な気がします。
私がとかげブログで尊敬している如月さんの考察に触発されて、ちょっと考察っぽいものを書きたくなりました。以下駄文にお付き合いいただけたら幸いです。
リセのアドバンテージを考える際によく言われているのが
「手札」
「デッキ」
「場」
の3要素ですが、それぞれの変換方法を考えてみるとこのカテゴライズだけでは足りないことに気づいてくるのではないでしょうか?
つまり3要素を更に詳しく分けるならば
「自分のデッキ」
「自分の手札」
「自分の場」
「相手のデッキ」
「相手の手札」
「相手の場」
の6要素になります。
ここから更に詳しく言及するならゴミ箱や除外されたカードもアド計算にかかわってくるのですが、今回はこの6要素までにしておきます。
それではこの6要素を使って、色々なカードのプレイを説明してみることにします。
全てを語ると長くなるので、まず今回は「自分の手札」要素をプラスする行為について挙げていきます。
☆長谷部彩
まず長谷部のプレイに際しては、「自分の手札」の要素をマイナスし、「自分の場」の要素をプラスします。登場した次のターンからは創作という自身を行動済み状態にする能力で「自分の場」としてのアド要素を(一時的に)マイナスし、「自分のデッキ」をマイナスして「自分の手札」をプラスするわけですね。
この際留意すべきことは、DFに居る彩を行動済み状態にすることは「場に存在しつつ存在してないもの」となることで一時的に場のマイナス要因となっているのですが、これは次のウェイクアップには既にプラマイゼロに戻るアドであり、基本的に「自分の場」だけのハナシであれば致命的なマイナス要素にはなりえません。但し相手の対面のAFに殴ってくるパンチャーが居る場合、それは盤面的にあきらかなマイナス要因たりえます。つまり相手が何もキャラを出していなければ長谷部彩の「場」のアドは最初にプレイした状態から変化はないということです。
また別に長谷部彩のプレイに際して留意すべき点は、「長谷部彩のプレイ時に自分の手札アドはマイナス2されていること」です。つまりドロソとしての長谷部は創作を2回起動して、その次の能力起動以降からが「自分の手札」アドを純粋に増やすのであり、場の長谷部彩がドローしなければ弱めのブロッカーにしかなりえないという現実的問題を鑑みると、2回ドローを終えるまではあくまでも手札のアドを場のアドに変換する弱めの行動でしかない、ということです。
ただしもちろん式守伊吹などが居るため、存在しているだけの「場」でもアドにもなりうるので一概には言えません。
☆あ~ん(リシアンサス)
3ドローするこのカードは、プレイ条件はありますがリセにおいて一番効率の良いドローイベントだと思われます。「自分の手札」のアドを-2して、「自分のデッキ」を-3して「自分の手札」を+3します。「場」のカードはいっさい絡みません。トータルでは「自分の手札アド」を+1する行為でしかありませんが、手札のカードの「質」が基本的に良くなる行為なので、目に見えないアドを取っている事が多いです。長谷部彩の創作を3回起動した効果が「自分の場」のアドを左右することなしに、即時的に誘発されると考えるとその有用さがよく解ります。
☆ウォームアップ2ドロー
初ターン先行プレイヤー以外、全てのプレイヤーが無条件で甘受する、あるいはせざるをえない行為となります。「自分のデッキ」を-2して「自分の手札」を+2するのですが、その際には他にどの要素も介入しません。
つまりドロー系能力なら「自分の場」を、ドロー系イベントなら「自分の手札」を経由してからアド変換されていくのですが、このウォームアップに関して言えばその存在が無いのです。当たり前ですが。
もちろん「自分や相手の手札、場」によりウォームアップという行為事体に干渉されることもありますが、基本的に何も無くても行われるアド変換行為がこれです。
ここではアド変換、と書きましたが、実際には終盤になると避けることの難しい自動的なディスアド取得になっている面も忘れてはいけないでしょう。
☆いたずら
これはプレイヤー相互のアド変換で考えた際、もっともわかりやすいイベントとなります。「自分の手札」アドを-2することで「相手の手札」アドを-2する行為に他ならないのですが、これは単にアド数値上の問題でないのがポイントです。即ち上記に挙げたようなあーんリシアンサスのような、あるいはもっと顕著な例で言えば合理的のようなドローイベントが、潜在的に行う「自分の手札」の「質」の向上と反対の行為を、相手に強制するのがこの「相互の手札アド交換」となっています。見かけ上のアドはプラマイ0でも、実際やられた方のアドの損失は計り知れません。
