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今回も「筆者後記」を担当。
上記のリンクより「一周年記念対談」をクリック頂くと、帝とTetsuとの対談を録音したmp3ファイルをダウンロード可能となります。
PC環境が無い方のために、対談内容を書き起こした文章も同時掲載しましたので、今回はそちらを掲載させて頂きます。
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~Contents~
01.契機
02.目標
03.展望
04.結び
今回の対談は以上、4項目によって構成される。
~Profile~
・Tetsu
「━━━━体は札で出来ている。」と称し、文字通り全身全霊を持って「遊戯王」に臨む漢。
遊戯王ユーザーとしてデュエリストであり、またその戦いの場を用意し取り仕切るイベンターであり、情報発信に始まる活性化活動も続ける。
平時においては‡週刊福岡決闘者‡の投稿、付随して拠点とする福岡の内外や二次元三次元を問わず奔走。
年末には最たる実績であろうTetsu Champion Shipを主催。
一括りに出来ない遊戯王に対しての活動を、総じて
「担い手」と呼ばれることもしばしば。
・帝
広島在住のカードゲーマー。「遊戯王やろうぜ!!」非公認全国大会を契機に、遊戯王非公認大会の様子を対外的に伝えるべく全国各地でレポートを執筆。
現在は「TCS運営委員会」に所属し、大会記録担当に就任。
『戦場のヒエログリフ-monarch the record-』と銘打ってレポート制作活動を継続中。好きな言葉は「洗練」「継承」「進化」。
目標は「遊戯界にいてくれてよかった、と思われる存在になる事」。
01.契機
Tetsu:今回の筆者後記はレポーター活動を続けて一周年を迎えた
帝さんと対談してみようと思います。
帝さん、こんばんは。
帝:こんばんは。
Tetsu:急遽決まった対談…、夜も結構遅いですが、どうですか。
テンションのほうは。
帝:テンションのほうは…あまり上がらない感じで…(苦笑
人々が寝静まった夜更けの時間帯。
自然と声のトーンも低くなって、担い手と紡ぎ手の初対談が始まる。
帝:話せる事を話すようにします。
Tetsu:何でレポーターになったのか聞いてもいいですか。
何故なったのか、気になると思うんですよ。
帝:きっかけは他のゲームなんですけど、MTG(Magic;The Gathering
の略称)が大きい大会をするとジャッジの人(厳密には大会運営
スタッフや関係者)などが大会のレポートを取ったりしていて…
その大会記録をカバレッジと言うんですけど。
Tetsu:はい
帝:そのレポートを見て、小説でも演劇でも映画でもない…だけど
ノンフィクションである、カバレッジっていうものに新しいエン
ターテイメントに感銘を受けた事が、きっかけで。自分が長く
携わっているゲームである遊戯王でも出来ないかな、と思って
(実際に)やってみたのがきっかけですね。
Tetsu:なるほど。レポーター活動をし始めてから、自分がよく言う
”台頭”と言いましょうか、世間に出始めたのは結構最近、
それこそやろうぜが最初だったんですか。
帝:そうですね、表に立ったのは。それまでは本当に個人で活動
していて。一応古参プレイヤーなので、日記やブログを通じて
昔から情報発信はしていたんですが、自分から表舞台に、それ
こそイベント運営を手伝ったのはやろうぜが最初でしたね。
Tetsu:やろうぜからも一年経ちましたけども、なかなかに奇怪な
出会いをしたもんですね。
会場でいきなりおっきい人がおるって思ったら…
なんかにやにやしながら紅葉饅頭持ってきて…。
帝:広島ですからね(笑)
Tetsu:帝さん広島出身でしたっけ。
帝:いや、自分は生まれと育ちは愛媛県で、
今は広島県で暮らしています。
Tetsu:そういえば愛媛に帰省されるなんて話も聞きましたね。
帝:夏とか春、あとは正月には帰るようにしていますね。
すごい田舎なんですけど。
Tetsu:人間ポイントが出ましたね。人間っぽい所が。
帝:人間ポイント(笑)
今までレポート書いてた自分人間じゃないみたいな言い方(笑)
02.目標
Tetsu:一周年を記念してどういう事したいですか。
帝:したい事ですか。何でしょうねぇ…いや今何が出来るってわけ
でもなく、自分もちょっと忙しい時期なので(苦笑
まあ強いて言うなら引き続き今年「も」レポーターをやり続ける
事、ですね。
Tetsu:一年間いろんな所でレポート書いてましたもんね。
帝:やろうぜに始まり、Tetsuさんたちと縁があって、九州にも何回
も行きましたから。
Tetsu:そうですね。広島の人が九州に何回も何回も。
帝:チャンプの方に呼ばれたり(笑)
Tetsu:どっかのチャンプが(笑)
それこそ長崎がデビューだったんですかね。
帝:そうですね、確かに長崎が最初でした。
Tetsu:今では隔週で筆者後記も書いてもらって。
まさかこんな事になるとは。
帝:ですね。
Tetsu:あの紅葉饅頭がここまで大きくなるとは。
帝:有名になりたいなら紅葉饅頭。
Tetsu:!?
