猫使いの秘密兵器のようなもの

そういえば冷静にきちんと記述した事ないなーと思ったので、きちんとしたレシピとして今回使用したデッキを挙げておきます。地区決勝の頃からは、少し…少しだけ…本当に少しだけ変わってます。

どちらかと言うと、まぶらほ使ってるけどあまり上手く使えないなぁ…という人を対象に記してみたいと思います。


**レーダーチャート

まず最初にレーダーチャートに関してですが、異論はあると思いますが私の中ではこのような評価です。

速そうなデッキですが、実際は相手と同じスピードでしかリタイヤを送れないので決して速くはありません。何かしらのリソース加速手段があるわけでもないので、速度的に相手に優位に立つ事は決してありません。過信すると痛い目に遭います。

そして使いやすさは、もっと下げてもいいかなと思うぐらい。キャンセルなし、万能PBなしという構成は如何に守るかを常に考えて攻める必要があります。かといって攻める場面では攻めないと打点差が稼げないので、すべては相手の残りカードとハンド内容から憶測していくしかないですね。全般的に耐久が低いので（このデッキはまぶらほの中では割と高い方だと思います）、PBの可否は常に考慮する必要があります。

この２つを踏まえて、強さ８です。正直残りの２は「まぶらほ故に避けて通れない部分」があるので、これ以上に上げる事は現状無理じゃないかなーと思います。

安定性とか面白くない物を求める人には向きません。盤面がコロコロ動いて派手さを楽しめる人には、是非一度使って欲しいデッキではあります。動くのが相手か自分か、また動いた結果の勝敗はあまり考えないで下さいｗ


*使い方に関して

細かい話が多いかもしれませんが、あまりきちんと使えない人を対象に色々と書いてみます。異論はあると思いますが、反論も肯定もしないので意見の１つとしてコメントとして考えを記してもらえると多くの人？が助かると思いますので、よろしくお願いします。


**必要エネルギー

この部分を定義することは私は滅多にないのですが、このデッキに関しては明確に定義します。ここを理解しないと、決して綺麗に動かす事は出来ないと思いますので。

このデッキの必要エネルギーは、９です。

コレでも足りない場面は多いのですが、さすがにこれ以上はターンの進行から考えても注ぎ込めない事が多いので自重した方がいいと思います。

９の内訳は、３・３・１＋１・１。これだけで判って欲しいところですが、想定しているのは「被ファイア後にリングインしたレベル３をベンチに下ろす分、手出しでレベル３を出す分、手出しのレベル１を貼って下ろす分、手出しでベンチにレベル１を出す分」の合計です。

当然常に必要なわけではないので死にリソースになってしまう事も多いのですが、殴れないと死にます。間違いなく。また４試合に１回ぐらいは《宮間 夕菜／恋する破壊の女神》を下ろす必要が出てくるので、これぐらいは意識して貯めるようにする必要があります。


あ…対まぶらほの場合は更に話が変わります。ありったけのエネルギーを注ぎ込んで下さい。冗談抜きに、《風椿 玖里子／霊符使い》をお互い投入してる場合はそれでも足りなくなります。ファイア８枚のデッキを相手にしていると考えれば状況は判ると思います。メイド付与型だとファイア12枚ですね、普通にやってるとほぼ無理ゲー。


**エネルギー候補

何も知らないうちは、《舞穂＆舞穂／今は大人》や《和樹＆夕菜／私の恋人》をノータイムでエネルギー送りにしがちですが、これは誤り。可能であれば手札に置いておきたいカードです*1。初手から優先して置けるカードとしては、この順番でしょうか。

《宮間 夕菜／恋する破壊の女神》
《風椿 玖里子／霊符使い》
《紅尉 紫乃／教育実習生》
《山瀬 千早／2年F組》
《神城 凜／ゴスロリ》
《神城 凜／純潔なる天才剣士》

ほとんど説明の必要はないと思いますが、《神城 凜／ゴスロリ》だけは気をつけてください。同系統やシャオメイ含むハーツを相手にした場合は必要以上に手札に抱えないよう注意して下さい。アタッカーとしては貧弱な上に、PA要素の《神城 凜／銀光の神速剣士》は相手からノータイムで除去が飛んできます。無駄に抱えるぐらいならエネルギーにした方が幾分かはマシです。


