Shangri-La

帝です。

大会運営の舞台に戻り、諸作業に取り組んでいます。
年末の『第五回Tetsu Champion Ship～Broken Activation～』が最たる目標である事は変わりありませんが、そのプロモーションも兼ねて近頃は独自の観点で大会運営に取り組み、知見を培う努力をしています。

まず、直近の活動で言えば関東で開催した『VAVAカーニバル』がそれにあたります。
鹿児島から上京したVAVA君とは古くから交流があり、彼が大会運営にも興味を持っている、との事だったので自らのノウハウを活かし、今後の自分の関東での土台作りも兼ねて簡単な大会を開きました。
それが『VAVAカーニバル』です。
宣伝は、mixiを中心に、自分から声をかけて回れる範囲で行わせて頂きました。
なので、大会告知はネット上のどこにも掲載されておらず、大々的な宣伝は行っていません。

理由は二つあります。
一つは、大規模な宣伝は自らの手間となる事。大会運営は最高効率を目指していくべきです。
そのため、自分が頼める範囲の人に依頼し、宣伝を手伝ってもらいました。
当初は僕が関東に知人が少ないあまり、Ford、きんぱみ、VAVA君には迷惑や負担をかけたように思います。
そして、このスタイルは今後も継続する予定です。
「人脈があってはじめて大会は開ける」
その理念を、効率の追求と共に実現していきたいと思います。
二回目開くなら参加したい、という声も早速頂いており嬉しい限りです。

二つ目は、大規模大会に対する反面教師です。
どういう事かというと、人が多いのはいいことですが、多いからこそ発生する問題が多すぎた、という事にあります。
最近で言えば不正行為は顕著な事例と言えますね。
人が多ければそれだけ賞品も豪華になり、豪華であればあるほど不正行為の助長に繋がる。
それ以外にも、参加者が全てマナーの良い人間かと言われればそんな事はありません。
そうした規制の意味も兼ねて、声をかけられる範囲でしか声をかけないようにしました。

この手法を実現した事での収穫は、何より、自分の負担の少なさでした。
経済的な負担は勿論ありましたが、精神的な負担は本当に少ない。何故なら全員気心の知れた人たちだからです。
自分としても非常にスムーズな運営が出来たと思っていますし、今後はよりスムーズな運営が目指せると考えています。

さらに、こうした機会を経ての副次作用も多くあります。
一つは、交流。
イベント開催における最高にして不動の目的です。参加者同士の事を全て知っているのは自分だけですが、
大会における対戦等を経て参加者同士の間に新たな縁が生まれる事、そのための手伝いができる事は
毎度の事ながら本当に嬉しく思います。
もう一つは、肝心の大会宣伝です。
『VAVAカーニバル』、そしてカーニバル参加者の中から複数名が運営に参加された翌日の『銀座CS』。
これら両方を通じて『第五回Tetsu Champion Ship～Broken Activation～』の宣伝を行わせて頂きました。
(実際に自分が宣伝してる様子を写真に撮ってもらえれば良かったな、と思ってます。)
本業のプロモーションもこなせて一石二鳥です。

そして、ここ最近自分の周囲で遊戯王を始められる方が増加傾向にあります。
一部地域の店舗のストラク売上に貢献してるかもしれませんね(笑)
そこで日頃帝が遊戯王の大会運営に携わっている事を知って下さっている方たちが、自分のもとへティーチング等の相談に来られます。
帝を頼って下さることはとても嬉しいです。
ルールを教えたり、一定のカード資産を提供させて頂く中で、絶対に回避できない障壁がある事を再確認しました。

それは、『エクストラデッキ』です。
つい最近ではエクシーズまで導入され、シンクロだけでなくエクシーズ・カードまで集める必要が出てきてこの『エクストラデッキ』というルールは新規参入の敷居を非常に高めてしまっています。
それは遊戯王に携わる一個人として重々承知していたものの、こうして人に教える機会が増えてきたことで改めてそれが課題として残り続けていることに気付かされました。
シングルカードの購入も結構身構えてしまいますし、だからと言って再販される様子もありません。
しかし、そのまま放置していては新規参入者の獲得が頭打ちになってしまう。

そこで、現在遊戯王初心者を集めた、初心者大会の開催を考えております。
上述の課題を改善すべく、『エクストラデッキ』において使用頻度が高いカードを賞品として用意する予定です。
賞品の配布方法も検討中です。
優勝者はその功績を讃えられるべきですが、だからと言って成績が奮わず次の遊戯王に対するモチベーションが低下してしまうのはそれ以上に重視されるべき問題点です。
勝負というのは往々にして、勝つ人より負ける人のほうが多いですから。
そうした人たちに対しても配慮していける大会を考え中です。

ルール覚えた。
カードもしっかり揃った。
自分は、今後も遊戯王を「継続」していける。頑張ろう。

プレイヤーの人がそう考えた時、
その目標として『Tetsu Champion Ship』があったなら、と思います。