猫使いの秘密兵器のようなもの

ヴィクトリースパークももう１年ですね。電撃G'sが発売されたのは11月なので既に1年経ってますが、実質始動し始めたのはセガ～ドラゴンマガジンの３種が発売された辺りからでしょうか。そう考えると１年間という割に、非常に活発なゲームですね。

しかしながら、懸念事項がない訳ではなさそうです。

*発売的なこと

まずはエクスパンションそのものに関してです。


**発売間隔に関して

よく月刊リセとか揶揄されてますが、さすがに週刊でエクスパンションを発売するのはあまり過去に例を見ないのではないでしょうか。.hackとシャイニングハーツ。この２つを購入するユーザーの方からすると、とっても大変な事なので勘弁してほしいところですね。

個人的には１～２か月に１回ぐらいのペースで十分ではないかなーと思うのですが。むしろトライアル発売後からブースター発売までの間隔を短くして欲しい。今回のハーツとか、以前のドラゴンマガジンとか何カ月待たされるんだって感じです…。


**今後の見通し

そろそろ来年度の参戦作品が発表される頃合いではあると思いますが、どのような方向性で行くのかが全く見えません。というか１年の間に迷走しすぎですよね。

電撃G's～ドラゴンマガジンまでは出版社単位、迷い猫・みつどもえ・神のみはアニメ単体枠、オルタ・今回の３ブースターはゲーム単体枠。出版社枠だったのがすごく昔の事のように思えますが、まだ去年の今頃はG'sしかなかったのですよね。

個人的には、ネオスタンダードを推奨するのであれば収録枠幅の広くなる可能性の高い出版社（あるいはゲームメーカー？）単位での枠である事が助かると思うのですけど。オルタは今後ファルコムとして枠を拡張しても違和感なさそうですが（中身的には実質Ysと空の軌跡の混合ですし）、迷い猫とかみつどもえなんて拡充のしようがないですし。

出版社やメーカー単位であれば、それこそ倒産でもしない限りはいくらでも補充の可能性を夢見る事は出来るので、どちらにとってもメリットあると思うんですけどね。


**超個人的な話

どちらかというと、ゲームからの参戦は止めてほしいなー、とも思う。いや本当に個人的な話なんですが。

あまり原作を知らない事が多い*1ので参戦を機に興味持ったりするのですが、その時にゲーム、特にRPGだったりすると非常に敷居が高くて困る。コミックや小説だったらすぐ読めるし、ゲームでもノベル物とかだったら割とすぐ終えれるのですが。

まあ、日本一の作品に関してはさすがにあきらめてますけど。すぐ終わるという気がしないｗ


*環境的なこと

次はプレイ環境に関してとか。


**上位互換

まあどんなゲームでも仕方のない部分ですが、上位互換のカードが登場する事はあまり喜ばしい事ではありません。特にVSのようなネオスタン推奨のゲームで上位互換を出されると、作品単位での優劣が出てきてしまいます。

現状ではあまりあからさまな上位互換のカードはありませんが、実質的な使用感で上位互換のようなものはちらほらと散見されます。今後の調整や能力設定に期待ですね。


**ハンデスに関して

これはミヅキのところにも書いたのですが…最近、ハンデス*2能力が安直に付加されているように感じます。このハンデスという能力は、使う側からは想像できないほど使われる側に不快感を与える能力の１つです。個人的には、ライトユーザーを多く取り込もうとしているVSに安直に付加すべき能力ではないと思っています。

またハンデスにはいくつか種類があります。その大きな境界線は、相手に手札を公開するかどうか、という部分です。例え同じ１枚捨てる能力であっても、自分の意思で捨てる１枚と、相手に手札をすべて見せて１枚捨てさせる能力では、受ける印象というのは全く異なってきます。


ハンデス能力がすべて悪いとは思っていませんが、スパークしました、さあ手札見せろー、的に安直な形で付加するのは大きく反対です。

その意味で、ゴスロリ凜のハンデス能力がギリギリのラインだと思います（発動条件がパートナーアタックである事、アタック後という制限によって除去等で不発する可能性がある事）。「ベンチに～が居たら」というのは総じてアウト。それが作品全体を示すような物であればなおさらです。