**《ディステル／血まみれ》はいつ使う？

目的は耐久を上げる事ではなくベンチを空ける事なので、ベンチに空きがなければさっさと使ってOKです。もちろん、ついでにリングを守れれば言う事ありませんね。リングが硬直するぐらいなら、相手のPAに対して使ってもまったく問題ありません*2。

滅多に使う場面はないと思いますが、《山瀬 神代／副会長》にだけは使用できないので要注意。


*構築に関して

１年半ほど使い続けて、私にとって使いやすい構築がこうだったという結果論です。人によって色々あると思いますが、１つの形として考えて下さい。

使ったカードを論じるのは簡単なので、主に使われるけれど採用しなかったカード、採用しているけれど枚数を削っているカードに関して書いていきます。

まずは採用していないカードから。


**《宮間 夕菜／清純派》

割とよく使われているカードですが、手札からのCIP効果しか持たないので除外しています。また自身の防御が4500しかなく、不用意なリングインで完全に足を引っ張ることが多いというのが結論でした。

書いてある効果は割と強いです。引ける自信があるなら、投入した方が良いと私は思っています。が、同時に複数戦で安定した勝率を求めると抜けていくカードでもあると思います。数少ない手札効果の為、《宮間 夕菜／リーサルウェポン》での再利用が非常に有効です。


**《杜崎 沙弓／格闘少女》

スパークで単純にハンデスだし、書かれている数値は悪くないし…とこのカード自体は何も悪くない、むしろ優秀。問題は書かれているパートナーが、本当にどうしようもないキャラだったという悲運。《神城 凜／剣豪少女》を積んで、ベンチに置いておきますか？という話ですね。問題なくYesというのであれば、何も考えずに４枚積めるキャラだと思います。

パートナーが居らず、ベンチでの仕事もしないカードを投入するほどスペースはないんです、残念。


**《伊庭 かおり／ゲームと酒を愛するダメ教師》

対デルフィングでは割と効果を発揮すると思うのですが、上と同じく書かれているパートナーがね…。


**《リーラ・シャルンホルスト／大尉》＆《セレン／中尉》

２枚セットで。所謂メイド付与とメイドキャンセル。まあ、これらも行き着くところはパートナーが…という話なのですが、ベンチに単なる置物を置いておくのはかなり重荷です。特に《リーラ・シャルンホルスト／大尉》の場合はその効果と数値から初手にせざるを得ず、自身は誰のパートナーでもない為に初手PAという非常に効果的な攻撃手段を失ってしまう事になります。

ちなみに《神城 凜／銀光の神速剣士》の避雷針的役割としては優秀です。まあ避雷針の時点で結局は置物扱いなわけですけど…。


**《式森 和樹／歩く国際問題》

ここからは枚数を減らしているカードですね。

２枚になってる理由は…仕事する時と、しない時がやっぱりはっきりし過ぎてたんですよ。ここから戦端を広げる事もあるので、まったくの役立たずではないというのが余計に難しい所。でも徐々に枚数が減ってる時点で、やっぱりその程度なのかなぁ…というのが個人的な意見です。


**《式森 和樹／優柔不断》

ハーレム型バニラ…ですが、まあ対象は２人しか居ません。ただ共に特徴除去とヒールアイコンな上に、ステータスが割と優秀なのでPA絡めての2killを奪う為に投入されてます。もっとも手札に持ってPBしたり、最悪リングで殴ってる事も多いので活躍の場は意外と多かったりします。

あ、３枚な理由でしたっけ…なんでだろう。気づいたら３枚になってて、別に困ってないので３枚でいいんじゃないかな。４枚あっても困らないので、入るのなら入れたいです。


**《紅尉 紫乃／教育実習生》

個人的には４枚積みたいカードなのですが、さすがにこのスペックが躊躇います。意図的に増やすことを考えるとはいえ、控え室は全くない事も多いので不発は免れません。


**《山瀬 神代／副会長》

最初は４枚積んでたのですが、何気に１枚でも十分過ぎるほどの活躍してるので落ち着きました。潤滑油、隠し味、そんな感じです。４枚積んでも構いませんが、珍しく《魔法》を持っていないキャラなので要注意。