Shangri-La

心ごと全部乗っ取るくらいの 誰かのウイルスになる

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「情報」とは

帝です。

http://iamthebornofmycard.info/blog/?p=7711
先週に刊行された、『‡週刊福岡決闘者‡』第129号にてまた文章を
投稿させて頂きましたのでこちらにも掲載させて頂きます。




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情報。
それは、生命活動に影響を与えるすべての事象。

日本語における「情報」は、電話機が発明されたのとほぼ時を同じくして出版された書物の中にフランス語の翻訳として書かれたもので「敵”情”を”報”知する」という意味に由来する言葉である。
言語としては、英語のinformationはinformという動詞から成り、それはinformareというラテン語から派生したもので「思考に形を与える」「形成」「教える」といった日本語の意味を持つ。

では情報そのものとは一体何なのか。
データという言葉がある。現代では馴染み深い言葉であるがその真意を理解している人はどれだけいるだろうか。データとは「与える」を意味するラテン語に由来し、それは構造がなかったり整理がなされていないものを指す。一方で情報とは、反対に、構造を持ったデータの集合体を意味する。

人々は何故、この「情報」を求めるのか。
それは、成功するからである。
情報を制する事で成功し、そして合理的に快や富を手にする事ができるからである。

無知は罪である。何も知らない事は、それを知る人との間で衝突を生み出す恐れがある。
よって、人は相手との認識の差異を穴埋めするために知識を得ようとする。

極めて非効率的、極めて不平等なこの世界において、唯一、情報こそが救済とみなされる。

『何かを伝える、よりも、何を伝えるか。』
情報は、量ではない。そこには信用し得る確実さ、正しさ、「質」が求められる。
正しい情報を手にする者は正しい情報を手に入れる事ができ、そして正しい情報を手にするに足る者となる。
「価値」。それは、情報にとって必要なもので、それさえも我々は伝えていけたら、と思う。


日本代表選考会アンケート配布・デッキレシピ回収。
ブログ上での迅速な情報公開。
選考会環境考察および諸活動の総括、投稿。
世界大会ウォッチングそして翻訳作業。

自身は協力者の立場であったが、遊戯王を通じ、情報を取り扱う場面の多かった今期。
寧ろだからこそ、情報の取り扱い・それに対する対応/態度など、考えさせられる場面が非常に多かった。

選考会結果に関する噂話や、今ではちょうど新制限リスト発表において、誤情報が乱立し、何が正しいのかの判断、そしてそれを見極める事が正しい事という”錯覚”に陥る人間が非常に増える時期。

正しい情報を知ったから、正しい。
そうではない。

今回の経験を通じて理解し得た事をこうして筆者後記で投稿させて頂く事となっただが、これを機に、一人でも多くの決闘者の「情報」への認識が変化する未来に思いを馳せつつ、筆を擱かせて頂く次第である。

心を豊かにさせるヒントとして、情報があるのかもしれない。


またお会いできる時まで。



福岡大規模非公認大会開催組織「TCS運営委員会」大会記録担当


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テーマ:日記投稿日時:2010/09/01 19:34
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