今年春より採用されたリセのネオパラレルカードであるが、通常エキスパンションの場合、ラッキーカードより『1枚ごとの生産数』が少ないことを意識している人間は、あまり多くない。
ラッキーカードは16箱にそれぞれ2枚ずつ入っている。つまりは確率としては2/16=1/8である。
ではネオパラレルは1箱に1枚入っているが、9種類あることに注目すると、確率上狙ったネオパラを引けるのは9箱に1、1/9の確率である。
当然ラッキーカードの場合は封入されていない箱が多いため、価値的に考えるとネオパラの4倍以上となるのが相場であり、そのために騙されることも多いかもしれないが、単純計算で、自分で箱を剥いていくばかりでトレードやラキカ自体の特殊封入性を考慮しないならば、狙ったラキカを4枚当てるよりも狙ったネオパラを4枚当ててそろえるほうが難易度が高いことを理解してもらえるだろう。
無論実際には難易度はラキカ蒐集の方が遥かに高い。
なぜならラキカ自体は1枚のカードでありながら、内在的に(生まれながらに)2枚以上の価値を有しているからである。
カードの価値というものを決める際に有効となるファクターは、
1「実用性」
2「希少性A(レアリティ的なもの)」
3「希少性B(エキスパンション的なもの)」
4「絵師補正」
5「地域性」
の5要素であると個人的に把握している。
このうちネオパラに関しては3の要素は排除してもよかろう(LOEや京アニパック等でのみ問題になってくる要素のため)
さて、ネオパラがネオパラであるという理由から有効なのは2と4であり、先に述べた理由よりネオパラの2のパラメータはラキカすら上回るものと証明可能であろう。
更に高額化するネオパラには1と4が加わってくる。当然1の要素が強ければ元になっているカードの値段に釣られて自然と価値は高まる。だがそれだけでは元のカードと大差無い状態になってしまう例を我々は知っている。
そう、ネオパラで何より重要なのは4の絵師補正なのである。
ではラキカの話に変えてみよう。
ラキカはラキカである時点でネオパラよりは若干低いが2の要素に強い判定がある。そして実際のラキカというより、それが交換可能である5枚のカードに対しての1~5の判定を5回行ったものを足した数値(から交換手続きの面倒さを引いたもの)が、未交換ラキカ1枚としてのトータルの価値になる。
今までのラキカの傾向として、交換後には強めのカードが平均1~2枚は入っていることが多い。これは1の実用性部分で高い判定を得れる根拠となっている。
またネオパラでは当たり外れが多い4も、オフィシャル絵ということでファンが付くことも多いため判定は強めのことが多い(一部の特殊ラキカを除く)
つまりラキカは1、2、4に高判定を持つカードであり、場合によってはそれが最大5倍にまで加算されて価値を判定されることになる。
つまりこうしてただ比較すると、いくら価値が多少勝っていようが、ネオパラがラキカに勝てる道理など無いように思える。
しかしTCGを買うのはプレイヤーだけではない。
2に重きを置く、コレクターだっているのだ。
それ以上に4に重きを置く、コレクターだっているのだ。
4の要素が圧倒的なネオパラ・・・その答えが、今回のネーブル2.0で示される時が来るのかもしれない・・・
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テーマ:日記 | 投稿日時:2008/11/26 13:56 | |
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なつめ さん | [2008/11/26 18:17] |
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どうも気になる話でしたのでレスさせていただきます。 確かに今回のネーブル2.0ではある一枚のカードがネオパラ且絵師がオフィということで大変値段が気になるところであります。 |
ななやん さん | [2008/11/26 23:04] |
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コメントありがとうございます。 そうですね、おっしゃる通りあの1枚の動向には全国のコレクターや相場師が注目していると思います。早速オクで出品されてるものがどう動くかで全国的な初動も決まっていくと思われます。 通常1コンプ目的の人種と、∞回収者、それとショップ経営者、オク出品者、そして転売ヤーと、それぞれの思惑を正しく理解するのは難しいですが、それの思惑を有る程度想定して動くことにより相場を把握することは不可能でないと思います。 まぁなにはともあれ初動相場がわからなければ見当の付け様が無いので、明日に注目でしょうね。 |