最近圧縮デッキを組む機会があったので、そのときにゴネた数字でも
■圧縮とは
○アクエリにおけるデッキのルールとして、以下の原則がある
・40枚~60枚の間で組むことができる
・1種類のカードにつき4枚までデッキに入れられる
○デッキは60枚で組まれるのが通例であり
それより枚数の少ないものは圧縮デッキとされる
■圧縮の理由と可否
○圧縮デッキを組む目的は
「総カード枚数を減らすことで、狙って使いたいカードの割合を相対的に上げ、
より早く確実にカードをプレイする」この1点に尽きる
○圧縮デッキにはカード枚数が少ないことに根差したデメリットがある
・デッキアウト負けの危険性が高くなる
長期戦を挑むことができず、限られたカード枚数で攻めきる事が要求される
・デッキに入れることのできるカードの種類が減る
カード枚数を要求する多段ブレイクやコンボデッキには向かない
またカウンターなどのユーティリティ性も落ちる
・「刹那の見切り」で憤死
○「カード枚数が足りないから」などといった戦略眼の無い圧縮は単に墓穴を掘ることになる
単純かつ極端な話だが、60枚対40枚ではカード20枚の差があり
これは攻撃力5キャラクターがアタック4回で削るデッキ枚数分に相当する
この差を覆い返せるだけのスペックがデッキに必要になるのである
■圧縮の構築例
○圧縮構築においては「デッキ内のカード比率」と「手札通過枚数」に注目してみる
先攻3ターン、2ドロー圏内(初手のみドロー+1支配)でのプレイを狙うならば
3Tまでに引けるカードが11枚、つまり通過率1/11として逆算し、カード4投に対して44枚が導き出され、
これが圧縮の効果が有効なデッキ枚数の目安と考えられる
・投入枚数/デッキ枚数に対する手札通過率1
デッキ | 通過率 |
4/40 | 1/10 |
4/44 | 1/11 |
4/48 | 1/12 |
4/52 | 1/13 |
3/40 | 1/13.3 |
4/56 | 1/14 |
4/60 | 1/15 |
・ターン/ドロー毎の手札通過枚数
1D | 2D | 3D | 4D | |
1T | 7 | 7 | 7 | 7 |
2T | 8 | 9 | 10 | 11 |
3T | 9 | 11 | 13 | 15 |
4T | 10 | 13 | 16 | 19 |
○初期手札は7枚である、すなわち初手に欲しいカードの通過率は1/7
後攻時の1ドローを加えても8枚(1/8)となる
ドローキャラや軽ブレイクなど、序盤から確実に引きたいカードはこれを投入比率の目安とする
先の44枚デッキなら軽ブレイクは6~7枚といったところ
・投入枚数/デッキ枚数に対する手札通過率2
40 | 44 | 48 | 52 | 56 | 60 | |
5 | 1/8 | ---- | ---- | ---- | ---- | ---- |
6 | 1/6.6 | 1/7.3 | 1/8 | ---- | ---- | ---- |
7 | ---- | 1/6.3 | 1/6.8 | 1/7.4 | 1/8 | ---- |
8 | ---- | ---- | ---- | 1/6.5 | 1/7 | 1/7.5 |
○特定カードを引いてくるカード(チューター)を採用し、通過率を補う
・サーチスキル持ちカード
・「セーラー・スーツ」系統(俗に言うフェッチ・パーマネント)
・「鮮烈な物語」などのチュータースペル
○その他、キャラクターカードの比率などは通常の60枚構築を踏襲可
まぁ所詮は数字のお話で、圧縮のメリットって案外体感しにくいものです
登録タグ: AAデッキ構築術メモ アクエリアンエイジ
テーマ:AAデッキ構築術メモ | 投稿日時:2011/10/13 23:54 | |
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