まあ実際には、手札を捨てる事よりも、手札を見せるという行為が非常に嫌われると思います。


**回復に関して

御存じの通り、いわゆる回復スパークには２種類あります。「リタイヤ数を参照して特定の条件のカードを捨てるもの」と、「リタイヤ内の特定の条件のカードを参照し、任意のカードを捨てるもの」です。

この両者に何かバランスのようなものをとって区別しているかというと、現状そのような理由はどこにも感じられません。後発の物はほとんど後者、何故か時々前者のものが混ざってる…というような感じではないでしょうか。

この２つはネオスタンとスタンに於いて大きな違いとなる部分であり、どちらかに統一するか、あるいは何らかの統一見解を出してほしい部分でもあります。


もちろん使いやすいのは前者ですが、個人的には実は後者派です。というのも前者ばかりになると、スタンダード環境に於いて強カードのみを積みこんだ形になる事を懸念しています。

ネオスタンでは総合的なカードパワーは劣るけれど回復や除去などもすべて使える、スタンではその逆…というのが理想ではないでしょうか。ネオスタン＜スタン、という図にならない方が将来的な事を踏まえても楽しいと思います。


**スタンとネオスタン

昨今はネオスタンが中心ですが、スタンダードの大会も（併設とまではいかなくとも）開催していくべきだとは思います。ただスタンダードというのはどうしても敷居が高くなり、所謂パワーユーザー中心となってしまいます。「知らないカードがあるから…」と尻込みするプレイヤーが存在するのも事実であり、声高にこのような事を書く人間の意見ばかりが通ってしまうのは、それはそれで問題です。

割合的にはネオスタン中心で何の問題もないと思います。スタンダードの方がいい、という人は「本当にスタンダードの方がいい」のか、「これとこれを混ぜて使ってみたいからスタンダードの方がいい」のかを慎重に考えるべきではないでしょうか。後者であれば、全員がパワーカードを積め込んだ同じデッキタイプばかりの環境という、非常に面白くない大会が開催される事を喜ぶべきかも同時に考える必要があると思います。

ネオスタンでいいんじゃね。カードデザイン的にもそのようになっていますし。ネオスタンでもスタンダード構築のデッキに十分太刀打ちできるという今のバランスは、非常に良好だと思いますよ。まあ導力がネオスタンで強いだけで、それとスタン構築を比較するのはどうか、という話もありますがそれはそれで…。


**サンマガに関して

あまり個人的には触れたくない部分ですが（苦笑）、避けては通れないでしょう。ちなみにかつて混合スタンダードというレギュレーションがあった事も、最近始めた方は御存じないのではないでしょうか（確か２ヶ月ぐらいだけ存在してた）。お陰で私の手元にはデッキにもならないサンマガのパーツだけがあります。何にも使えないｗ

プレイヤーが必然的に被っている*3事も多い、サンデーvsマガジン。現状、エクスパンションが発売されなくなってから…何カ月？な状態です。今年の初めには、各ゲームの公式サイトから、サンマガ公式へのリンクも外されました。版権的にも、もう発売される見込みは薄いと見て間違いはなさそうです。

何故この事に触れるかと言うと、現状VSとサンマガの地区決勝などの大会は併設されています。個人的には、この現状をやめてほしいのです。というのも前述の通り、サンマガプレイヤーの方の多くは、VSプレイヤーでもあります。それであるのに、VSの地区決勝などの大会には参加出来ないのです。「サンマガの事とかどうでもいいじゃないか」という声があるかとも思いますが、実際にVSの初期を支えてきたのはサンマガのプレイヤーでもあります。

この辺、何とかならないものでしょうかね。サンマガの地区決勝大会が無くなる事で解決、という以外の解決方法を出してもらえることを期待しています。せっかく大会とか２日あるんだから、もっと分散させればいいと思うんだけどなー。


*とりあえず

もう少し短い文章にまとめるよう努力すべきだ、私は。