またこのいたずらはランダムディスカードにより「質」を低下させる行為が目立つのですが、ランダムでない状況であっても手札のアドを交換するタイミングを決めるのはいつもハンデス行為を仕掛ける側なので、基本的にランダムか任意かは関係なしに、仕掛け側が優位な行為となっているのが常です。
☆佐伯美月
「自分の場」に美月を出すのは単なる「自分の手札」→「自分の場」のアド変換ですが、美月の取材を宣言した際に行われる行為は「自分のデッキ」をマイナス2して、「相手の手札」をマイナス1するアド交換です。基本的に美月が「自分の場」に居る限り永続的に使える能力であるために、アド変換方法としては破格です。長谷部と違って動けるパンチャーで行動済みの必要ない能力を持つことで「自分の場」としての強さも兼ねているのが最大の利点となるわけです。
欠点としては能力宣言の際に「自分の場」に発生源として存在する美月自身が、一時的にアド変換要素に含まれてしまうことです。つまり取材の宣言という行為は「自分の場」の佐伯美月と「自分のデッキ」の両方をアド変換に持ち出してるために、対応で相手が逮捕などを打った際「相手の手札」と「自分の場」のアド交換に「自分のデッキ」分が巻き込まれて丸損になってしまうというわけですね。
もちろんその程度は大きなリスクのうちには入らないのが現状ですが。「自分のデッキ」を「自分の手札」にする行為より、「相手の手札」のアドを奪うことに繋げることの方が何倍も脅威なのは言うまでもありません。
☆冬芽探し、ベアトリーチェの手紙
そして今回語るべき本題のいわゆるオチモノの類です。「自分のデッキ」を-2して「自分の手札」を+1するか、あるいは「自分のデッキ」を-1して「相手の手札」を-1するかですが、ここまで書いてきた内容から見ると明らかにおかしい点があります。
すなわちアド変換の際にキャラクターなどの「自分の場」や、イベントのような「自分の手札」を介していないのです。
それどころか、オチモノの発生タイミングは基本的に相手の攻撃を受けてしまった場合の『自分のデッキが削れる行為』を受けた場合か、あるいはそもそも別のアド変換をしようと思って「自分のデッキ」を自ら削った場合についでに発動してしまうとか、即ち
『本来のアド変換を意図的に行う目的の外にあるタイミング』
での発動となります。即ち落ちモノは、ここに挙げた中ではウォームアップドローのような例外的なアド変換方法に近いモノなのですね。
そして全てのプレイヤーに平等に訪れるウォームアップとは違い、オチモノによるアド取得はオチモノを入れているプレイヤー側だけの特権です。
つまるところ、単純にアドのプラマイでなく、発生源の有無という部分でオチモノというものは卑怯であると言わざるを得ないわけですね。
「手札」アドの増減に関してこんなカンジです。
考察というよりは考えをまとめようとしつつも適当に羅列してみた、に近いですが。
何か「これは違うのではないか?」という点や気になる点ありましたらコメントお願いいたします。
テーマ:日記 | 投稿日時:2009/05/25 20:46 | |
TCGカテゴリ: Lycee | ||
表示範囲:全体 | ||
前のブログへ | 2009年05月のブログ一覧へ ブログ一覧へ |
次のブログへ |
だれん@ニコ生凸待ち さん | [2009/05/25 23:18] |
|
はじめまして。コメント失礼します。 リセにおいて一番重要だと思われるハンドアドバンテージに関することを簡潔(?)にまとめておられて素晴らしいと思います。 初心者の方にはこれ以上ないくらい分かりやすい説明なのではないかと。 現環境のドローソースであれば観鈴を説明に加えたいところですが、ボードアドやダウンするタイミングなどの説明が難しいですよね・・・; 長文おつかれさまでした。次回も期待しておりますw |
ななやん さん | [2009/05/26 07:12] |
|
コメントありがとうございます。お褒めに預かり恐縮です。 確かに観鈴を挙げていないのは不自然ですね。すっかり失念しておりました。次の機会あれば追記しておきたいと思います。 その際にまた読んでいただけたら光栄です。 |