帝:有名、じゃないな…
”人との縁を作る”なら紅葉饅頭…みたいな所がね。
少し間をあけて
帝:次いきましょう(笑)
03.展望
Tetsu:今後の展望。
どういう事をやっていきたい、などあると思うんですよ。
Tetsu:それを言ってもらっても…構わんだろう…?
帝:言ってもらっても(笑)
帝:「—-ついて来れるか。」
Tetsu:それはまだ早い
帝:まず目標が三つあって。
Tetsu:はい。
帝:一つは、イベントに携わって大会記録を取らせて頂いているわけ
ですけど、そこには参加費があるわけじゃないですか。その参加
費って映画一回鑑賞するのと同じくらいの金額ですよね。
Tetsu:そうですね。
帝:レイトショー観るような…
新しい形の映画(としてイベント)を観に行く気分でイベントに
遊びに来てもらえたら。
Tetsu:ほほう、えらく大きく出ましたね(笑)
帝:運営の人たちは監督なんですよ。僕はカメラマン。
そう思ってもらえるようにレポートを頑張って書くのが自分の
仕事です。
Tetsu:さしずめ自分は「超監督」みたいな。
帝:まぁどこぞの宇宙人でも未来人でも…何でもいいですけど(笑)
帝:二つ目としては、どういうデッキが主流でそれに対して皆がどう
考えてるのか、などのメタゲームについてであったり大会の様子
を振り返るにあたり、参考にし得る一つの資料・文献としての
価値をさらに高めていきたい、っていうのがありますね。
Tetsu:また大きく出ましたね。
帝:僕個人が今思ってる事であって実現できるかどうか分かりません
が…、まぁ実現させますよ。
多くの人の参考になる記録を取れたら良いかなと思っていて、
例えば、この人ならこの盤面をどう切り抜けた、とか。
帝:あとは、ときどき誤字脱字とかもあって修正してもらったりは
してるんですけど。
Tetsu:週刊福岡のことですか(笑)
帝:(笑)
帝:まぁ間違ってる所があれば、編集担当が付いているわけでもない
ですけど、今はTCS運営委員会に所属させて頂いているので一旦
Tetsuさんに目を通して頂いているのですが。
Tetsu:はい。
帝:表現の仕方など、引き続き文体にも注意して書いていきたいと
いうのはありますね。
やはり読みやすいもの、読んでて楽しいって思ってもらえるもの
を書いていきたいですね。
Tetsu:志が大きい事は、態度と身長が大きいという(事と同じ)
帝:態度はでかくない。
Tetsu:三つ目いきましょう。
帝:三つ目の目標…、これは一番大きいかもしれないですけど、
やはりイベントの運営に”協力している”んでなくて協力
"させて頂いている"ので、そのイベント自体をより多くの人に
認知、知って頂くのが大切と考えています。自分のレポートを
通じて、こういうイベントが遊戯王にはあるんだ、という事を
トーナメントプレイヤーに始まり、お店でフリープレイしている
ような”非”トーナメントプレイヤーの人たちにも知ってもら
える、レポートがきっかけであって欲しいですね。
Tetsuさん率いる、TCS運営委員会。これがより多くの人に認知
されるようになれば、それはもう、レポート書いて良かったな、
と本当に心から思えるので、イベントを認知してもらえるように
なる事が三つ目の目標ですね。
Tetsu:ほほう。
帝:長くなりましたが、
帝:一つ目が、新しい形の映画と思って欲しいと。
帝:二つ目が、資料としての価値を向上させる事。
帝:他の地域でも大会の記録書いてる方いらっしゃるらしいですけど
比較すると、僕の書くレポートって若干叙情的な部分もあると
思うんです。
Tetsu:ジョジョ?
