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【運営】ミスジャッジ考察 -実例を参考に- 第二回「カードの適切な使い方」

帝です。

http://tocage.jp/blog/1302/1321087063.html
昨年に書いた記事からかなり間が開いてしまいましたが、ジャッジを行うにあたり自分が下した裁定の中で実際に行ってしまったミスジャッジを列挙していこうと思います。

自らの失敗を露呈する事で、今後の反省に繋げる。
その考えは新年となっても変えないよう努めて参ります。


第二回 カードの適切な使い方


実例:罠モンスターの扱い方(「死霊ゾーマ」など)
状況:「月の書」によって「死霊ゾーマ」を対象に選んだときの解決方法

「罠モンスター」といった俗称で呼ばれるカードが遊戯王には存在します。
それは、カードの本来の種類は罠であるにも関わらず、発動した後はモンスターカードとして扱われるようになるカードたちを指します。
原作においてリシドが使用した「アポピスの化身」等は特に認知度が高いカードではないでしょうか。

今回は、そうしてモンスターと扱われるようになった「本来の種類が罠カードである、モンスター」である「死霊ゾーマ」に対して「月の書」を発動したいが、解決されるときはどのように扱えば良いか?という質問でした。

結論から言えば、「死霊ゾーマ」は魔法&罠カードゾーンに裏向きでセットされ、そのターン中に再びカードとして発動する事は出来ません。
つまり、次の扱い方が適用される事となります。
①「死霊ゾーマ」は、カードを裏向きにして魔法&罠カードゾーンに置かれる。
②「一度フィールド上にセットした後、使用できるようになるのは次のターン開始時から」という、罠カードの基本ルールに従い、そのターン中に再び発動する事は出来なくなる。

①について。
裏向きという事は、対戦相手が(この状況であれば一時的に、ではありますが)カードの情報を把握する事ができないという事を意味します。その場合であっても、カードは常に適切な使い方をされなければなりません。
例えば、モンスター・カードを魔法&罠カードゾーンに置く事はルールに反しますし、魔法もしくは罠カードをモンスターカードゾーンに置く事も行ってはなりません。
つまり、裏向きのカードが相手に分からないからといって、ルールに反する行為をプレイヤーが選択する事はしてはならないという事です。よって、この場合、裏向きとなった「死霊ゾーマ」は、そのカード種類に従って魔法&罠カードゾーンに配置される事となるのです。

②について。
これは、遊戯王の基本中の基本ルールに準拠する、という事になります。
本来、罠カードは自分の手札から自分のメインフェイズに、自らの意思で裏向きにカードを置くというのが適切な扱い方であると言えます。
そして、この判例から次の事が言えます。
それは、「罠カードに関するセットのルール」は、カードの効果によって等、自分の意思を問わず罠カードが裏向きになれば直ちに適用されるという事です。
例えば、「くず鉄のかかし」が同一ターンに複数回発動できない事の根拠も、ここに由来していると言えますね。

この特殊なカードの扱いについて自分は把握できておらず、次のような裁定を下しました。
それは、魔法&罠カードゾーンを一つ封鎖しながら、モンスター・カードゾーンで裏向きになる、という裁定です。
そう考えた理由は次の通りです。
①「本来の種類が罠である、モンスター」の適切な扱い方(=魔法&罠カードゾーンを封鎖しながら、
モンスターカードゾーンに置かれる)に準拠し、常に魔法&罠カードゾーンを封鎖するように考えた。
②カードの発動は既に解決されているため、「変更したカードの種類」を適用し続けた。

この時、カードの「状態が変化」(表から裏へ)したため、「すべての情報が消失される」という基本原則が私の頭の中から抜けてしまっていました。
上述のケースであれば、次の手順を踏めば正しい解決方法を導き出す事ができたと言えます。
<1>「カードの状態変化」が起こるため、そのカードに関する「すべての情報が消失される」事を意識する。
 ⇒モンスターカードであった事実は消え、魔法&罠カードゾーンにカードが戻される。
<2>「罠カードの基本ルール」に準拠する。
 ⇒「一度フィールド上にセットした後、使用できるようになるのは次の相手ターン開始時から」

罠モンスター、という特殊なカードの扱い方を知らなくとも、
「遊戯王の基本ルール」に準えて一個ずつ考えていけば、勘違いすることなく解決していける
問題でした。

登録タグ: イベント運営  ジャッジ  遊戯王 

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テーマ:日記投稿日時:2012/02/05 01:50
TCGカテゴリ:
表示範囲:全体
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