帝:バアアアアアアアンとかズギャアアアアアンの方ではない。
帝:詩的といいますか、リリック的といいますか。
(寝ぼけて表現を間違えていますが、poeticのことです)
Tetsu:DDクロウ?
帝:抒情詩とか言うじゃないですか。資料としての価値も向上させる
べきだとは思うんですけど、僕のレポートを見て、読者は感激
してくれる人であって欲しいんですよね。
帝:今、人間性が伴っていないといいますか、没個性的といいますか…
何に対しても無関心な人たちが増えてると思うんですけど、僕の
レポートを見て何かを感じ取ってもらえるような人であって
欲しいと思っています。
帝:人がカードゲームやってるのか猿がカードゲームやってるのか
分からない今だからこそ。
帝:感受性豊かな読者であって欲しい。同時に、自分もそうできる
レポート作りを目指していきます。
帝:三つ目はイベントの認知ですね。
TCSがあるんだ、っていうのを知って欲しい。
Tetsu:なるほど。帝節炸裂のずっと俺のターンでしたね。
帝:そうですね。ちょっと長く話し過ぎてしまったんですけど。
Tetsu:今回は帝さんの一周年、一周年と言わずこれからも続いて
いく活動を祝しての対談という形ですから。
Tetsu:帝さんに話して頂けるのはありがたい事です。
帝:いや、こちらこそありがとうございます。
(音声が途切れてありがとうしか聞こえていません)
Tetsu:ありがとう!?
帝:いや、ありがとうございますって言いましたよ!
Tetsu:どうもマイクの調子が(笑)
04.結び
Tetsu:最後に、帝さんのシメなり、モットーなど言ってみては
どうですか。
帝:Tetsuさん、「格好良さ」っていう事について考えた事は御座いますか。
Tetsu:なるほど?どこぞの騎士を真似たりどこぞの弓兵を真似たり
する男に格好良さを尋ねると。
帝:日頃考えるんですけど、格好良さってなんだろうな、って思う
時があって。
帝:僕の中で結論として、二つあるんですけど。
Tetsu:二つ?はい。
帝:一つが、人と同じ事をすること。
帝:たとえば、踊りとかあるじゃないですか。日本舞踊であったり
地域のお祭り踊りであるとか、全員動きが揃ってるじゃないです
か。
マーチングバンドだったり海外の兵隊の行進だったり。
Tetsu:ああ、はい。
帝:全員が一同に揃ってる事って綺麗で、綺麗に見えるものって
やっぱり人間にとってかっこいいんですよね。
Tetsu:ほうほう。
帝:あとは、行為だけじゃなく、立ち振る舞いなど。
帝:当たり前に出来る事を当たり前に出来る事もまた格好良い事だと
思うんですよ。
帝:もう一つが、人と違うことができたらそれはやっぱり格好良い
かな、と。
自分にできない事、ですね。要するに。
Tetsu:はい
帝:他の人が今までした事がない未知の事をするのもまた格好良い事
だと思うんです。そんな風に考えて、自分の中で「格好良さ」
っていうのは、人と同じ事をすること、ないしは人と違う事を
する事が格好良い事なんだと結論に辿り着きました。
帝:自分はそれまで、遊戯王の世界に無かった、あまり認知されて
いなかったレポーター活動そしてレポーターという新たな役職を
作り出した事は、他の人がしてこなかった事なので、自分が
してる事は格好良いと思ってて。
帝:自分で言うのも何ですが、自分が今レポーターとして活動してる
事は格好良い事だなって自信をもって言えるんですね。だから
これからもレポーターを続けていきたいと思います。
帝:あとは、フィーチャーマッチテーブルでいつもレポートを書かせ
て頂いてるわけですけど、そのレポートを取る場所においてプレ
イヤーの人たちは、等しく、平等であってほしいと思うんですよ。
Tetsu:平等で。
帝:それまで、練習量であるとか実績であるとか、人の背景って
全然違うはず。
それでも自分が記録を取るテーブルに対峙した時は、その両者は
等しく平等であってほしい、と。
レポートを取られる上ではどちらも平等であると。
帝:変な言い方になるかもしれませんが、強い人にとっては、より
高みを目指せる舞台であって欲しい。
そうでない人にとっては、強い人と対戦できる場所。
でもやはり勝負ですから、決して勝てないわけではない。
お互い五分五分なんですよね。
帝:そのように、自分がレポートを取るフィーチャーマッチテーブル
は平等の場所であってほしいです。
帝:そうするために自分もレポートを書いていきます。
帝:あと、遊戯王だけでなくトーナメントのカードゲームをプレイ
する上で、個人個人が何かしらの目標を設定すると思うんです
けど、その一つに「レポートを取られたい」って目標の一つに
挙がってもらえるようになれば嬉しいですね。
帝:そうなれば、レポーター冥利に尽きます。
(極みという変な事を言ってますが)
Tetsu:なるほど。
Tetsu:少なからず、そういう場面を何度も見てきましたよ。
TCS然り、前に福岡に来られた時も、碑文を見て、そこに
書かれる事もそれまでは敷居を感じる部分あったかもしれ
ませんがやはり嬉しいと表情をする人がいたのを見てきました。
Tetsu:最初の感受性の話じゃないですけど、良い評価っていうのは
特に結果を伴わないと無いじゃないですか。
自分たちもそういう場にいるわけですし。
帝:確かに。
Tetsu:ネットとかでも盛んな遊戯王ですけど、そういう実際の場に
おいて触れ合う機会が自分たちにはあるから、それを帝さん
のレポートなどを通じて対外的に伝えていけたならよりよい
環境になっていくんでしょうね。
帝:そうですね。
TCSって本当に良いイベントなので、いろんな人に知って頂き
たいですね。
Tetsu:やろうぜもそうですが、帝さんがTCSに所属されてから一年目
にも、またこういう対談が出来るかもしれませんね。
帝:ですね、まだTCS運営委員としては一年目ではないので(笑)
また何か話せる事があれば。
Tetsu:これから選考会と、非公認大会が全国各地、九州でも開かれますからね。
帝:本当に盛んですね。
Tetsu:また碑文が増え、帝さんももっと大きくなって。
帝:身長的な意味で、ですか!?
Tetsu:人間としても大きくなって上から目線もこう。
帝:失礼極まりない話(笑)
Tetsu:と言いますのも、この対談、この時間なんなんですか。
帝:ソフトの不備等あって本当に(苦笑
Tetsu:帝さんなんなんすか
帝:もっと早い時間にしたら良かったですね。
Tetsu:全国の皆さんに謝ったほうが良いんじゃないですか。
帝:いや、でもこれ聴いてる全国の皆さんは好きな時間に聴けてますよ。
Tetsu:こんばんはー、って言っときながらなんで昼間なのに、みたいな。
帝:まさに無双ですね。無双っていう身内ネタですけど。
Tetsu:そんな感じですかね。準備が整わなかったのでアドリブになってしまいましたが。
帝:常にアドリブですね。
Tetsu:少しでも帝さんにとって、転機と言っては何ですが、一周年で思い出に残ったなら幸いです。
帝:このような場を設けて頂いて本当にありがとうございます。
Tetsu:それではみなさん。
今年も、今年の年末も。またお会いできる事を楽しみにして、今日は帝さんと締めたいと思います。
Tetsu:ありがとうございました。
帝:ありがとうございました。
「これからも、遊戯王」
Tetsu:帝さーん
帝:はい。
Tetsu:何で切ったんすか。微妙に切れが悪い。
帝:そうなんですか。録音切りましたよ。
Tetsu:こっち切ってないんですけど。
帝:えぇぇ…。
Tetsu:最後にこれ言っといたほうがいいですか。
「“━━━━ついて来れるか”」
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テーマ:日記 | 投稿日時:2010/06/02 01:04 | |
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